大出瑞月プロに聞いた!やさしいアイアンを選んだ理由とスイングのポイント
やさしいアイアンで簡単にバーディ獲ろうよ!【第6回】
【やさしいアイアン賢い使用マニュアル】
今までスライス球だったのが、やさしいアイアンだと逆につかまりすぎて左に行ってしまうことがある
やさしいアイアンだからこそ、時々つかまり過ぎてしまう方も多いと思います。そんなとき、右肩をチェックしてみれば、その原因がわかるかもしれないですよ。
やさしいアイアンで簡単にバーディ獲ろうよ!
第1回:トッププロでも簡単重視でアイアンを選ぶ時代が来たね!【池田勇太】
第2回:ボクたち私たち、やさしいアイアン派。楽に打てる方を選ぶでしょ!
第3回:私たち、ゴルフクラブに仕事をさせています!
第4回:やさしいアイアン4大ポイント①|手首を使わない【吉田弓美子】
第5回:やさしいアイアン4大ポイント②|タメを作らない【金澤志奈】
第6回:やさしいアイアン4大ポイント③|体を使わない【大出瑞月】
第7回:やさしいアイアン4大ポイント④|打ち込まない【権藤可恋】
やさしいアイアンを選んだ理由|大出瑞月
つかまる球が打てない時の救世主!
私は、元々アイアンが苦手なんです。i200アイアンを使用していた時に、急につかまらなくなってしまったので 、よりつかまりやすいG400を選びました!
大出瑞月
(サーフビバレッジ)
1997年11月21日生まれ。群馬県出身。ツアー未勝利。昨年賞金ランキングで41位に入り、初のシードを獲得。パーオン率は約62%で61位。
やさしいアイアン4大ポイント③|体を使わない
少し飛距離を犠牲にしても単純にカットめに打つ
やさしいアイアンに変えてから、飛距離も出るし、つかまりやすくなったのですが、時々つかまり過ぎてしまうことがありました。そんなとき、スイングを見なおしてみると、もっと飛距離を出したいと思いダウンスイングで上半身を使って無理やりつかまえに行こうとしていることに気づいたんです。
コースでは、グリーンの左奥に絶対に飛ばしたくない場面が多くあります。そんなときつかまり過ぎないようにするために、右肩をアドレスの位置よりも前に出さないようにしています。
体を使ってしまうということは、上半身の右側を使ってしまっているということなので、インパクトから球を真っすぐ押し出すように、フェースも真っすぐ押し出すように意識してみると、体全体を使って打てるようになり、ヒッカケがなくなりました。
インパクトからフォローまでフェースの向きを変えないで、右肩の位置をキープ!
やさしいアイアンは、フェードを打つ意識で打つと、真っすぐ行く。それくらいつかまりやすいのです。
フェースの向きをそのままにフォローを出せば、右肩が前に出にくくなる
手首をコネたり、上半身で左に引っ張ったりすると、右肩は前に出てきます。それを抑えるためにフェースの向きをそのままにフォローを出してみましょう。
インパクトからフェースを飛球線方向に押し込むイメージがあると、フェースをまっすぐ出しやすい。
アマチュアに多いカット軌道でも大丈夫
球を左足内側にセットすればカット軌道でも球は強くなる
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球を右足寄りにセットすると、トップから上半身を突っ込ませてインパクトするイメージになってしまう。
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少し左に置くことで、カット軌道のスイングでも球はしっかり飛んでくれる。やさしいアイアンの特権です。
取材トーナメント/ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ アジアパシフィック ダイヤモンドカップゴルフ
GOLF TODAY本誌 No.565 22〜35ページより