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最新ゴルフシャフトのトレンド&見方と使い方

シャフトの個性がすぐにわかる!

2019/11/25 ゴルフサプリ編集部

カーボンorスチールという区分はなくなる!シャフト軽量化は時の流れと同様に不可逆!?

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関 雅史
1974年生まれ。東京都出身。PGAティーチィングプロA級。ゴルフスタジオ「ゴルフフィールズ(東京都)」主宰。レッスンに留まらず、ギアにも精通したカリスマフィッター&レッスンプロ。「QPちゃん」の愛称で親しまれ、様々なゴルフメディアで活躍中。

クラブヘッドと同様に、今後が楽しみなゴルフシャフトの進化

最新シャフトのトレンドとして共通していることはコンポジット(複合構造)があります。米ツアーで大ヒット中の「テンセイCKプロオレンジ」は手元側にタングステンを複合することでシャフトのバランスポイントを手元側に寄せた“カウンターバランス設計”を搭載。総重量を軽くすることなく振り心地を軽くしヘッドスピードアップを狙っています。一方、「MCI」は先端側に金属箔を複合することで、スチールシャフトからカーボンシャフトにリシャフトしても、バランス(スイングウェイト)が軽くなることを防止する設計。同じ金属複合でも反対の使い方となっています。

同じような複合構造でも目的に応じて使い分けているということです。複合構造で設計自由度を高めることは、クラブヘッドで行われて来た設計手法ですが、シャフトの場合、製造設備が異なることからカーボンシャフトメーカー、スチールシャフトメーカーという区分けがありました。ヒッコリーシャフトからスチールシャフト、スチールシャフトからカーボンシャフトへと主役が交代してきた流れは、間違いなく“軽量化”の流れです。軽量化と性能の向上を進めるためには、カーボンorスチールの区分を越えて適材適所に素材を用いることが不可欠になったということが新製品にも表われています。

以前はスチールシャフトメーカーであったKBSがフルカーボンのアイアンシャフト「ツアーグラファイトアイアン」を発売。また、日本シャフトはカーボンとスチールを複合した「モーダス3ハイブリッド」通称GOSTを発売しています。軽量でかつ、すぐれたパフォーマンスを得るためには、カーボンは不可欠ということがうかがえますが、今後はいかに複合でメリットを作り出せるかが、シャフトメーカーの智恵の絞りどころとなるはずです。

テンセイCKプロオレンジ(三菱ケミカル)

カウンターバランスと先端剛性が高い設計で米ツアーを席捲。

MCI(藤倉コンポジツト)

カーボン×金属コンポジットシャフトの草分け。

KBSツアーグラファイトアイアン(FSTジャパン)

KBS初のアイアン用カーボンシャフト。KBSの振り心地を踏襲しつつ軽量化を図っている。

N.S.プロモーダス3ハイブリッド(日本シャフト)

ツアープロが早くも実戦投入した、複合シャフト。スチールとカーボンのいいとこ取りと評判。

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