バウンスで砂を叩けば砂の爆発力でボールが勝手に出て行く
バンカーショット9ドリル【前編】
2020/08/23 ゴルフサプリ編集部
自分から見て線の少し左側にボールがあると想定して練習しよう。
線の上にヘッドを正確に入れてインパクトの打点を安定させるのがこの練習の一番の目的だ。
バウンスで砂を叩けば砂の爆発力でボールが勝手に出て行く。
線の右側の砂を打ってしまうのは手前をダフりすぎている証拠。
線の上に正確に入れられない場合は、腰を落として重心を低くして構えよう。軸ブレがなくなり、打点が安定しやすい。
上体を起こした構えではスイング中に体が上下動しやすく、インパクトが安定しない。
右手だけでクラブを持つ。右肩支点で振ればスイング軌道の最下点がボールのやや手前側となり、自然にダフらせることができる。
右手だけでクラブを持つと重く感じられるが、体の回転を使ってしっかりバックスイング。
右手片手打ちドリルをすると、力がなくても簡単に脱出できることを体感できる。この成功体験から自信が生まれるのだ。
クラブの重さに委ねて振り抜いていこう。クラブを途中で止めないことが大切なポイントだ。
バンカーの場合、左肩支点で振るのはNG。スイング軌道の最下点がボールの先となり、クリーンに当たってトップしやすいためだ。
ダウンスイングで右肩が突っ込んではいけない。クラブが鋭角に入り、フェースの刃が砂に刺さってしまう。
すくい打ちの悪癖を直したい人は左足だけで立つ感じで構えて練習すると効果的。
クラブをボールの少し手前から入れることができ、砂を薄く取って飛ばせるようになる。
すくい上げようとして軸が右に傾くと、スイング軌道の最下点がボールの手前20~30センチになってしまう。
鋭角に打ち込みすぎてトップがよく出る人は右足だけで立つように構えて練習しよう。
バックスイングは体の回転でクラブを上げていく。手上げにならないように注意。
自分の癖や生じやすいミスに合わせて左足立ちと右足立ちを選択しよう。
フィニッシュまで右足体重のままでバランスを崩さないようにする。
トップしてしまうのはインパクトで上体が突っ込んで、フェースの刃が直接当たってしまうのが原因だ。
通常の構えからフェースを寝かせるとフェースの刃が少し浮く。そこからフェースを開けばソールの面がもっと広く使えるようになる。
ソールの出っ張った部分をバウンスというが、インパクトでバウンスが跳ねて直進する感覚をつかもう。
人工芝の毛足が長いマットよりも毛足が短くて硬めのマットのほうが練習効果は高い。
ボールに当たって前に飛ぶのはNG。クラブヘッドに当たらず、ティの場所で落ちれば合格だ。
マットから3㎝くらいの高さのティにボールを乗せて、ダルマ落としの要領で打つ。