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久常涼 2週連続トップ10で出場資格をゲットした「シグニチャーイベント」とは?

2026/02/10 ゴルフサプリ編集部

開幕から好調の久常はシグニチャーイベントの出場権を獲得。(写真は2026年ウエイスト・マネジメント・フェニックス・オープン 撮影/Getty Images)

松山英樹がプレーオフで惜敗したアメリカPGAツアー「ウエイスト・マネジメント・フェニックス・オープン」で久常涼は10位タイだった。3日目には松山と最終組で回るなど前週の2位に続く活躍でシグニチャーイベント2連戦の出場資格をゲットした。2024年から始まったこの“格上大会”はどのようなものなのか。

「WMフェニックス・オープン」3日目は松山英樹と最終組 ポイントランキングは8位に浮上!

前週の「ファーマーズ・インシュランス・オープン」でキャリアハイの2位だった久常は好調をキープ。
2日目には一時、首位にも立ち、3日目は最終組で松山と一緒に回るという日本のゴルフファンにとっては夢のようなペアリングが実現します。

最終結果は10位でしたが、2週連続のトップ10入りでポイントランキングは8位に浮上。
これによって12日開幕の「AT&Tペブルビーチ・プロアマ」と翌週の「ジェネシス招待」の出場資格を得ました。

この2大会は「シグニチャーイベント」という、PGAツアーの中ではメジャー4大会と「プレーヤーズ選手権」に次ぐ格の大会です。

優勝者に与えられるポイントは700ポイント。通常の大会は500ポイントで、メジャーと「プレーヤーズ選手権」は750ポイントなので、他の大会よりも“格上”になっていることがわかります。

1大会の賞金総額が31億円! 2024年に始まった「シグニチャーイベント」とは

メジャーといえば「マスターズ」「全米オープン」「全英オープン」と「全米プロ」の4大会で「プレーヤーズ選手権」は“第5のメジャー”とも呼ばれます。

では「シグニチャーイベント」とは、どのような大会なのでしょう。

代表的な、といった意味の「signature」が付くシリーズは2024年に始まり、2026年は8大会が開催されます。
各大会の賞金総額は2000万ドル(約31億3000万円)と超高額。
「WMフェニックス・オープン」は賞金総額960万ドル(約15億円)だったので、倍を超えます。

8大会のうち選手がホスト となっている「ジェネシス招待」(タイガー・ウッズ)「アーノルド・パーマー招待」と「メモリアル・トーナメント」(ジャック・ニクラウス)は予選カット(第2ラウンド終了時の50位以内または首位と10打差以内)があり、優勝賞金は総額の20%。
他の5大会は予選カットがなく、優勝賞金は総額の18%となっています。

出場できるのはPGAツアーのメンバーで、前年シーズンのポイントランキング50位以内。そのシーズンの優勝者。各大会直近の世界ランキング30位以内などの資格から、まさにエリートのみが出られる大会です。

では昨シーズンのポイントランキングが84位。最新の世界ランキング78位の久常はなぜ出ることができるのでしょう。

昨年のポイントランキング84位。最新の世界ランキング78位の久常が出られる理由は

「シグニチャーイベント」の出場資格には、前述のようなエリートレベルを満たさなくても勢いのある選手にチャンスを与えるための「スイング5」というカテゴリーもあります。

これは直近の「シグニチャーイベント」との間に行われたフルフィールドの大会での獲得ポイント上位5人(他の資格を持つ選手を除く)が出られる、というもの。

今回は開幕戦の「ソニー・オープン」から「WMフェニックス・オープン」までが対象で、久常は2位となりました。

「AT&Tペブルビーチ・プロアマ」と「ジェネシス招待」は2週連続で開催されるため、一気に2試合の出場資格をゲット。
もし出られていなければこの2週間はポイントも賞金も稼ぐことはできなかったので、この差は大きいです。

久常は昨シーズン「RBCヘリテージ」で「シグニチャーイベント」に初出場して18位タイ。50ポイントと22万6055ドル(約3578万円)を獲得しました。

10位タイだった「WMフェニックス・オープン」での70ポイントと24万2400ドル(約3794万円)と比べてもそん色ないことから、高い設定となっているかがわかります。

「アーノルド・パーマー招待」にも出られるチャンス!

「ジェネシス招待」の2週後に開催される「アーノルド・パーマー招待」の「スイング5」は、両大会の間に開催される「コグニザント・クラシック」の獲得ポイントが現在までのポイントに加算されるだけなので、現在2位の久常にとっては有利ともいえる状況です。

2026年の4試合で稼いだポイントは287.125で賞金は99万4177ドル(約1億5559万円)と、昨シーズン30試合でのトータルの約半分に達している好調ぶり。

この勢いを持続させて、ポイントも世界ランキングもどんどん上げてほしいものです。

(文/森伊知郎)

シグネチャーイベント

「ザ・セントリー」※2026年は開催中止
「AT&Tペブルビーチ・プロアマ」(2/12~15)
「ジェネシス招待」 (2/19~22)
「アーノルド・パーマー招待」(3/5~8)
「RBCヘリテージ」 (4/16~19)
「キャデラック選手権」 (4/30~5/3)
「トゥルーイスト選手権」 (5/7~10)
「メモリアル・トーナメント」 (6/4~7)
「トラベラーズ選手権」 (7/25~28)

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