パッティングのミスの原因&解決方法!! パットのミスは支点に視点ですぐに修正できる!
《完全保存版》ドライバーからパットまでQ&Aで悩み解消! PART4
2021/07/24 ゴルフサプリ編集部
クロスハンドで打つ稲見萌寧。ストロークの支点がブレないから安定度が高い。
上体が左右に流れたり、手首が折れたりして支点がなくなるとストロークの軌道が大きくブレてボールのコロがりが一定しない。
パッティングは大時計の振り子のイメージ。支点が動かなければヘッドが一定の軌道で等速に動くことを理解しよう。
ストロークの支点は首のツケ根のすぐ下の、頚椎と胸椎の中間。この支点を動かさずに、体幹のネジレを使ってストロークするのがコツだ。
鈴木愛はインパクト後も両目の位置がほとんど変わらない。
アドレスでは両目をラインと平行にセットする。このときの「視点」を変えないことが大切だ。
ボールを打ち終えるまで視点が変わらなければフェースの向きも変わらない。
インパクト後に眼球が多少左に動くのはいいが、最後まで両目をラインと平行に保ってストロークする意識を持とう。
上体が起きて両目がラインとクロスすると、フェースの向きが変わってミスパットになる。
視点がズレるとインパクトで右肩が前に出たり、手首をこねたりしやすいので注意。
ラインがわからないときはカップの右に打った場合と、左に打った場合のボールのコロがりをイメージしてみよう。
傾斜によってボールの曲がり幅が異なるが、カップの右と左のどっち側に打つほうが確実かを判断してからラインをイメージするといい。
アドレス前の素振りでラインを明確にイメージする渋野日向子。
カップの右サイドの傾斜を見て、最終的にラインを明確にイメージしてから打つルーティンを心がけよう。
ボールからカップだけでなく、ラインを横からも見てボールとカップのどっちが高いかも確認しよう。上りなら強めのタッチで打つから直線的なラインとなるし、下りではソフトタッチで打つため曲がり幅がやや大きくなる。
手首の角度をキープし、フェースの開閉を抑えてストロークする古江彩佳。
ショートパットは真っすぐな軌道でフェースの芯に当てるのが一番の決め手。
フェース面をカップに対して真っすぐ向ける。ストレート軌道でフェース面を真っすぐ出す。
フェース面のトゥ寄りに当たるとインパクトの衝撃でフェースが開きやすい。これがカップの右に外してしまうパターンだ。
フェース面のヒール寄りに当たれば衝撃によってフェース面がかぶりやすい。結果的にカップの左に外してしまうことが多い。
インパクトでグリップが緩んで手首をこねやすい人は、インサイドから下ろしてボールをアッパーに打つ傾向が強い。
ヒール側に当たるため、フェースがかぶってカップの左に外しやすい。
自分のミスを想定して保険をかけておくのも効果的。トゥ寄りに置けばフェースがかぶりにくく、正確にヒットしやすい。
ショートパットで左に外しやすい人は、ボールをトゥ寄りに置くのもいい。
ボールをコロがす距離は、インパクト音の強さにつながる。「ポーン」と口に出しながら素振りを繰り返して感覚をつかんだら、その感覚のままでストロークしよう。
ボールに当たったときのインパクト音の大きさをイメージすると距離感を出しやすい。
目で見た感覚だけでは距離感を出すのは難しい。スタート前の練習グリーンでも実距離を歩測してから、距離を合わせる練習をしておくことが大切だ。
インパクトでグリップが緩みやすい人は、最初からグリップを緩く握っておくといい。逆にインパクトでパンチが入りやすいタイプは、グリップを強めに握っておこう。
グリップをソフトに握るとストロークのスピードがゆっくりで、振り幅がやや大きめとなる。
強めに握ればストロークのスピードがゆっくりでも、小さめの振り幅でしっかり打つ感覚となる。