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[ツアープロも出場!「柏オープン」を開催する「柏ゴルフフェスタ」の取り組み]

SDGsとゴルフ|第6回

2022/01/08 ゴルフサプリ 編集部

SDGsとは,Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略称。2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標であり、17のゴール・169のターゲットから構成されている。

SDGsの中に、「住み続けられる街づくりを」という目標がある。この目標が目指す具体的なものとしては、市民の健康維持、自然の保護などがあるが、ゴルフで地域の活性化を実現している事例がある。「柏ゴルフフェスタ」だ。

GOLF TODAY本誌 No.595/117ページより

地域の人々がゴルフを通じて繋がる!

社会貢献の動きにゴルファー、企業が次々に賛同

「柏ゴルフフェスタ」は柏市在住30年になる、トーナメント実況でおなじみのゴルフキャスター、薬師寺広氏が発起人となり、2016年にスタート。ゴルフで地域活性化を目指し、社会貢献をしながら大人はゴルフを楽しんでもらい、日本の未来を担う子供たちにはゴルフの楽しさを知ってもらい未来に繋げたい! という熱い思いから立ち上がった。最初にはじめたのは、チャリティコンペの開催とスナッグゴルフの道具を小学校に贈呈することだったそうだ。

父である広氏とともに「柏ゴルフフェスタ」を運営する薬師寺輝氏によると、「社会貢献活動に興味があるゴルファーが続々と参加してくれました。さらにヤマト運輸さんが協力したいと申し出てくれて、他にもスポーンサーが何社かつきました」とスタートから賛同するゴルファーや企業が多かったそうだ。ゴルフ場や練習場、さらにはプロゴルファーなども「柏ゴルフフェスタ」に賛同していき活動はさらに拡大。2020年からはツアープロも参加する「柏オープン」が開催されている。

地域の小学校にスナッグゴルフを贈呈。

ゴルフを通じて中学生の僕を受け入れてくれた米国での体験

広氏とともに熱い思いで「柏ゴルフフェスタ」について語る輝氏。中学生の頃に米国フロリダのオーランドに移住した際の経験が、大きく影響しているという。
「父の仕事の影響で移住をしたのですけど、フロリダではボール拾いなどのお手伝いをすれば子供は無料でプレーができました。ゴルフ場が地域社会と繋がっていて、地域の住民はゴルフを通じてコミュニケーションを取っていました。日本人だった僕もゴルフ場のコミュニティがあったので、すぐに地域社会にとけ込めました」。

日本ではゴルフ場で地域の住民が交流するという事例は、まだ少ないかもしれない。一方で米国では当たり前のようにゴルフによる交流体験を中学生の頃にしたことが、「柏ゴルフフェスタ」成功への強い確信になっていた。

柏オープンの表彰式の様子。

小さくても地域のゴルファーがプライドを持って参加する大会に!

「柏ゴルフフェスタ」の取り組みの中で最も目立っているのが「柏オープン」。ツアープロも参加し、優勝賞金は100万円(賞金総額350万円)だ。将来はどのような大会にしたいかを聞くと、「JGTOのツアーにしようとか大きい大会にしたいとはまったく考えていません。小さいままで良いので、参加する選手やかかわっている皆さんがプライドを持てる大会にしたいです。だからYouTubeで生中継もしていますし、出場選手のプロモーションビデオも作っているんです」とここでも熱い輝氏だった。

ゴルフトーナメントは大きい大会に目がいきがちだが、小さくても誰もがプライドを持って参加できる大会が増えることは、より多くの選手やゴルフ関係者の幸せに繋がる。「柏ゴルフフェスタ」そして「柏オープン」は、SDGsの「誰一人取り残さない」という原則にも繋がっているように感じた。

スタッフで記念撮影。前列左から2番目が薬師寺広氏、3番目が輝氏。


北村 収
1968年東京都生まれ。ゴルフ雑誌(ALBA)編集部、ゴルフダイジェスト・オンライン メディア部門に所属後、2011年に株式会社ナインバリューズを設立。ゴルフ分野を中心に、取材・執筆・編集からソーシャルメディア、web、Eコマースの企画運営まで総合プロデュースを手掛ける。


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