100ヤード以内の距離感は感覚だけじゃ作れない。寄るアプローチの「ものさし」は振り幅で作る!
スコアが5打よくなる! 藤田寛之が教える寄るアプローチの極意 第8回
2024/12/15 ゴルフトゥデイ 編集部
使用クラブはサンドウェッジ。手の位置を腰の高さにして体の回転で打つ。「距離を測ると、私の場合、30ヤードではなく、なぜか32ヤードになります」(藤田)
手の位置を肩の高さにして、それ以上振り上げない。振り幅だけを意識するとフィーリングが失われて、距離感が合わなくなるので注意しよう。
左右対称の振り幅ではなく、右肩から通常のフィニッシュへとクラブを大きく振るのが、応用テクニック。この「ものさし」で65ヤード前後の距離を打ち分ける。
ロフト角は58.5度。85ヤード以内の中途半端な距離は基本的にサンドウェッジで対応。85ヤードを越えたらアプローチウェッジを使用する。
ピンまでの放物線を具体的にイメージするとフィーリングが良くなり中途半端な距離を攻略できる。
ボールがゆっくり飛ぶのか、速く飛ぶのか。打ち出し角に加えて、このボールスピードをイメージすれば、脳から筋肉への指令が明確になり、それに合ったスイングを作りやすくなる。
ボールの飛球線後方ではなく横(背中側)に立ち放物線を頭に描く。
スイングは変えずに、ボール位置を半個から1個ぶん左右にズラす。距離を打ち分けるには、この方法が一番簡単で失敗しにくい。
体の回転スピードを調節するのがワンランク上のテクニック。全体のスイングスピードをゆっくりにして、キャリーを数ヤード落とす。微調整の方法はいくつかあるので、練習で試して自分がやりやすい打ち方を選択しよう。
素振りでフィニッシュの位置を決めて、そこに向けてしっかり振り抜けばインパクトが緩まない。トップをコンパクトにするのも有効。