1ラウンドで10打縮まる番手選び教えます!今度のラウンドですぐに役立ちます
アイアンの距離感の作り方 Part3(1/2)
2021/08/09 ゴルフトゥデイ 編集部
壁のような打ち上げも大きな番手を持つだけ、ボールを上げようとしない。
番手ごとの着地角度はあまり変わらない。大きな番手ほど最高到達点が先に行くため高いグリーンに届きやすい。
120yはPWのフルショットの距離ですが、かなり打ち上げているので8Iを選択。2番手上げることで最高到達点を先の方に持って行けるので、グリーンに届きやすくなります。
だらだらと上る打ち上げには、けっこうだまされやすいので注意しましょう。手前が花道ならそれほど大きな番手は必要ありません。PWよりも1番手上げて9Iで打ちます。
大きな番手を持っても無理にすくい上げるとボールの最高到達点が手前に来るためグリーンに届かなくなる。
上げることを意識すると、体が右に傾いてダフりやすくなる。打ち上げの時ほど目線を低くしよう。
大きな番手を持っても球が上がらなくて手前の傾斜地に当たることはない。むしろふつうよりも低い球を打つイメージの方が、最高到達点を奥に持っていける。ただし、左足上がりがきつい場合は、フォローをあまり低くすると刺さりやすい。
打ち上げで一番やっていけないのは、自分でボールを上げる動き。せっかく番手を上げてもキャリーが出なくなる。
ピンが手前ならフロントエッジが基準奥なら1番手上げる。
打ち下ろしも打ち上げも、最後まで振り抜く必要はない。振り過ぎると、上に向かうエネルギーが大きくなって前に飛ばない。
それぞれの番手の距離から狙った場合、余計に飛ぶ距離は大きな番手ほど長くなる。
「距離も高低差もまあまああるので15ヤードくらい余計に飛びます。2番手下げると届かない可能性がありますが、1番手ならグリーンを捉えることができます。ピンが手前の場合は2番手下げてもいいでしょう」(北野)
グリーンに向かって打ち下ろす場合、最大でフロントエッジまで届く番手を使えば飛び過ぎてもグリーンに乗りやすい。打ち上げる場合は最大でもバックエッジまでしか飛ばない番手を選ぶといい。
○軸は真っすぐが基本だが、左に傾いても最下点が左に移動してダウンブローで打ちやすい。
×ボールを上げようとして体が右に傾くと、最下点が右に移動するのでダフりやすい。
打ち下ろしの場合は目線も下がりがちだが、そのままでも大丈夫。
[ツマ先上がり]フェースを開く分だけ大きな番手が必要
残り120yは9Iの距離です。そのまま打てば左に飛んでしまいますが、7Iでちょっとフェースを開いて構えると真っすぐに打つことができ、ロフトもちょうど9Iくらいになるので距離も合います。
クラブを短く持つことも番手を上げる理由。
フェースが左を向く分だけ開いて構える必要がある。
大きな番手を持ってフェースを開けば距離に合ったロフトになる。
[つま先下がり]大きな番手でコンパクトに振る
傾斜が強くなるほど大振りできないので、持つ番手は必然的に大きくなります。ある程度振れる場合は、クラブを長く持つ分飛ぶので番手を上げる必要はありません。
[左足上がり]傾斜なりに振るなら大きな番手が必要
傾斜に沿って打つ場合は、球が上に飛ぶのでより大きな番手が必要。
傾斜に逆らって打つ場合は、ノーマル番手か1つ大きな番手で。
[左足下がり]ロフトが立つ分だけ番手を下げる
斜面なりに立つとロフトが立ってくるので、番手を落として距離を調節する。
斜面に逆らってあおり打ちするとロフトが寝すぎて飛ばない。大きな番手であえて低く打つといい。