ゴルフアドレス|回転しやすい構えを作ろう【ゴルフ初心者レッスン】ゴルフクラブの握り方の基本(2)
2週間でコースに出られる! 関浩太郎のビギナーレッスンVol.4
YouTube番組「KOTAROゴルフTV」とのコラボレーション企画の第3回。スイングしてもヨロけないように構えるのはアドレスの絶対条件だが、回転運動がしづらいようでは本末転倒。そこで今回は安定感と動きやすさを両立させる構え方を紹介。読んだらyou tube番組「KOTARO ゴルフTV」を視聴して知識を定着させよう。
ヒザは伸ばさず曲げず「緩める」
前回、アドレスでは20kgの力で引っぱられても崩れないバランスが必要とお伝えしましたが、スイングは回転運動ですから、同時にスムーズに動けることも不可欠です。
それにはまず下半身をガチガチに固めないことです。ヒザは深く曲げても、伸ばしたままでも固まりやすいので、いずれもNG。曲げず、伸ばさず、緩めるだけでOKです。
緩ませるコツは土踏まずからやや前あたりに体重を乗せること。スタンスをとったらその場で軽く真上にジャンプし、着地した時の下半身がそれに近い状態になります。結果的に前後左右ともに5:5の体重配分になり、動きづらくない程度に下半身がどっしりします。
【スイングしやすい下半身の構え方】
両ヒザは「緩める」だけでいい。真上にジャンプして着地した体勢が目安!
ヒザを緩めるとこれくらいの角度になる。
真上にジャンプし、着地したとき時の体勢を覚えよう。
手の位置は肩の真下
下半身同様、上半身がガチガチに固まっていてもスイング時の回転運動がうまくてきません。クラブを持った途端にいきなり肩から腕に力が入り、スムーズに動けなくなる方が多いので注意してください。
上半身から適度に力を抜くには、前回お話した要領で股関節から上を前傾させた後に、両手を真下にダランと垂らします。こうすると腕や肩から力が抜け、後方から見た時に肩の真下に手がくる格好になります。
その位置で、フィンガーグリップでクラブを持つ(第1回参照)こと。肩の真下に手がきて、腕の筋肉に力が入っていなければOK。ヒジはピンと張らず、少し緩んだ感じになります。
この手の位置はクラブによって変わることはありません。ドライバーからウエッジまで全番手で同じ位置に手がきます。
【スイングしやすい上半身の作り方】
両手を真下にダランと垂らす。全番手、垂らした位置でクラブを持つ。
手の位置は肩の真下。
ドライバーからウエッジまで手の位置は変わらない。
【YouTube連動特別企画|より詳しい解説はKOTAROゴルフTVへ!!】
◼︎関 浩太郎プロフィール
せき・こうたろう。1974年生まれ、茨城県出身です。ゴルフを始めたのは15歳。関東国際カントリークラブでプロ研修生として修行後、ゴルフ留学のため渡米し。米国でのゴルフ留学時には、カリフォルニアアズメディアプロゴルフスクールに通い、最新のスイング、クラブ、トレーニング、メンタル理論を学ぶ。その後、カリフォルニアプロツアーを転戦。プレーヤーとして、色々な経験を積む。
帰国後は有名クラブ職人に弟子入りし、フィッティング理論、クラフト技術を学んだ。プロコーチ、クラフトマンとして、日々アマチュアゴルファーの悩みを解決するとともに各種ゴルフメディアで活躍中。SEKI GOLF CLUB 目黒を主宰。
取材・文/岸 和也
撮影/相田克己
協力/SEKI GOLF CLUB 目黒