ヘッドスピードとミートを両立!『ヨコ+タテ』のマッチングで飛ばせ!
本気で飛ばしたい! あなたのための飛距離アップ4大レッスン PART2
2021/05/21 ゴルフサプリ編集部
ゴルフスイングは実はとてもシンプル。ヨコとタテの動きのマッチングによって構成されているんです(関)。
左腕が地面と平行になったら右へのヨコ回転は終了。骨盤ごと右を向けば肩も回りきる。ここから先はタテの動きの領域になる。
スイングのヨコ回転とは、お腹やお尻や骨盤といった体幹部を回すこと。そこがターンすれば胸や肩も自然に回る。
手首を使ったり肩の回転でテークバックすると体が回らない。
最初にピクッと動くのが左のお尻。クラブヘッドでも肩でもなく、この動きがテークバックのきっかけになる。
体幹が右を向ききったところからトップまでは、右ヒザと左肩が一直線上に位置するのが目安。
体幹によるヨコ方向の回転は、子どもが“イヤイヤ”をする時の動き。
切り返しで体幹を左にヨコ回転させて、上下の捻転差を作る。
切り返しは右のお尻から始動して体幹を左にヨコ回転させる。
ボールを投げる時に目標方向に足を踏み込み、腰をヨコに回してから腕を振るのと同じ。
左股関節を軸に骨盤ごと左を向けるイメージ。軸を変えてヨコ回転するとスエーせずに体重移動できる。
左ヒザがスエーすると右ヒザにつかない。また、右ヒザが内側に入ると右腰が下がってヨコ回転できない。
フォローからフィニッシュでは左右の太モモの間にスキ間ができない。
正しくヨコ回転できるとフィニッシュで両ヒザが近づき目標を向く。
バックスイングの裏返しで、フォローで右腕が地面と平行になった時、左ヒザの上に右肩がくる。
写真のように腰にクラブをあてがった状態で、体幹をヨコ回転させる。クラブの向きで腰が正しく左右に回っているかがわかる。
両足を揃えてティアップしたボールを打つ。スリークウォータースイングで打ち、着弾するまでボール見る。ヨコ回転できないとフィニッシュで止まれない。
体幹の右回転が終わったところからトップに向かうには腕を上げるしかない。コックが伴うことでヘッドの運動量が増える。
バックスイング側、フォロー側ともヨコ回転が終わったら手首をコック。バックスイングで左ヒジはなるべく曲げない。
ヒジの曲げ伸ばしと手首のコックを併用、体の正面でV字にクラブを上げ下げするのがタテの動き。
手首が制御するタテの動きはコックだけ。テークバックで手のヒラ側や甲側に折れてはダメ。両ヒジから先のロールも極力抑えたい。
手首が親指側に折れるコック以外は入れないようにする。
写真はテークバックからトップまでのタテの動き。腕をしなやかに使えると、トップに向かってオートマチックにコックが入る。
肉体改造したデシャンボーも飛ばしに不可欠な動きは忠実に行っている。
コックがないとヘッドの運動量は少なくなる。
コックを保ちリリースを遅らせるとヘッドの運動量が多くなり、最速でインパクトを迎えられる。
ヨコ回転にクラブのタテの動きを連動させるには、右ヒジを曲げたまま体の前の方に下ろすイメージをもって練習するといい。
リリースのタイミングが早いとインパクト前にヘッドスピードが最大になってしまう。
リリースが早い人は、自分の中での限界ギリギリまでコックを解かずにクラブを下ろしてみる。体の前でリリースされ、インパクト前にヘッドスピードがマックスになる。
クラブを逆さに持ち、壁を右にしてワンアームの距離に立つ。その位置でトップを作り、ゆっくりダウンスイング。クラブが壁に当たらないように下ろす。リリースが早いと壁に当たる。
PWで左足の前に置いたボールを打つ。ソール位置はセンターでOK。ダフらないためには、レイトリリースしてハンドファーストに打つしかない。ダフったらリリースが早いということ。
飛ばせるスイングは例外なく、バックスイングよりダウンスイングの円弧が小さい。「ヨコ」と「タテ」をマッチさせ、フォローに向かって大きな円を描くイメージをもとう。