突然出る大ダフリが止まる「インサイドインの軌道獲得」ドリル【春に上手くなるアプローチ】
春の初ラウンドに向けたゴルフ練習方法|第6回 アプローチ練習法
ゴルフのベストシーズン到来!冬の間になまった感覚をとりもどして、春の初ラウンドでも大叩きしないための、とっておきゴルフ練習方法を紹介。ドライバーからアプローチまで“これさえやっときゃなんとかなる!” 簡単&即効ドリルを全7回でお届け!!
突然出る大ダフリを止める!アプローチ練習法
「ヘッドカバー奥置き打ち」で、インサイドインの軌道を身につけよう!
アプローチで大ダフリが出るのは、小さなスイングでも手を使ってしまい、スイングとフェースの使い方が安定しないからです。それにはまず、ヘッドの軌道を体に覚えこませなければなりません。
フェアウェイウッドなどのカバーふたつを、自分から見てボールの奥に扇状に置きます。緩やかなカーブでかまわないので、そのヘッドカバーに当たらないよう、インサイド・インの軌道で振ることが大切です。
まずは、ヘッドを浮かせて、ヘッドカバーに沿った素振りで感覚を養うこと。インサイドに引く時は少しフェースが開き、ダウンから閉じるように振り抜くといいスイングになります。
● 払い打ちに近くなりボールだけをクリーンに打てる
インサイド・インに振ると、ボールの手前から入ってもバンスが滑ってダフらず打てる。
《ここがポイント》打つ前にヘッドカバーの上で素振りをする。
自分からの見た目でヘッドがヘッドカバーの上に重なるようにクラブを上げ、ヘッドカバーの扇に沿うように素振りをする。
テークバックで少しフェースを開く。
テークバックでインサイドに引く時は、クラブを体から大きく離さずに、少しフェースを開いて動かす。
手をあまり動かさずにインパクト。
手はあまり動かさずに、ヘッドを振っていくと払い打ちに近くなり、地面を滑るようにボールをとらえる。
フォローでフェースは閉じる。
フォローはインサイドへ振っていく。フェースを閉じるように左に振り抜くことでいいスイングになる。
《ここに注意》手を体から離しちゃダメ!
体から手が離れると、軌道が安定しなくなり、フェースの使い方が一定にならない。
● 手ではなくヘッドを動かそう!
手は体から離さずに、体の回転を使ってヘッドを動かすようにする。
【チェックシート】(自分で診断して星の数を入れてみよう)
練習成果の目安:同じ球が続けて出たらOK!
球筋がまちまちならヘッドカバーの上での素振りを繰り返そう。
同じ球が何度も打てるようになったら大丈夫。
結果:☆☆☆☆☆
(5回打って同じ球が出たら★、出なければ☆)
★3個以上を目指して練習しよう
堀尾研仁
1971年4月16日生まれ。岐阜県出身。デビッド・レッドベターに師事してゴルフティーチングの世界に入る。2001年に独立。2002年からツアープロ帯同コーチとして活動を始め、田島創志、高橋竜彦の初優勝や、谷口徹の海外での活躍に貢献する。ツアープロコーチとして活動しながら、アマチュアゴルファーのためのKEN HORIO GOLF ACADEMYを運営している。
取材協力/トーキョージャンボゴルフセンター
GOLT TODAY本誌 No.538 42~55ページより
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