小祝さくら流 超安定アプローチ術|体を回せば寄せワン連発!
曲げても外しても寄せワンでパー! アプローチ&パット上手になって90を切る PART1
2021/06/05 ゴルフサプリ編集部
高校3年生の頃から小祝さくらを指導している辻村コーチ。当時は上田桃子の専属コーチだったので、16年シーズン終了後から本格的に指導。
「最初は左足下がりから思い切って右ヒザを目標方向に回して、腰を回す感覚を教えました」(辻村)
左手首の角度を変えずに、左腕は伸ばしたまま、左腰の位置を変えずに左腰を回す!
左手首を動かさないためには、左腕から左の親指につながる部分の角度をアドレスから変えないように意識する。コッキングの動きが大きい人は、バックスイングの途中で左手首が曲がってしまう。
練習では右手で左ヒジを抑えたまま片手打ちすると、左腕を伸ばしたままアプローチする感覚をつかみやすい。フォローでは少しインサイド方向に抜くイメージでもOK。
左足の横には写真のように1本の棒があるつもりで、アドレスからフォローまで、その棒と左足の距離が変わらないように打つ。右足をしっかり回転させると体が回って、左足は安定しやすい。
ベルトのバックルとヘッドが一直線になることを意識して練習すると、手打ちの癖を解消して、体で打つアプローチになっていく。
アドレスしたときの手首の位置が肩の真下になっているので、アゴよりかなり手前。インパクトでも、手首は同じ位置を通過している。
アゴの下のラインを意識して、手首を前に出さないようにすれば、左腰を回す打ち方になる。野球で例えると外角ではなくて、内角のボールを打つときの体の使い方に近い。
手首が体から離れるほど、手が自由に動きやすくなってしまうので、フェースの向きや入射角が安定しないアプローチになってしまう。
ヘッド軌道としてはストレートよりも、インサイド方向に抜くイメージでOK!インサイド方向に動くとアゴより前に手が出なくなる。
練習ではヒール側に置いたボールをフェースセンターで打つと、インサイド方向に抜く動きをマスターできる。
フォローではフェース面が自分の胸から首の方を向いていればOK!
小祝さくらはアイアンでもアプローチでもフォローのときは両腕の中心に手首とシャフトが来ている。
手首を使わずに、体の回転で打てていれば、フォローでは自分から見たときのヘッドが1時を向いている。
手首をストレート方向に動かそうとすると、フェースを返してしまう。インサイド方向に抜く方が、体が回るのでフェースが返りにくい。
体の回転で距離感を出すには、フォローで胸が目標方向を向いている姿勢が大切。フェース面を変えずに、胸が回転できるようになると、体で距離感を出せるようになる。
フェアウェイや花道と同じ構えだと、ソール全体が芝に当たってしまうので、ヒール側が引っかかりやすくなる。
ボールを上げようとして、フェースを寝かせてしまうのはNG。エッジが地面から浮いてしまうので、エッジにボールが当たって大きなミスになりやすい。
日本のラフはボールが浮いているので、少しロフトを立てても、ボールの下をフェースがくぐっていけばラフからでも高く上がる。
打つ前のルーティーンで、ヘッドを体の前に出しながらアドレスに入っていくとセットしやすい。
最初にフェースをセットしてから、スタンスを時計の10時くらいの位置に移動させると正しいバンカーショットの構え方になる。
手首が体の中心から外れた時点で、手打ちのバンカーショットになってしまう。
バンカーは左足一本で立っている感覚でOK!左足体重になっているほど、ヘッドを打ち込んでいきやすいので上手く砂を飛ばしてボールがフワリと上がる。