ミズノ ユーティリティおすすめ4選｜価格・スペック徹底比較

世界戦略モデルを展開し、海外でも注目を集めているミズノ。グローバルブランドとしての地位も固まりつつあります。これまではアイアンのイメージが強かったミズノですが、最近は契約選手らの活躍もあり、ウッド類の人気も高くなってきています。そんなミズノのユーティリティを紹介します。

ミズノ ユーティリティの特徴とおすすめポイント

クラフトマンシップを感じる軟鉄鍛造アイアンの人気が先行していたイメージも強かったミズノですが、ここ数年はトータルでミズノのクラブを使用する契約選手たちの活躍もあり、ウッド系クラブの評価も高くなってきています。

現在、ミズノのユーティリティは、海外戦略モデル『ST-Z 230』『ST-X 220』と、『JPX FLI-HI』、アイアン型ユーティリティの『Mizuno Pro FLI-HI』（2021）の4種類がラインナップされています。

『ST-Z』『ST-X』シリーズは、グローバル研究開発チームの画期的なコラボレーションと、日本チームの素材開発力および、唯一無二のクラフトマンシップによって生み出されたブランドです。「Speed Technology（スピードテクノロジー）」の頭文字をネーミングに使い、飛びの三大要素である高初速、高弾道、低スピンを実現し、飛距離性能を追求しています。

『JPX FLI-HI』は、2022年9月に『JPX923アイアン』シリーズとともに、ラインアップされました。ロングアイアンが苦手という人や、ヘッドスピードがゆっくり目のプレーヤーが球を上げやすく設計されています。

『Mizuno Pro FLI-HI』（2021）は、アイアン型のユーティリティでヘッドスピードの速いプレーヤーが球を操作しやすいモデルになっています。

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ミズノ ユーティリティの選び方

◎より細かくコントロールするか、驚きの飛距離を目指すのかで選ぶ

それぞれが特徴的な性能を備えているミズノのユーティリティ。「Speed Technology（スピード・テクノロジー）」の頭文字をとった『ST』シリーズは、経験豊富なアメリカチームがツアーテストを重ねて誕生。より速く振り切れて、高い反発性能でビッグな飛びをもたらします。

『ST-Z 230』『ST-X 220』ともに、フェース素材には高い反発性能を備えたMAS1Cマレージング鋼を採用し、優れた初速性能を実現しています。

『ST-Z 230』は、新機能「コアテックチャンバー」搭載ユーティリティです。「コアテックチャンバー」は、ウレタン樹脂と一体成型された鉄芯ステンレスによって、反発力を向上させたテクノロジーです。ヘッドとボールの衝突によって、ウレタン樹脂と一体成型された鉄芯ステンレスが、飛球線方向への運動量を持ち、ボール初速をより向上させることによって飛距離性能を追求しています。重心深度は浅めに設定され、強い球が打てる設計がなされています。また、ネック部分には調整機能「クイックスイッチ」を搭載しています。

一方、『ST-X 220』の重心設定は低く深く設定されており、ボールの上がりやすさと力強い弾道をもたらします。

『JPX FLI-HI』（2022）は、アイアンの流れを組んだ設計で、重心深度は深めで、ロングアイアンを苦手に感じる人が扱いやすい性能を搭載しています。

『Mizuno Pro FLI-HI』（2021）は、エリートアスリートをターゲットとしたモデルです。カスタムを前提としたモデルなので、自身が求める性能を搭載したシャフトとの組み合わせが選べます。より細やかに自分仕様にしたい人におすすめです。

飛距離性能重視か、操作性重視かで選ぶ

『ST-X 220』『ST-Z230』はフェース素材に「MAS1Cマレージング鋼」を採用し、高い反発性能を発揮。ボール初速を高め、ビッグな飛距離を生み出します。

『ST-Z 230』は、新機能「コアテックチャンバー」を搭載し、より反発力を向上。ボール初速を向上させることによって飛距離性能を追求しています。重心深度は浅めに設定され、中弾道で、強い球が打てる設計がなされています。

『ST-X 220』は、クラウン内部をワッフル形状にした「ワッフルクラウン」設計を採用し、低重心化を追求。力強い高弾道が打ちやすくなっています。またウエーブテクノロジーソールを採用し、フェース下部の打点でもボール初速が落ちない構造を採用しています。

『JPX FLI HI』はアイアン感覚で打てるユーティリティなので、普通に打つだけでラクに球が上がります。長さは短めに設定されているので、ミートもしやすく、やさしく飛ばしたいというニーズに応えています。

『Mizuno Pro FLI-HI』（2021）は、アイアン型のユーティリティということもあり、コントロール性能の高さが持ち味です。ヘッドスピードもあり、操作性を求めるのであれば、こちらがおすすめです。

求める弾道に合わせてロフトラインアップで選ぶ

ターゲットプレーヤーにとっての扱いやすさを考えているミズノのユーティリティは、それぞれのモデルでロフトラインアップが異なります。

『ST-Z 230』は、19度、22度、25度の3つのロフトラインアップですが、調整機能付きで、±2度までロフトを変えることが可能です。17～21度、20～24度、23～27度のロフトから選べます。『ST-X 220』は、20度、23度、26度のラインアップです。こちらのシャフトは40g台〜70g台の重量まで幅広くラインナップしているので、ロフトとシャフトを組み合わせで、自分にとって打ちやすいセッティングが作りやすくなっています。

『JPX FLI HI』はアイアン代わりに使えるユーティリティということもあり、20度、23度、26度、29度までラインアップしています。アイアン用カーボンシャフトと、N.S.PRO950GH neoがラインアップされ、長さは短めに設定されています。

『Mizuno Pro FLI-HI』（2021）は、19度と21.5度のロフトラインアップで、ある程度のヘッドスピードがないと打ちこなせないモデルです。しっかりと叩きたいプレーヤーは重めのシャフトと組み合わせて、力強い弾道を目指すのが良いでしょう。

すべてのモデルで抜けのいいソール形状を採用しているので、ラクに振り切れれば、しっかりボールをとらえて、飛距離も出せます。

調整機能の有無で選ぶ

2023年モデルの『ST-Z 230』は、現在のユーティリティラインアップの中で唯一、ロフト角・ライ角調整機能「クイックスイッチ」を搭載し、より細やかなニーズに応えられるようになっています。

高い反発性能を引き出す、飛距離性能重視モデルではありますが、より思い通りの弾道にカスタマイズしたいというニーズに応えながら、コースや天候などのコンディションに合わせて、微調整をすることができるので、よりシビアにクラブを自分に合わせたい上級者にもおすすめしたいクラブです。

思い通りの弾道で、緻密にピンを狙いたいと思うのであれば、調整機能がついた『ST-Z 230』をチョイスすると良いでしょう。

ミズノ ユーティリティおすすめモデル【初心者から上級者向けまで】

2023年春時点で販売されているミズノのおすすめユーティリティを紹介します。ユーティリティは現行モデルで4機種あります（※女性用モデル・型落ちモデル除く）。

ミズノ ST-Z 230 ユーティリティ

ミズノ ST-Z 230 ユーティリティ

飛びの新テクノロジー「CORTECH CHAMBER（コアテックチャンバー）」搭載のユーティリティ。「コアテックチャンバー」は、ソール部分に埋め込まれたウレタン樹脂と一体成型された鉄芯ステンレスによって、反発力を向上させたテクノロジーです。ヘッドとボールの衝突によって、飛球線方向への運動量を持ち、ボール初速を向上、飛距離性能を高めます。

さらに、フェース部は高い反発性能でボール初速がアップするMAS1Cマレージング鋼を採用。さらに、低い重心位置とやや浅めの重心深度で、力強い弾道をもたらします。

ロフト角・ライ角のセッティングが可能な「クイックスイッチ」構造を採用。自身のスイングや打ちたい弾道に合わせたチューニングが可能です。

ミズノ ST-X 220 ユーティリティ

ミズノ ST-X 220 ユーティリティ

ボールが上がりやすく、やさしく狙えるTHE NEXT GENERATIONユーティリティ『ST-X 220 ユーティリティ』。

フェース部は、薄肉化した高強度MAS1Cマレージング鋼による高初速設計で、高い反発性能を発揮して、ボール初速をアップ。さらに、ステンレスボディと薄肉化したワッフルクラウンや内部センターウエイト、バックウエイトの設置で、低い重心位置と深い重心深度を実現。芝からのショットでの打点となるフェース下部の反発力も高め、より打ちやすく、心地よい打感と打球音で、力強い高弾道、ドローバイアスのショットを可能にしています。

40g台前半～70g台まで幅広いシャフトをラインナップ。ヘッドスピードに合わせてシャフトが選べます。

ミズノ JPX FLI-HI ユーティリティ

ミズノ JPX FLI-HI ユーティリティ

JPX923アイアンシリーズとともにラインアップされたロングアイアンの代わりになるユーティリティ。ロングアイアンが苦手な人や、ヘッドスピードが遅めでボールが上がらないゴルファーにおススメのモデルです。

ユーティリティ形状による深重心設計で、球が上がりやすく、高弾道を実現。また、アイアンとの連動を高めるために通常のユーティリティよりもやや短めのクラブ長さに設定され、ミートしやすく、打ちやすさも体感できます。

番手別形状設計をほどこし、ロフトが立っている番手は球が上がりやすいようにシャロ―形状で深い重心に。ロフトが寝るほど、アイアンの形状に近づけ重心を浅く設計、アイアンへの流れをスムースにつなげます。

ウエーブテクノロジーソールを採用したことで、コアエリアを拡大し、ミスヒット時の初速のロスも抑えてくれます。

ミスにも強く、ラクにボールが上がって、グリーンで止まる、オートマチックにやさしく使えるユーティリティです。

ミズノ MizunoPro FLI-HI（2021）

ミズノ MizunoPro FLI-HI（2021）

「Mizuno Pro FLI-HI」は、プロ・アスリート向けのアイアン型ユーティリティです。2019年モデルまではヘッドがシルバーでしたが、2021年モデルになってつや消しブラックとなり、より精悍な印象のクラブとなりました。

その見た目に違わず、性能はプロ・アスリート向けです。使いこなすには、ロングアイアンを使いこなす技術と相応のヘッドスピードが必要となります。ただ、21gのタングステンをキャビティに複合して深低重心化を図り、フェース素材にMAS1Cマレージング鋼が採用されており、2019年モデルに比べて格段に高弾道が打ちやすく、飛距離性能に優れた性能を備えています。

番手ラインナップはロフト角19度の3Uと21.5度の4Uのみ。ショットアキュラシーが求められる狭いホールや、180〜200ヤード以上先のターゲットをピンポイントで狙いたいというときに、欲しくなるクラブです。

ミズノ ユーティリティおすすめモデル価格比較表

これまで紹介してきたミズノ ユーティリティ4機種の価格比較表を紹介します。

ミズノのユーティリティはロフトラインアップの違いや調整機能の有無で選ぶ

ミズノのユーティリティは『ST-Z 230』『ST-X 220』、『JPX FLI-HI』（2022）、『Mizuno Pro FLI-HI』（2021）の4機種をラインアップしています。

『ST-Z 230』『ST-X 220』ともに、フェース素材には高い反発性能を備えたMAS1Cマレージング鋼を採用し、優れた初速性能を実現しています。『ST-Z 230』は唯一、ネック部分には調整機能「クイックスイッチ」を搭載し、打ちたい球筋に調整可能で、飛距離と操作性の双方を求める人のニーズに応えています。

『JPX FLI-HI』（2022）は、アイアンの流れを組んだ設計で、クラブ長さも短めでミートしやすく、オートマチックにやさしく高弾道のボールが打てるモデルです。

『Mizuno Pro FLI-HI』（2021）は、エリートアスリートをターゲットとしたモデルです。アイアンタイプのヘッドは、ヘッドスピードと打ちこなす技術を要しますが、緻密に狙いたいプレーヤーには扱いやすく感じられる設計です。

自分がユーティリティに求める性能を見極めて、より扱いやすいモデルを選んでください。

ミズノ ユーティリティ人気の型落ちモデル【中古おすすめ】

中古ショップで見つけたら即買い決定！？以下では、ミズノ ユーティリティの人気型落ちモデルを紹介します。

ミズノ MizunoPro ユーティリティ（2019）

ミズノ MizunoPro ユーティリティ（2019）

カスタム専用のミズノ ユーティリティ「Mizuno Pro」は、フェース部に高い反発性能でボール初速をアップする高強度マレージング鋼を採用。さらに、クラウン部内側をワッフル形状にして、低重心化を追求。伸びのある力強い高弾道と打ちやすさで飛距離を伸ばします。

アイアン感覚でスクエアに構えやすいヘッド形状で、カスタムなので、自分が求める性能を発揮して、コース戦略にマッチするシャフトを選べます。さらにネック部分には調整機能がついていて、スイングや求める弾道に合わせてロフト角・ライ角のセッティングも可能。より緻密にフィッティングしたい人におすすめのモデルです。

ミズノ ST200X ユーティリティ

ミズノ ST200X ユーティリティ

ミズノのユーティリティの「ST200X」は、高初速×低スピンをかなえるモデルです。

フェースには、高強度マレージング鋼（MAS1C）を採用、ミズノユーティリティ史上最薄フェースを達成。ソールのフェース寄りに溝を設けた「ウエーブテクノロジーソール」で、たわみ量も増幅。高い反発性能を発揮し、ボール初速をアップ、大きな飛距離をもたらします。

低く深い重心でボールの上がりやすさと打ちやすさを可能にしています。

オリジナルシャフトの「MFUSION」シリーズは肉厚を増やさずに衝撃強度を上げた、軽いのに暴れにくいシャフトです。豊富なシャフトラインアップで、幅広いユーザーに対応できる重量設定も魅力です。