メーカーによってネック先端に装着されるスリーブの形状と構造には差があるが、シャフトの軸線とスリーブの軸線をズラしているのが“カチャカチャ”の基本設計。
スタンダードLOFTに対して、LOFTプラスのポジションでは、ヘッドに対してシャフトがフェース側から入り、LOFTマイナスのポジションではシャフトはバックフェース側から入る。
“カチャカチャ”は斜めに入ったシャフトの傾きを、元に戻すことでロフトを変えるが、ロフトと同時にソールの角度も変わる。
ティアップするドライバー(上)は問題にならないが、芝の上のボールを直接打つフェアウェイウッド(下)は、ロフトが増やすとミスヒットしやすくなる。
グリップエンドが赤丸を中心とした大きな円を描くようにシャフトを回してスクエアに戻せば、ロフトではなくフェース向きが変わる。
フェース向きを変える方法で動かした場合、ロフトプラスのポジションならフェース向きはクローズ、ロフトマイナスのポジションだとフェース向きはオープンになる。