1. TOP メニュー
  2. ゴルフギアにお悩み
  3. 4代目「JGRボール」を最速試打レポート! 最先端の飛距離特化型ボールは強力に飛ぶ!

4代目「JGRボール」を最速試打レポート! 最先端の飛距離特化型ボールは強力に飛ぶ!

2025/08/04 ゴルフサプリ編集部 篠原嗣典

2025年8月7日発売のブリヂストンスポーツ「TOUR B JGR ボール」の4代目をコースで試打したレポートをお届け!

打感にもこだわった人気ディスタンスボールの4代目

4代目「TOUR B JGR ボール」のコピーは、“メガ飛(ヒ)ット!”“進化した「弾き」、高初速で飛ばす!”だ。
効率良くつぶれてタメを作る+より素早く復元し、しっかり弾く=低スピン・高初速でメガ飛(ヒ)ット、となるように新しい「スピード マッスル テクノロジー」で「スピードマッスルコア」と「Neo HR-DRIVE インナーカーバー」を作り、組み合わせたことで可能にしたという。
もちろん、打感にもこだわって、ユーザーをハイレベルで満足させることを忘れていない。

新開発の「ストレートデルタウィング・ディンプル338」は、ディンプルの形状を見直すことで、直進性能を高め、風に強い弾道になるボールに仕上がった。
カバーも新開発した「Neo BOOST POWER カバー」というソフトアイオノマーカバーで、高初速と弾き感に磨きをかけた。

「TOUR B JGR ボール」に注がれるテクノロジーを並べるだけで、大ヒットボールの伝説をさらに伸ばしていくという意気込みとパワーを感じて、ワクワクする。

ブリヂストンスポーツの本気を感じつつ、試打ラウンドに突入した。
試打した日は、気温22℃〜30℃で、晴れ、微風、グリーンは9フィート。「TOUR B JGR ボール」はホワイトを使用した。

「TOUR B JGR ボール」を使用してラウンドし、わかったことを挙げる。

打音打感
音量はやや控えめ、硬質系と鞭系のミックスで残響最小限。
打ち応えはかなりやわらかく、手応えは芯感に重さがあり銀漢。

弾道スピン
低めの高弾道。曲がりに鈍感。ウッドは棒球系が得意。
アイアンも曲げにくいのに、スピンがしっかりかかる。

飛距離
ドライバー最長飛距離ホール250ヤード。
全クラブがちゃんと飛ぶ。ドライバーは約6ヤード飛ぶ。(前モデル比)


「TOUR B JGR ボール」は、ヘッドスピード40m/s用にチューニングされているのか? と思ったほどに、しっかり飛距離が出て、狙い通りに止められて、ショートゲームも良かった。
しかし、ヘッドスピードが46m/sの人や女性ゴルファーなど複数の知人に打ってもらってじっくりと観察して感想を聞くと、それぞれが“自分のために作られたようだ”と感じるようなのだ。老若男女のゴルファーが使用できるボールとして、完璧に仕上がっていると感心した。

飛距離性能で驚いたのは、ドライバーだ。前モデルも飛ぶと感じたが、それより5〜7ヤードは前に行くのだ。
打感のやわらかさや芯感の感触は「JGR」らしさを踏襲しつつ、さらに強く感じるように仕上がっていることは凄いことだが、それが飛距離に繋がっていくほど単純でもないこともよく知っている。
あれ? 予想していたよりも少し飛んでいる? という感じで、セカンド地点で少し驚かされた。テクノロジーが機能した結果なのだろうが、結果が全てである。拍手を贈りたい。

新しい「TOUR B JGR ボール」は、ディンプルの淵の角感が薄くなったことで、少し高級に見えるようになった。打音なども優等生的で、大人が秘かに使用するボールというイメージを持った。

実際に試打ラウンドで、ボールとしての完成度の高さを強く感じた。飛距離性能だけではなく、アイアンでグリーンを狙っても、ショートゲームでも、ツアーボールに近い性能を発揮してくれた。ディスタンスだけではなく、プラスアルファとして、基本性能が高いのだ。ボールが曲がらないことも、スコアアップに貢献してくれた。

打感はやわらかさが目立つが、最も感心したのは、ドライバーからパターまで同じ打感を味わえることだ。
実際には、ショートゲームだけ打音や打感が変わったほうが好みだというゴルファーは多く、ツアーボールでは、それがセオリーだという考え方もあるので、全てのクラブで同じ打感であることはかなり珍しい。
「TOUR B JGR ボール」は、飛距離性能だけでなく、打感という世界でも、他のボールではありえない体験をさせてくれるのである。

奇をてらうことなく、お手本のように目立たないのに、現実は特別すぎて戸惑うほどの性能を発揮してくれるのが「TOUR B JGR ボール」だ。飛距離性能だけではなく、スコアを追求できることを両立しようという挑戦的なボールとしても素晴らしいデキだった。

飛ぶボールが嫌いなゴルファーはいないと思うので、ドライバーで「TOUR B JGR ボール」を打ってみることをオススメする。2025年にゴルフをしていることを強く実感できるはずだ。
そして、その後も、ボールの完成度が高いという言葉の意味が、スコアという形で見えて来る未来が待っている。このボールに出逢えて良かった、と感じたらエースボールにして、スコアアップできればハッピーエンドである。

篠原嗣典。ロマン派ゴルフ作家。1965年生まれ。東京都文京区生まれ。板橋区在住。中一でコースデビュー、以後、競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れる青春を過ごして、ゴルフショップのバイヤー、広告代理店を経て、2000年にメルマガ【Golf Planet】を発行し、ゴルフエッセイストとしてでビュー。試打インプレッションなどでも活躍中。日本ゴルフジャーナリスト協会会員。

「ボーケイフォージド」がモデルチェンジ!最新モデルは超カッコいい!

7月4日にボーケイフォージドの最新モデルが発売された。どんなクラブなのか? プロによる試打コメントも含めて紹介する。

あわせて読みたい

【禁断の試打!?】 本間ゴルフの社長が海外メーカーのドライバーを打ってみた!

本間ゴルフ・小川典利大社長(通称・ノリオ社長)とゴルフで気になる所にでかけるこのコーナー。今回は、なんと、あのクラブ...

あわせて読みたい

プロギア「RS MAX PROTOTYPE ワンクローバー」をコースで試打! 基本的に飛ぶが、ウェイト調整次第でもっと飛ぶかも!?

プロギアは「RS MAX PROTOTYPE ワンクローバー ドライバー」を2025年6月30日発売。PRGR直営店、PRGRフィッティングイベント、...

あわせて読みたい