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元賞金女王・古閑美保が教える! 女子プロからの飛ばしのヒント|Vol.5 渡邉彩香

注目選手の激うまポイントとマネどころを紹介

2021/03/31 ゴルフサプリ編集部

いま注目を集める女子プロたちにみる〝飛ばし〟のヒントを、元賞金女王・古閑美保が、簡潔明瞭にレクチャーする本シリーズ。 第5回はツアーを代表する飛ばし屋で、昨年5年ぶり復活優勝を遂げた渡邉彩香の飛ばしの秘密と、アマが参考にしたいマネどころを紹介。ドライバーショット格上げのご参考にどうぞ!!
GOLF TODAY 本誌 No.586 104ページより

ムダが削ぎ落とされて、洗練されたダイナミックスイングで見事復活!

渡邉彩香

(大東建託)
1993年9月19日生まれ。
静岡県出身。172㎝。A型。12年プロテスト合格。ツアー4勝。14年にツアー初優勝を挙げると、翌15年にも2勝を飾り一躍トップ選手に。その後苦しいシーズンが続いたが、20年の開幕戦となった「アース・モンダミンカップ」で5年ぶり4勝目をゲット。見事復活を遂げた。

ココが「渡邉」流飛ばしの秘密

スイング改造で5年ぶりV! 全体的に緩みがなくなり締まったスイングに変身!

長身から繰り出されるビッグドライブが彼女の代名詞。長い手足を生かした高いトップと大きなフォローは見事ですよね。ただ以前は「飛ぶけれど曲がる」というのが課題で、スイングアークが大きいぶんパワーは生み出しやすいものの、再現性という意味ではマイナスに働いていました。それがここ数年はムダな部分をそぎ落としてスイングが一気に締まった印象に! 全体的に緩みがなくなり、ダウンスイングの引き込みも一定したことで再現性が向上。これが5年ぶり涙の復活優勝につながったことは間違いありません。

ココがアマのマネどころ

飛ばしのカギは下半身! “左足”でグッと粘れば、 フォローが大きくなる!

彼女は女子プロの中では長身ですが、172センチといえば一般男性と同じくらい。それならアマチュア男子でもマネできる? といえば、違います。一番大事な「柔軟性」が大きく違うので、このスイングをマネしたらケガします(笑)。ということで全部は無理でもぜひ参考にしてもらいたいのが大きなフォロー。実はこのフォローを生み出す最大の秘密は下半身の粘り! 左ヒザが絶対外側に割れないように我慢して踏ん張るのがコツ。左の壁ができれば強く長く押せるようになってもっと飛ばせるはずですよ。


こがみほ/1982年7月30日生まれ。167㎝。01年プロ入りし、03年にツアー初優勝。08年には年間4勝を挙げて賞金女王に。11年、左手首の故障もあり29歳の若さで現役を引退。ツアー通算12勝。『FOXスポーツ&エンターテインメント』で『古閑美保のスマートゴルフレッスン』を放送中。GMOインターネットグループのアンバサダーに就任。


取材・文/今泉純子
撮影トーナメント/2020アース・モンダミンカップ、2020NEC軽井沢72ゴルフトーナメント
撮影/JGMA


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