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『夏ラフ』対策もバッチリ!エイミー・コガの“上げる”アプローチを解説

ラフだけじゃなくて普段のアプローチでも使い勝手バツグン!!

2020/07/17 ゴルフサプリ編集部

アプローチは「上げるよりコロがす方が確実で無難!」と信じ込み、いつも「コロがし」ては失敗ばかりのアナタ。自分の力で調整しようとして、ついパンチが入ったりスイングが緩んだりして、大オーバーや大ショートなんてことも多いのでは!?芝が強く「上げるアプローチ」が基本となるハワイ育ちのエイミー曰く、「上げる」ほうが常にクラブを振り切れるためミスは圧倒的に少ない!という。しかも、エイミー流はとってもシンプル&スマートなノーコック打ち!さあこの夏は、ラフ対策にも、普段使いにも大活躍間違いなしのエイミー流寄せ技に、LET'STRY。

日本人の父と韓国人の母を持つハワイ育ちのNEWヒロイン
エイミー・コガ
(フリー)
1995年8月26日生まれ。米国ハワイ出身。176㎝、57kg。2018年プロテスト合格。長い足とロングヘアがトレードマーク。プロテストでは、渋野日向子や河本結、原英莉花、大里桃子ら並みいる強豪を抑えてトップ合格!初めてのツアーフル参戦を果たした昨シーズンは、賞金ランク41位となり賞金シードをGET!!

【関連】ウェッジの正しい打ち方とアプローチ練習方法を小川泰弘プロが解説

ハワイの芝は球がスポッと埋まるからコロがせない!だから「上げるアプローチ」が主流なんです。

ハワイ育ちの私にとって、アプローチは上げるもの! なぜなら、ハワイの芝は日本の芝とは違って、強く真っすぐ伸びているので球がスポッと埋まってしまい、脱出するには球を上げるしか方法がないこと。それに、日本のように整備が行き届いたコースばかりではなく、ハワイはまるで〝バックヤード〟のようなコースも多く、コロがしで寄せられるような状況がほとんどないからです(笑)。ということで、子供のころから上げるアプローチのバリエーションを磨くことを集中的に練習してきました。日本のアマチュアゴルファーはラフからでもフェースを閉じてコロがしますが、私のようにフェースを開いて上げるアプローチでも、ポイントをおさえれば簡単に習得することができるはずです! ぜひ試してみてください♬

ノーコックの方が実は『球はラクに上がる』んです

アドレスと同じところにヘッドがしっかり戻るから確実に球を上げられる!

私のアプローチの基本は「ノーコック」。コックを入れるとどうしてもブレが多くなって、ヘッドを同じところに戻せる確率が下がります。けれど、ノーコックなら再現性が高いので、ロフトどおりしっかりボールを上げることができます。

ポイントはフェースをしっかりと開いてオープンスタンスに構え、そのスタンスのラインに沿って振り抜くこと。このとき左手首の角度を変えないようにすると、確実に構えたところにヘッドを戻すことができます。それから再現性の追求には、土台の安定も不可欠!スエーしないように気をつけましょう。

まずはエイミー流アプローチの大基本、とてもシンプルな動きでしっかり球を上げられるストローク方法をレクチャー!ポイントは「左手首」の角度をキープすること!!

お腹からしっかり回して体と腕を一体化

手打ちにならないようお腹に力を込めて、上体と腕を一体化させて回転させることが大事(上)。スエーすると体が残ったままになったり、突っ込んだりしてミスを招く(下)。

オープンに構えてフェースをしっかり開く

球を上げるためにフェースを開いて構えるぶん、そのまま振れば右に飛び出してしまうため、オープンスタンスで構えて左に振り抜くのがカギ。

アプローチの基本。体重移動なしのどっしり土台にも注目!!

左に振り抜きやすいようにオープンスタンスに構えたら、下半身は不動のままストローク。お腹に力を込めて、両ヒザの間隔を変えない意識を持つと◎!

上げてビタッと止めたいときだけは

「ビタッと止めたい」ときだけは、コックを入れて球にスピンをかけつつ上げにいきます。大事にしているのは、右手のヒラをフェース面だとイメージして、しっかり球の下にフェースを入れること。またスイングスピードが速すぎると飛びすぎてしまうので、すくわない程度にゆっくり振るのもポイント。ヘッドファーストで振る意識が◎です。

球を上げにくい左足下がりもプラス2ポイントで楽々クリア!『ボールを左』に置いて、『左足体重80%』をキープ!

8割左に体重を乗せ、左に軸が移動するぶんボール1個ぶん左にセットする。ギリギリまで左に体重を乗せることでスイング中の重心移動が抑えやすくなる。

基本に続いては、グリーン周りでもっともミスを誘発しやすい「左足下がり」からのコツを紹介。「重心」さえキープすれば球が上がりにくい厄介な状況でも、簡単&確実に寄せられる!!

「左足重心」だけ守ればあとは平らなところとまったく同じでOK!

フェースを開いて構え、左手の角度をキープするのは基本とまったく同じ。左足に80%重心を乗せて構え、軸が左に移るぶん球を一つ左に置いたら、その重心配分を保って振り抜くだけでOKです。アプローチは振り幅も小さいので、重心さえ固定していれば絶対にアドレス位置にヘッドは戻ってきて、球はしっかり上がります!

重心を保つポイントは、左足の外側に体重を乗せておくこと。無理に上から地面を押そうとするよりも、倒れない程度に外側に体重を乗せた方がスイングもスムーズになり重心位置も保ちやすくなります。

ボールがフェース全体を滑っていくイメージ!

球がフェース全部を滑っていくイメージで、ボールを強く弾かない意識を持とう。振っている分だけのパワーで前にいっている感じが◎。

左足外側に体重を乗せるとグッと安定!

左に倒れない程度に、左足の外側で体重を受け止める。スイング中の重心キープもしやすく、スイングもスムーズになる。

ボールが真ん中だと軸がブレてミスを招きやすい

球を真ん中に置くとヘッ上から入りすぎてトップしやすく、これを防ごうとしてすくい上げる動きを誘発し、インパクトポイントがブレてしまう。

手先では絶対に上げない!クラブを信じて振り抜いて。

「アマチュアは小さい振り幅だとスイングが緩だり、下半身が突っ込んだりしてミスに。左足重心さえ守れていれば自然と傾斜なりに振って、傾斜に沿ってヘッドを出すことができる!」(エイミー)。

エイミー流 アプローチ上達ドリル

ドリル1|片足立ち〝重心体感〟ドリル

一つめのドリルは、「重心位置=インパクトポイント」を体感する練習です。左足1本で立ってその前にボールを置き強制的に重心移動を抑えて振ると、自然とそこにヘッドが戻ることがわかります。〝当てたいところに体重を乗せる〟を叩き込みましょう。

ドリル2|理想のコンタクトを覚える〝リフティング〟ドリル

どんなアプローチでも「フェースの芯に当てる」感覚はとても大事で、そ れをつかむために遊びの中で行っていたのが2つ 目のドリル「リフティング」です。リフティングは芯で当てなければ続かず、どこに当たるのが一番いいのか、お同じところに戻すにはどこでコンタクトすれ ばいいかがつかめます!

渋野・河本・原もいた2018年プロテストでトップ合格に導いたエイミーパパの教え

愛息子、愛娘をプロゴルファーにしたいパパママ必読!

ゴルフを始めた8歳から父が指導を行うコガ家。独自の理論を元に、娘をプロゴルファーに育て上げた、父・裕規男さんの教えを披露!アナタのこれからのゴルフにも、我が子の成長にも、大いに役立つこと請け合い!!

なぜ曲がるのか。「理論」をとことん伝える

ゴルフクラブというのは、野球のバットと違い、棒にヘッドという変なものがついているので(笑)、シャフトやヘッドにどう仕事をさせるかという理論を教えなければいけません。これらを理解しないと、自分が何の練習しているのわかりませんから。

寝るとき以外はウェッジを握ってろ!!

例えば勉強しているときも机の横にウェッジを置き、3時間に1回だけでもリフティングする。こうして常に体の中に感覚を置いておくことを目指しました。ラウンドのチャンスが少なくても、すぐに感覚が戻せる。これが子供には大事なんです。

「才能」よりも「努力」のほうが強い!

エイミーは才能ではなく、努力の人間。でも、才能がある人間は逆に怖いと思います。努力してこなかった人は、つまづいたときに何をしていいかわからない。そのまま引退までいければいいけど、スポーツをやっていれば必ずどこかでつまづく時がくるはず!

教えすぎない!考えさせることが大事

教えられてやっているだけでは上手くなりません!ミスをしても、原因をちゃんと考えさせて、理解してからでないと、練習する意味がない。それでも壁にぶち当たればアドバイスしますが、言い過ぎない。教えすぎず考えさせる方向に導きます。

セオリーと逆でも、クセは直さず伸ばす

エイミーは右手が強くて感覚が鋭く、日本では間違いなく直される部分ですが、本人にとっては長所。どうすればこの長所の右手に100%の仕事をさせられるかを考えてきました。個性は直さず、生かすのがベター。潰してしまうのはもったいない!

GOLF TODAY本誌 No.577 66〜72ページより

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