ヤマハ ドライバーおすすめ3選|価格・スペック徹底比較

楽器やバイクのメーカーとしても知られるヤマハが、第1号となるゴルフクラブを開発したのは1982年。世界初と言われるカーボンコンポジットヘッドのドライバーだったといいます。その後も、ヘッドとシャフトを別に売る「RMX」やぶっ飛びアイアン「UD+2」など革新的なクラブを生み出し、「業界初でなければならない」という開発魂のもと、多くのヒット作品を生み出しています。そんなヤマハの最新モデルドライバーを紹介します。
[目次]
ヤマハ ドライバーの特徴とおすすめポイント

常に他メーカーに先駆けた製品開発を行っているヤマハ。2013年に発売したヘッドとシャフトを別売りにした「RMX(リミックス)」シリーズも年々進化を遂げ、2022年モデルはルール上限に迫る大きな慣性モーメントで、ビッグドライブをかなえるモデルとなりました。思い切り叩いても曲がらず、強気に攻められる「RMX VD59」と、芯をはずしてもまっすぐ飛ばせる「RMX VD」の2モデルをラインナップしています。
一方、2014年にアイアンからスタートした「UD+2(ユーディープラスツー)」は、フルラインナップシリーズに成長。2020年モデルのドライバーは、インパクトエネルギーをフェース周辺で受け止めて、ボール初速アップ、さらに大きな飛距離を実現させています。
楽器メーカーでもあることから、打球音には徹底的にこだわっているのも特徴的。ドライバー内部にサウンドリブを設け、爽快な打球音をもたらす技術も、最初にヤマハが開発、導入したものです。
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ヤマハ ドライバーの選び方
◎自分好みの弾道が打ちやすいモデルを選んで楽にティショットをする
ヤマハのドライバー3モデルには、それぞれに最新技術が盛り込まれ、大きな飛距離性能を実現しています。フェースをたわませて、高い反発性能を発揮、初速を高めて効率的にボールにエネルギーを伝えます。また、特大と表現できる高慣性モーメント設計でミスにも強く、ドライバーに求められるやさしさを搭載しています。
ヘッドスピードや求める弾道、搭載している機能の違いで選ぶと、ティショットが楽に打てるようになるはずです。
- 球のつかまり方と慣性モーメントの大きさで選ぶ
- アドレス時の見え方にもこだわり、ヘッド形状の違いで選ぶ
- ネック部分の調整機能や弾道調整機能で選ぶ
球のつかまり方と慣性モーメントの大きさで選ぶ
「inpres UD+2」は34.5度と大きな重心角で楽に球がつかまり、右方向へのミスを防いでくれます。しっかりと球をつかまえて、ハイドローボールがオートマチックに打てるクラブです。軽量設計で、パワー不足に悩むプレーヤーにも大きな飛距離を実現します。
ミスヒットには強くあって欲しいけど、あまり左方向には行かせたくないという人は「RMX VD 」がおススメです。「RMX VD」は高慣性モーメントを実現させながら、叩いても直進性の高いボールが打てる重心設計を施しています。左右どちらにも曲げたくないというゴルファーには「RMX VD59」がオススメです。ルール上限ギリギリの慣性モーメント値を実現しており、少し芯を外したくらいでは曲がらない直進性を備えています。つかまりも良いほうです。
それぞれの球のつかまり具合を参考にすると良いでしょう。
アドレス時の見え方にもこだわり、ヘッド形状の違いで選ぶ
ターゲットプレーヤーが異なる「inpres UD+2」と「RMX VD」「RMX VD59」は、アドレス時の見え方に違いがあります。
「inpres UD+2」は、クラウン・ソール部に1.5ミリのボックス上のへこみ「SPEEDBOX」を設けたシャロー形状。投影面積が大きめなので、安心感を持たせてくれますし、深い重心位置で楽に球を上げることができます。この安心感を持たせてくれる形状は「RMX VD59」も同様です。
「RMX VD」はヘッド体積460cm3ながら、ツアープロや上級者も納得の構えやすい顔をしています。ヤマハの契約プロである今平周吾選手が発売前から実戦で使い始めたことから、そのことを窺い知ることができると思います。
また「RMX VD」「RMX VD59」は“当たると最も飛ぶところに合わせて構えやすい”ように設計・デザインされています。本来、最も飛ぶ最適打点位置は「フェース中心のやや上部」なのですが、アマチュアゴルファーの多くは無意識に「ヘッド高さの中央」部分で打とうとする傾向があるとのことです。ヤマハ独自の分析と研究によって「RMX VD」シリーズは、ほかにはない顔(形状)となっています。
ネック部分の調整機能や弾道調整機能で選ぶ
ツアープロたちも愛用する「RMX VD」シリーズは、ネック部分に調整機能「RTS(Remix Tunimg System)」を搭載しています。もっと球を上げたい、低く抑えたいと考えたときにロフト角やライ角の調整ができるので、最適な弾道カスタマイズが可能です。
また「RMX VD ウェイトシステム」は、ソールに設置されたレール上のウェイトを移動することでつかまり具合を調整でき、重心角にして10度の調整が可能です。しかも、ほかと違う点として“ウェイトを移動しても慣性モーメントは変わらない”のです。これは画期的な設計・機能と言えます。
「inpres UD +2」は34.5度という特大の重心角で、やさしくボールをつかまえて飛ばす設計が追求されているので調整機能はありません。調整なしでシンプルに使うなら、オートマチックに打てる「inpres UD+2」がおススメです。
ヤマハ ドライバーおすすめモデル【初心者から上級者向けまで】
2022年1月時点でヤマハのおすすめドライバーは3機種をラインナップしています(※女性用モデル・型落ちモデル除く)。それぞれが、ターゲットとするゴルファーにとって最良の結果をもたらす機能が追求されています。
ヤマハ RMX VD ドライバー

圧倒的な大慣性モーメントを実現。それでいながら、ツアープロが好むオーソドックスなヘッドシェイプ(顔)としています。
そして、ヤマハ独自の「RMX VD ウェイトシステム」は10度の重心角調整を可能としながら、ウェイト位置を変えても慣性モーメントが変わらないという、とても難しい設計を実現しています。これは同じ振り感、フィーリング、そして直進安定性をキープしながら重心角(つかまり)だけを調整できる画期的なテクノロジーです。
さらに“感性を科学すること”に長けたヤマハは、「RMX VD」シリーズにおいて最適打点位置に対して構えやすいヘッドの見え方まで導き出しました。「RMX VD」は、これらの最新テクノロジーによってツアープロも満足させる安定性と優れた操作性、そして飛距離性能を備えたドライバーとなっています。
クラブ名 | ヤマハ RMX VD ドライバー |
---|---|
長さ | 45.25インチ |
重量/バランス(S) | ●Diamana PD 50 302g/D2 ●SPEEDER NX 50 302g/D2 ●TOUR AD UB-5 304g/D2 |
ロフト角 | 9.5度(±1)/10.5度(±1) |
ライ角 | 57度(57.75、58.5) |
ヘッド素材 | 6-4チタンCNC精密加工フェース、811チタン精密鋳造ボディ、カーボンクラウン |
ヘッド体積 | 450㎤ |
シャフト | Diamana PD 50/SPEEDER NX 50/TOUR AD UB-5(S) |
価格 | 97,900円(税込) 価格詳細 > ヤマハ RMX VD ドライバー公式サイト |

ヤマハ RMX VDドライバーをプロが試打!
ゴルフサプリ編集部が気になるクラブを、プロに試打してもらって紹介する「ゴルフサプリさくっと試打インプレッション」。 ...
ヤマハ RMX VD59ドライバー

曲がらないドライバーが欲しいというゴルファーは、この「RMX VD59」を試すことをオススメします。編集部における試打検証では、芯を少し外したくらいでは飛距離ロス・左右ブレともに一切ありませんでした。この強烈な直進安定性をもたらしているのが、5820g・cm3というルール上限ギリギリに迫る特大の慣性モーメントです。
そして「RMX VD」同様に、構えた段階でミスショットの確率を低くする「最適打点位置に対して構えやすい見え方」のフォルムも備わっています。それは最もヘッドの性能を引き出すインパクトがしやすくなる効果が期待できるフォルムであり、ヤマハ独自のアイデアによってもたらされたものです。
初速性能もヘッド内部に施された「BOOSTRINGテクノロジー」によって向上しています。2022年モデルの曲げずに飛ばすドライバーの筆頭といっても過言ではない性能を備えています。

2022 RMX VD59 ドライバー Diamana YR カーボンシャフト
クラブ名 | ヤマハ RMX VD59 ドライバー |
---|---|
長さ | 45.5インチ |
重量/バランス | ●Diamana YR S:299/D2 SR:297/D2 R:295/D2 ●Diamana PD 50 S:301/D2 |
ロフト角 | 9.5度(±1)/10.5度(±1) |
ライ角 | 59度(59.75度、60.5度) |
ヘッド素材 | 6-4チタンCNC精密加工フェース、811チタン精密鋳造ボディ、カーボンクラウン |
ヘッド体積 | 460㎤ |
シャフト | Diamana YR(S/SR/R) Diamana PD 50(S) |
価格 | ●Diamana YR 86,900円(税込) ●Diamana PD 50 97,900円(税込) 価格詳細 > ヤマハ RMX VD59ドライバー公式サイト |

ヤマハ RMX VD59ドライバーをプロが試打!
ゴルフサプリ編集部が気になるクラブを、プロに試打してもらって紹介する「ゴルフサプリさくっと試打インプレッション」。 ...
ヤマハ inpres UD+2 ドライバー

フェース面から約10mm後方、クラウンとソール部に深さ約1.5mmのボックス状のへこみ「SPEED BOX」を設け、フェース周辺の剛性をアップ。エネルギーロスの原因となるヘッド後方への振動拡散を極限まで低減。インパクトエネルギーを効率よくボールに伝えて、ボール初速を高め、大きな飛距離をもたらします。軽量設計で、パワーがないプレーヤーにも恩恵をもたらします。
また34.5度という大きな重心角で楽に球をつかまえるとともに、同重量帯最大級の5020g/cm2という慣性モーメントをかなえ、曲がりにくさを両立。方向性のよい高弾道を実現させています。
ヤマハらしい、爽快な打球音とともに、しっかりと球をつかまえて、「超まっすぐ」に気持ちよく飛ばせます。

2021 inpres UD+2 ドライバー Air Speeder for Yamaha M421d カーボンシャフト
クラブ名 | ヤマハ inpres UD+2 ドライバー |
---|---|
長さ | 45.75インチ |
重量/バランス | S:約284g/D5 SR:約279g/D4 R:約275g/D4 |
ロフト角 | 9.5度、10.5度 |
ライ角 | 61度 |
ヘッド素材 | 6-4チタン偏肉フェース、811チタン精密鋳造ボディ |
ヘッド体積 | 460㎤ |
シャフト | AIR Speeder for YAMAHA421d(S、SR、R) |
価格 | 1本:88,000円 価格詳細 > ヤマハ inpres UD+2 ドライバー公式サイト |
ヤマハ ドライバーおすすめモデル価格比較表
ここまで紹介してきたヤマハ ドライバー3機種の価格比較表を紹介します。
ドライバー | 価格 |
---|---|
ヤマハ RMX VD ドライバー | 97,900円(税込) |
ヤマハ RMX VD59ドライバー | ●Diamana YR 86,900円(税込) ●Diamana PD 50 97,900円(税込) |
ヤマハ inpres UD+2 ドライバー | 1本:88,000円 |
曲がらず、まっすぐに、爽快な打球音で飛ばせるヤマハ ドライバー
ヤマハのドライバー、3モデルはゴルファーがどんなティショットを打っていきたいかを考えて選ぶと良いでしょう。
パワーはないけど、クラブの性能でよりまっすぐより遠くへオートマチックに打っていきたいなら「inpres UD+2ドライバー」。大きな飛距離も操作性も重視し、点を狙いたいのであれば「RMX120」。多少のミスでも気にせず振っていきたいと考えるプレーヤーは「RMX220」がおススメです。
全モデルとも爽快な打球音も魅力です。
ヤマハ ドライバー人気の型落ちモデル【中古おすすめ】
中古ショップで見つけたら即買い決定!?以下では、ヤマハ ドライバーの人気型落ちモデルを紹介します。
ヤマハ RMX 120 ドライバー

リブとホーゼルでフェース周辺をリング状に固定した「BOOSTRING(ブーストリング)」構造を採用。ボディの余分なたわみを抑制し、全方位のたわみを均一にして、エネルギーロスを軽減し、ボール初速を高めています。455cm3のヘッドサイズながら、投影面積を大きくした深重心設計、5180g/cm2という大きな慣性モーメントで、ミスヒットにも強くなっています。
1つのヘッドで複数のシャフトを同時に購入することもでき、ネック部分にはロフトとライの調整機能を搭載。ソールの後方にウエイトポートを設け、ウエイト交換でバランス調整も可能です。操作性を維持しながら、寛容性を高めたモデルはしっかりと叩けて、直進性の高い強弾道ボールを実現させます。
クラブ名 | ヤマハ RMX 120 ドライバー |
---|---|
長さ | 45.5インチ |
重量/バランス | ●TMX-420D S:約299g/D2 SR:約293g/D2 R:約291g/D2 ●Speeder EVOLUTION VI FW50 S:約304g/D2 ●TOUR AD XC-5 S:約304g/D2 ●Diamana ZF50 S:約305g/D2 |
ロフト角 | 9.5度、10.5度 |
ライ角 | 59度/60.5度 |
ヘッド素材 | 6-4チタンCNC精密加工フェース、811チタン精密鋳造ボディ |
ヘッド体積 | 455㎤ |
シャフト | TMX-420D(S、SR、R) Speeder EVOLUTION VI (S) TOUR AD XC-5(S) Diamana ZF50(S) |
ヤマハ RMX 220 ドライバー

リブとホーゼルでフェース周辺をリング状に固定した「BOOSTRING(ブーストリング)」構造を採用。ボディの余分なたわみを抑制し、全方位のたわみを均一にして、エネルギーロスを軽減し、ボール初速を高めています。460m3のヘッドサイズの投影面積を大きくして、重心深度を深くして、5760g/cm2という大きな慣性モーメントも実現。寛容性の高いセミオートマチック系のドライバーは、芯をはずしても、大きなミスにはならず、まっすぐに飛ばすことが可能です。
ネック部分にはロフトとライの調整機能を搭載。ヘッドとシャフトが別売りなので、1つのヘッドで複数のシャフトを購入することもできるのも特徴です。
クラブ名 | ヤマハ RMX 220 ドライバー |
---|---|
長さ | 45.5インチ |
重量/バランス | ●TMX-420D S:約298g/D2 SR:約292g/D2 R:約290g/D2 ●Speeder EVOLUTION VI FW50 S:約303g/D2 ●TOUR AD XC-5 S:約303g/D2 ●Diamana ZF50 S:約304g/D2 |
ロフト角 | 9.5度、10.5度 |
ライ角 | 60度/61.5度 |
ヘッド素材 | 6-4チタンCNC精密加工フェース、811チタン精密鋳造ボディ |
ヘッド体積 | 460㎤ |
シャフト | TMX-420D(S、SR、R) Speeder EVOLUTION VI (S) TOUR AD XC-5(S) Diamana ZF50(S) |
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