アイアンのダフリを解消する超基本|第3回
地ベタから打つアイアンは、ティアップして打つドライバーショットと違い、少しのブレが大きなミスにつながってしまうもの。とはいえ、アイアンを使うケースの多くはグリーンを狙う大事なショット。しっかり使いこなさなければスコアメイクはできない! どんなときでも狂わない、正確なショットへ導く超基本を伝授!!
●超基本1:重心はカカト寄りに置いて構えるのが正解!
●超基本2:タメよりリリース(解放)を重視するのが正解!
●超基本3:どんなときでも「腕とクラブの角度」を保つのが正解!
●超基本4:左ヒザの位置を保ってスイングするのが正解!
超基本3 どんなときでも「腕とクラブの角度」を保つのが正解!
ボールと体の関係性を毎回同じにすることがナイスショットへの第一歩。
アイアンショットでダフリなどのミスをなくすためには、毎ショット、アドレスを一定にすることが大切です。アドレスが一定なら同じように振るだけのシンプルなゴルフができますが、毎回アドレスがバラバラだと、スイングや軌道が変わってしまい、ゴルフが難しくなってミスを誘発してしまうからです。
特に大事なのが「腕とクラブの角度」。ここに気をつけることで、ボールと体との関係性も定まり、狂いのないアドレスをとることが可能になります。
ポイントは、上体を前傾させる前に、体の前で左手でクラブを持って角度を作り、その時の手首の角度をキープしたまま前傾してアドレスを作ること。「のどとヘッドの距離」を変えない意識を持つとより確実に関係性を保ちながらアドレスに入ることができます。
このとき腕がのびきっていたり、角度がつきすぎていると、正しいアドレスを作ることはできません。注意しましょう。練習場でいろいろ試して、いちばんしっくり構えられる角度を探してみてください。
それから、気をつけなければならないのは、傾斜地での構え方。つい傾斜に惑わされてアドレスが狂いやすいケースですが、あくまでも腕とクラブの角度は変えてはいけません。どんな状況でも「腕とクラブの角度」を保つことが最優先。前傾やヒザの角度を変えることでアジャストすることが大切です。結果、ボールに対してのクラブ、腕、体の関係性を平らなところを同じようにセットすることができ、ナイスショットの確率がグッと上がるはずです。
深澤 治
シャトレーゼヴィンテージゴルフ倶楽部所属
1962年4月12日生まれ。山梨県出身。1990年プロ入り。成城ゴルフクラブ(東京都世田谷区)とアイリスゴルフクラブ(山梨県甲府市)でもレッスンを行なっている。
取材・文/今泉純子
撮影/相田克己
取材協力/シャトレーゼヴィンテージゴルフ倶楽部(山梨県)
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