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スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|メンタル&マネジメント VOL.27

2021/04/24 ゴルフサプリ編集部

ゴルフプレーでは一打ごとに状況が変化する。その場面にマッチしたショットイメージやクラブ選択でスコアロスを最小限に食い止めよう。仮にミスして大叩きしたとしても慌てたりムキになったりしないこと。スコアを上手に積み重ねて、90切りのコツをつかもう。

ゴルフトゥデイ本誌587号/106〜107ページより

【マネジメント編】花道からのアプローチはコロがし優先で寄せましょう!

油断大敵の花道。クラブはAWやPWを使おう

ボールはグリーン手前の花道上で、ボールのライは良好。「ピンが狙いやすい」と思ったらシャンクやトップ、チャックリなどが出て慌てたことはありませんか?「花道はボールが打ちやすい」という先入観からイージーに打ってしまう方が多いのですが、花道からのアプローチは決してやさしくはないのです。

日本のコースの大半は砲台グリーンですから、花道からはやや左足上がりとなります。傾斜を無視してボールを上げようとするのがミスの原因ですけれど、ちゃんと打てたとしても「あれ、全然届かないや?」という現象が起こりやすいので注意が必要です。ロフト角58度のSWを持つとすれば、花道上で構えるとロフト角が65度近くに増えます。ボールが高く上がりすぎてキャリーが少なくなり、手前にショートしやすい。つまりスイングのミスではなくて、クラブ選択のミスです。SWをAWに持ち替えるだけで十分対応できますし、ピンが奥めでピッチエンドラン、もしくはランニングアプローチで寄せたければPWを使いましょう。

いずれにしてもグリーン手前の花道からは最初からコロがすイメージで打つのが大正解です。

ピンが手前側のときも一緒。ボールから手前のグリーンエッジまで5ヤード、ピンまでは11ヤードといった場面で、「ピンの手前に落とそう」なんて難しいことを考えるとインパクトが緩んで、トップやチャックリが生じるリスクが大きい。「アプローチはボールをグリーンの面に直接乗せなくてはならない」という発想はもう捨ててください。

こんなときプロたちはPWを使ってグリーンの手前からコロがします。手前からクッションさせる作戦ですが、花道の面を利用することでピンに寄せやすい。上げて寄せるのではなく、コロがして乗せる。やってみたことのない人は一度トライしてください。体験して覚え、経験値を広げていくことが大事ですよ。

ピンが手前側ならPWを使ってグリーンの手前からコロがそう。ミスが少なくピンの近くに寄る確率が高い。
苦労したくないのでフクロウと(笑)。行きつけの店のペットです。

伊能恵子
(いのう・けいこ)
千葉県出身。男女ツアープロをサポートするプロキャディの第一人者。現在は主に片岡大育のキャディをつとめる一方、リンパセラピストとしても活躍中。

【メンタル編】「大叩きした後はどのように立て直したら良いですか?」

背負う数字をあまり増やさないことを考えよう

ひとつのホールでミスを重ねてしまい、トリプルボギーやダブルパーの大叩き。そんなときは頭にカーッと血がのぼってしまいますよね。大叩きの後はプレーをどう立て直したらいいかというご質問ですが、ほとんどのゴルファーはすぐにミスを取り返そうとします。これが一番プレーを崩してしまうパターンです。

一度ミスが出たら、その日のラウンドでずっと背負っておくこと。皆さん、それをすぐに下ろそうとするけど、ゴルフって数字の積み重ねじゃないですか。ということは、数字を途中で下ろせない。バーディをとっても下ろせないんです。トリプルを打ったらトリプルを背負ったまま、18ホールを回る。数字の積み重ねでその日のスコアが決まりますから、大事なのは大叩きしたら以降のプレーで背負うものをあまり増やさないようにすることです。

私は上手な人にも100が切れない人にも、「大叩きした後のホールではパーを取ろうなんて思わないように」と同じようにアドバイスしています。上手い人ならボギーでもいいし、100切りを目指す人はダボでもいい。ダボを打ったら次はボギーでもいいのです。

今はコロナ禍で多くの飲食店が大変な苦労をされています。頑張っている方々に応援を送りたい気持ちを込めて、あえていわせて頂くとすれば、売り上げが落ちたのを1カ月そこそこで取り戻そうとしても無理があるでしょう。

営業を続けるためにも、緩やかに復活させることに尽力するしかないと思います。一気に戻そうとV字回復に走ると、もう一度谷底に落ちてしまいかねません。それと同じことを、皆さんはゴルフでもやろうとしているわけです。

今日はそういう日と割り切って傷口をこれ以上広げないことを考えましょう。起死回生を目論んだり、無謀策をとったりしないで、自分なりに安全確実なプレーを心がけてみてください。

A.「安全なプレーに徹して傷口を広げないようにしましょう!」

ゴルフは数字の積み重ねで、その日のスコアが決まる。大叩きした後はミスを取り返そうと思わないで、数字をなるべく増やさないことを第一に考えよう。

北野正之
(きたの・まさゆき)
1966年5月18日生まれ。93年プロ入り。松原ゴルフガーデン(埼玉県草加市)やサザンヤードCC(茨城県水戸市)などで多くのアマチュアをレッスン。


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