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意外なあの大物選手がエース未体験!!

「いまどきツアーをデータ斬り!」国内外のゴルフツアーをあらゆるデータで一刀両断 Vol.28

2020/05/31 ゴルフサプリ編集部

今回もホールインワンのデータを取り上げたい。前回の量産選手とは逆に、国内ツアーで一度もホールインワンを記録したことがない主な選手を紹介する。男女とも意外な大物がエース未体験だった。

意外なあの大物選手がエース未体験!!

男女とも生涯獲得賞金50位以内の選手を対象に調査した。男子の場合はホールインワンの記録が集計されているのが1985年からなので、この年以降にプロデビューした選手に絞った。

片山晋呉

男子でまず取り上げたいのが通算31勝、賞金王5回という素晴らしい成績を誇る片山晋呉だ。1995年にプロデビューして昨年まで25年間ツアーでプレーしてきたが、ホールインワンゼロなのである。

伊澤利光

賞金王2回の伊澤利光も国内ツアーでホールインワンがない。21世紀序盤の男子ツアーを引っ張った2人がエース未経験とは意外である。ただし、伊澤は2002年にマスターズに出場した際、大会前日のパー3コンテストで2ホール連続ホールインワンという奇跡的なプレーでパトロンの大喝采を浴びている。

武藤俊憲

生涯獲得賞金50位以内ではこの2人のほか、デービッド・スメイル、武藤俊憲、高山忠洋がゼロ。ところが、伊澤、スメイル、武藤の3人はホールインワンよりはるかに難しいアルバトロスを2回も達成しているのだ。何とも不思議なデータである。

不動裕理

女子では生涯獲得賞金1位の不動裕理がゼロ。プロ入り後、ツアーで452試合プレーしているが一度もないのだ。公式戦3冠を達成している肥後かおりは通算556試合でゼロ。

  • 諸見里しのぶ

  • 森田理香子

宮里 藍

生涯獲得賞金50位以内ではほかに諸見里しのぶ、北田瑠衣、森田理香子、宮里藍が国内ツアーホールインワン未経験者だった。もっとも宮里の場合は主戦場だった米ツアーでは2回達成しているから、縁がなかったわけではない。

男女生涯獲得賞金50位以内でホールイワンワンゼロの選手

選手名 試合数
片山晋呉 484試合
伊澤利光 433試合
D・スメイル 403試合
武藤俊憲 361試合
高山忠洋 397試合
不動裕理 452試合
肥後かおり 556試合
諸見里しのぶ 360試合
北田瑠衣 443試合
森田理香子 291試合
宮里藍 98試合

※男女とも試合数はプロ入り後のもの


文・宮井善一
1965年生まれ。和歌山県出身。スポーツニッポン新聞社でゴルフ記者を8年間務め、2004年にフリーのゴルフライターとして独立。ゴルフ誌などに執筆のほか日本プロゴルフ殿堂オフィシャルライターとして活動している。元世界ゴルフ殿堂選考委員。

撮影トーナメント/
2019ダイキンオーキッドレディス
2019 三井住友VISA太平洋マスターズほか

撮影/相田克己 岩村一男 本誌編集部



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