練習グリーンの、平坦面か上り傾斜面に、図のように、ボール4個を等間隔に一列に並べる。実際に打つボールは、ボールの中心が右端の1番のボールと一直線上に重なり、そしてパターフェースとはスクエアになるようセット。そしてストロークする方向を左端4番のボールにする。そうするとボールは2番のボールの方向へコロがる。つまりカップインする。
清永氏が提唱するクラブ重心軸によってフェース面に投影するスイートエリア(快芯帯)でインパクトする場合を想定
ボールの飛び出す方向は、「初期ベクトルの1:3」の法則に従って『2』に向かう
ボールの高さをイメージできると林からの脱出にも役立つ。
なんで2番に行くのかは、パッティング編ですでに色んな方面から分析とその解説をしました。要は私が30年前から行ってきたゴルフ実証科学研究によって、『ボールは2番方向へ転がるという事実』を発見しました。この事実は『二つのベクトル合成・分解は平行四辺形の法則に従う』というから、その機序を説明できます。『スイング方向ベクトルを1の大きさ』とすれば、『フェース面ベクトルは2の大きさに相当する』ことになります。これが結論です。これをアイアンショットでの応用として表現しました。(清永)
力の合成とは、ある点に働く複数の力を1つの同等な効果の力として表すことを言い、また分解は、逆にある点に働く1つの力を複数の力による同等な効果の力にすることを言う。2つの力の合成や1つの力を分解するための手続きは《平行四辺形の法則》を用いる。なおこの法則は広くベクトル量に対して一般的に用いられているのであり、力に限ったものではない。【力の合成と分解(参照:Wikipedia)】