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なんでドライバーを打ったあとにアイアンを打つとトップするのか?正しい「振り感」の合わせ方

【ダグ三瓶・クラブ選びの超知識】

2026/02/15 ゴルフサプリ編集部

続いて、では、「ドライバーとアイアンなどでは、どうしたらよいのか?」というお話にしましょう。
なぜかというと、ドライバーとアイアンでは、その長さがが大きく違いますし、また、シャフトの重さも大きく違う場合が多いです。
メーカーの標準スペックでも、ドライバーのシャフトは50g台が多く、アイアンは90g台くらいが多いとみています。

そうなると、すでにシャフト重量だけで40gも差があるわけで、かつ、長さも、ドライバーと7番アイアンでは、8インチ(20センチ以上)も違います。
これを同じスイングウエイトで比較するのは、なかなか難しいということをまずはご理解いただけると嬉しいです。

基本的に言えば、スイングウエイトは総重量が重くなれば、重い数値になり、軽くなれば、軽い数値になります

ドライバーと7番アイアンの総重量の差は、100gにもなることがあり、本来はスイングウエイトも大きく変わってくるはずですが、メーカーの基準では、どちらも「D0」近辺に設定されていることが多いです。
そのため、たいていの場合、ドライバーはすでに振り重い可能性があることを考えていただければ嬉しいです。

当方のフィッティングでも、アイアンを打っていただいた直後にドライバーを打っていただくとダフる方が多く、ドライバーを打っていただいた直後にアイアンを打っていただくとトップしたりする方が多いのは、この影響です。
ドライバーの方がアイアンよりも振り重い、と感じている証拠となります。


振り重いドライバーを調整するには?

こうなった場合に、調整する方法としては、2つ考えられます。
ドライバーを軽くしていく、もしくは、アイアンを重くしていく、ということです。
基本的には調子のよい方に合わせていくのが良い場合が多いですが、コースでの使用状況から考えて、アイアンを中心に考えて行きたいので、アイアンの重量をしっかりと合わせていき、振りやすくしたうえで、そのアイアンにドライバーを合わせていくことが良いでしょう。

となると、たいていの場合で、ドライバーを軽くしていくことが多くなります
では、どのくらい軽くしていくのか?という話に移っていきましょう。

そこで、上記しましたように、D0~D3くらいの狭い範囲から一度離れて欲しいというお話になってきます。

例えば、数値だけのお話をすると、総重量10gでスイングウエイトは1ポイント変わります
つまり、もし、アイアンとドライバーで総重量の差が100gということであれば、10ポイント変わっても数値上はおかしくない、ということになります。

簡単に言えば、総重量が400gの7番アイアンの振り感が「D0」で良くて合わせたい、となった時に300gのドライバーのスイングウエイトは「C0」くらいから考えて行った方が数値的には良い可能性があります。
「C0」!と聞くと、「軽すぎる!」と反応する方がいらっしゃいますが、そのスイングウエイトで実際に打たれたことがある方は少ないと思います。

もちろん、どういった構成で「C0」にするのかによっても振り感は変わりますので、スイングウエイトだけで語るのは難しいのですが、当方が考えている「C0」は、ヘッドのウエイトを下げて行って、かつ、44インチくらいに短くしたドライバーという感じでご理解いただけると嬉しいです。

実際のフィッティングの際に、本当によくあるパターンとして、もちろん、まずは、ドライバーに悩んでいる方という前提でフィッティングに来られた際に、よくあるパターンは、

ドライバー:B8~9
アイアン:C6~7

みたいになります。

この時のシャフトは、ドライバーで60g台、アイアンで120g前後、といういう感じです

おそらく、見たことのない数値に感じる方も多いでしょう。

少し極端には述べていますが、このようにしたことで、結果が良くなっていることが多いので、このくらいやってみてからいろいろと試していくことをお勧めしたいと考えております。

よく、ヘッドを軽くすると飛ばなくなるのでは? と聞かれる方が多いです。
もちろん、物理の現象では軽いヘッドはボールに与えるエネルギーが減るのは間違いないのですが、これまでの実験結果から、ドライバーのヘッド重量は180g以上あれば、そこまで大きな影響は出ない、と考えています。

それよりも振りやすくなって、確実にボールを捉えられるようなる方が先決ですし、ヘッドを軽くしていって、振りやすくなるとヘッドスピード自体が上がるので、当フィッティングにて飛距離が落ちたという方はいないと言っても良いでしょう。

スイングウエイトを軽視した方が良いということではなく、スイングウエイトも一つの数値であり、参考にはしても良いのですが、それだけに頼るのは危険ということで、いくつかの例を挙げさせていただきました。

狭い範囲で軽い、重いを決めつけず、幅広くお試しいただくことで、自身の最適なスイングウエイトも見つかると思います。
お試しいただけますと嬉しいです。

ダグ・三瓶(だぐ・みかめ) ブリヂストンスポーツ、アクシネット ジャパン インクと日米2つの大手メーカーに所属。その中でクラブ開発、ツアー担当、マーケティング、フィッティングなどを担当。ツアーレップ時代にはあのボブ・ボーケイ氏に日本で唯一の弟子と認められていた。現在、フリーとなり迷い多きアマチュアゴルファーにアドバイスを送ってくれることとなった。

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