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女子ゴルファー日本一決定戦「女子OP」覇者にみる、ある傾向とは!?

「いまどきツアーをデータ斬り!」国内外のゴルフツアーをあらゆるデータで一刀両断 Vol.97

2021/09/26 ゴルフサプリ 編集部

今週の女子ツアーは女子ゴルファー日本一決定戦といえる日本女子オープンである。重みのあるこのタイトルを手にしてきた選手には、ある傾向がある。それは何か。

女子ゴルファー日本一決定戦「女子OP」覇者にみる、ある傾向とは!?

2020年大会 lpga.or.jpより

日本女子オープンを迎える季節になると、女子ツアーもいよいよ終盤戦に入ってきたという張り詰めた空気が漂う。優勝賞金3000万円は佳境に入ってきた賞金女王争いを大きく左右するビッグマネー。それ以上に、長い歴史が詰まったタイトルの重みは計り知れないものがある。

これまで、このタイトルを手にしてきた選手には通常のトーナメントとは一線を画した傾向がある。それは、首位で最終日を迎えていたケースが非常に多いということだ。

2019年大会 lpga.or.jpより

ツアー制度が施行された1988年以降、昨年までの33回中24回が単独首位または首位タイだった選手が勝っている。逆転はわずか9回。パーセンテージで表すと逃げ切りが73%で逆転は27%である。4回に1回しか逆転劇が起こっていないわけだ。

女子ツアー全体ではどうかというと、逃げ切りが52%で逆転は48%。ほぼ互角といっていい。日本女子オープンは明らかに首位に立った選手の勝率が高いのである。

2018年大会 lpga.or.jpより

昨年は4打差の首位で最終日に入った原英莉花がその差を保ったまま逃げ切った。2年前は畑岡奈紗と大里桃子が首位に並んで最終日を迎え、中盤からバーディーラッシュをかけた畑岡に軍配が上がった。

3年前はユ・ソヨンと菊地絵理香が3日目を終えて首位タイ。5バーディー、ボギーなしで回ったユが全米女子オープン覇者の貫録を見せつけた。そして4年前の2017年は2打差の首位で出た畑岡が65を叩き出して8打差の圧勝。大会連覇を果たしている。

2017年大会 lpga.or.jpより

そう、ここ4年はすべて逃げ切り優勝である。最後の逆転勝ちは今年と同じ烏山城カントリークラブで行われた5年前の2016年までさかのぼらなければならない。勝ったのは4打差5位にいた当時17歳のアマチュアだった畑岡。3日目を終えて首位に立っていたのは同じくアマチュアの長野未祈だった。

2016年大会 lpga.or.jpより

今年も傾向通りに首位の選手が栄冠をつかむのか、それとも5年ぶりの逆転劇が起こるのか。いずれにせよ、首位で最終日を迎える選手には大注目だ。

日本女子オープン過去10年の優勝者と3日目終了時の位置

優勝者 3日目終了時
2011年 馬場ゆかり 2打差首位
2012年 フォン・シャンシャン 首位タイ
2013年 宮里美香 5打差首位
2014年 テレサ・ルー 5打差11位
2015年 チョン・インジ 3打差4位
2016年 畑岡奈紗 4打差5位
2017年 畑岡奈紗 2打差首位
2018年 ユ・ソヨン 首位タイ
2019年 畑岡奈紗 首位タイ
2020年 原英莉花 4打差首位


文・宮井善一
1965年生まれ。和歌山県出身。スポーツニッポン新聞社でゴルフ記者を8年間務め、2004年にフリーのゴルフライターとして独立。ゴルフ誌などに執筆のほか日本プロゴルフ殿堂オフィシャルライターとして活動している。元世界ゴルフ殿堂選考委員。



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