アイアンのダフリを解消する超基本|第2回
地ベタから打つアイアンは、ティアップして打つドライバーショットと違い、少しのブレが大きなミスにつながってしまうもの。とはいえ、アイアンを使うケースの多くはグリーンを狙う大事なショット。しっかり使いこなさなければスコアメイクはできない! どんなときでも狂わない、正確なショットへ導く超基本を伝授!!
●超基本1:重心はカカト寄りに置いて構えるのが正解!
●超基本2:タメよりリリース(解放)を重視するのが正解!
●超基本3:どんなときでも「腕とクラブの角度」を保つのが正解!
●超基本4:左ヒザの位置を保ってスイングするのが正解!
タメよりリリース(解放)を重視するのが正解!
ヘッドを加速させてインパクトできて、球もしっかりつかまる!
上からしっかり打とうとしてタメを作りすぎると、結局、振り遅れて手先で打ちに行く形になりミスを招くケースは多いもの。スイングスピードが減速するのに加えて、手打ちになってインパクト軌道もバラつき、距離感も方向性も安定しません。
アイアンが苦手な人は、ダウンスイングで「タメ」よりも「リリース」を優先するのが先決です。右手をしっかりリリース(解放)してあげることで、ヘッドを加速させながらインパクトできるうえ、フェースが確実に返ってボールをつかまえられるため、ロングアイアンでもしっかり打ちこなすことができるのです。
ポイントは、まずは手元をやわらかく使うため、ソフトにクラブを握ること。クラブが飛んでいかないように左手の下2本、小指、薬指だけしっかり握ったら、あとは人と握手するくらいのやさしい力加減でグリップしましょう。
あとは、ボールを目標方向に投げるイメージで右手をリリース(解放)します。実際にボールを投げてみたり、右手をフォローサイドで離して振る素振りなどを繰り返してイメージをつかむのもおすすめです。ビュンとヘッドを走らせるイメージを持って試してみてください。
深澤 治
シャトレーゼヴィンテージゴルフ倶楽部所属
1962年4月12日生まれ。山梨県出身。1990年プロ入り。成城ゴルフクラブ(東京都世田谷区)とアイリスゴルフクラブ(山梨県甲府市)でもレッスンを行なっている。
取材・文/今泉純子
撮影/相田克己
取材協力/シャトレーゼヴィンテージゴルフ倶楽部(山梨県)
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