インパクト後、ボールは打出された瞬間から回転を始めている。
ロフトがついているぶん、ヘッドの運動方向に対してフェースの向きは垂直になっていない。
ヘッドの運動(V)は、フェースに垂直な方向の(A)と水平な方向の(B)に分けられる。
フェースと水平方向の運動(速度)B がバックスピンを生む。
ボールを紙の上に置き、紙を右方向に引っ張るとボールは反時計回転をしながら右方向へ移動する。
最終的にボールにはバックスピンが掛かり、図4で右方向に引っ張られる分だけ、フェースに垂直な方向より少し下に打ち出される。
サイドスピンがかかるメカニズムもバックスピンと全く同じ。
打ち出し角が5度ズレても、真っすぐ飛べば230ヤード先で約20ヤードしかズレない。