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パットのアドレスは下半身どっしりで!藤田寛之が教えるグリーンの読み方&打ち方

第5回 握り方と構え方を工夫する

2021/08/26 ゴルフサプリ 編集部

現状の打ち方でパットが入らないのなら、握り方や構え方を変えてみるのが一策。固定観念を捨て、柔軟な発想を持つことが大切だ。

GOLF TODAY本誌 No.591/110〜113ページより

上半身はリラックス、 下半身はどっしり!

ヒザを軽く曲げて、土台となる下半身を安定させることが大事。

左)左右の親指をグリップの真上に乗せ、余計な力を入れずにバランスよく握る。

右)逆オーバーラッピンググリップだが、左手人さし指を小指の上に乗せる一般的な握り方ではなく、薬指の上まで伸ばしている。

左手人さし指を右手薬指の上まで伸ばす

パットは「握り方」や「構え方」をほんの少し変えるだけで、劇的によくなることがあります。ミスが多くて悩んでいる人は、固定観念にとらわれずに柔軟な発想を持ち、何でも試してみましょう。

私の場合、ベースボールグリップなどを経て、左手人さし指を右手小指の上に重ねる「逆オーバーラッピンググリップ」を採用。ひと工夫をして、左手人さし指を右手薬指の上まで伸ばしたら、タッチがよくなりました。左手の握り(かぶせ方)はやや浅めに。右手のヒラをフェース面と見立て、両者の向きが揃うようにグリップします。

構え方は、足を肩幅程度に開き、上半身はリラックス、下半身はヒザを軽く曲げて、どっしりさせています。棒立ちのアドレスは体が揺れやすいのでオススメしません。パットは狙ったところに真っすぐ打てればどんな形でもOKなので、これらをすべてマネする必要はなく、自分にとって構えやすく、打ちやすいスタイルを見つけてください。

左手の握りを浅くする

左手の握り(かぶせ方)を浅くすると、左手首がロックされて余計な動きが生まれないため、ストローク中も左手首の角度をキープしやすくなる。

右手のヒラとフェース面を揃える

右手のヒラをフェース面と見立てて、ターゲットと直角になるように両者の向きを揃える。両者をリンクさせることでストロークが安定し、方向性がよくなる。

手のポジションとボール位置が大事

上半身は股関節から前傾し、腕をダランと下げたところで握る

左)肩の力を抜き、腕を垂らしたところで握るのが一番自然で、ストロークが安定する。

右)ヒジを軽く曲げてクラブを握る。肩のほぼ真下に手が収まるのが目安。

手首の角度をできるだけキープする

手首を使う打ち方もあるが、使わないほうが簡単で、ミスが出にくい。構えたときの手首の角度が変わらないようにストロークしよう。

手がスムーズに動き再現性の高いストロークになる

私が重要視しているのは、緊張したときやプレッシャーがかかった場面で、手がスムーズに動くかどうか。そのポイントの一つが、構えたときの「手のポジション」になります。
 
まず、上半身を股関節からしっかり前傾させ、肩の力を抜きます。そして、腕をダランと下げたところで、ヒジを軽く曲げてクラブを握ります。肩のほぼ真下に手が収まるのが目安。この手のポジションが一番自然で、手がスムーズに動くうえに、再現性の高いストロークになるからです。

真っすぐ打てればどこでも構いませんが、手が体に近すぎたり遠すぎたりすると、手の通り道が安定せず、プッシュアウトやヒッカケのミスが出るので注意しましょう。

基本通りでなくてもOK! ボールを目の真下より外側に置くのが藤田流

左)ボールを目の真下に置くと、ボールへの目線が垂直になり、ターゲットラインと目線のズレが少なくなる。

右)ボールを外側に置くことで、ボールへの目線が斜めになる。ドライバーなどのショットと同じ感覚で構えている。

目の真下よりボール2個ぶん外側にセット。

左右のボール位置も大事

正面から見て、体の中心(スタンスの真ん中)よりやや左側にボールを置いている。

練習でボール位置を前後左右にズラして打ってみよう

パットのボール位置は、「目の真下」が基本。ターゲットラインと目線のズレが少なく、真っすぐ打ち出しやすいというのが利点です。

しかし、私はこの基本通りに構えると違和感があり、手がスムーズに動きません。そこで試行錯誤を重ねた結果、ボールを目の真下より外側に置くようにしました。これは理屈ではなく感覚で、私にとってここが一番真っすぐ打ち出せる位置なのです。

パットの場合、ボール位置をわずかでもズラすと、フェースの向きが変わり、出球に大きな影響を与えます。ですから、前後左右にズラしながら練習を行い、自分にとって最適なボール位置を見つけることが大切です。

上達の秘訣

手の高さもチェック!

アドレスでの手の高さも重要なポイントで、ハンドアップに構えるか(上)、ハンドダウンに構えるか(下)によって、ストロークが変化する。ハンドアップは手首の角度がキープしやすく、ハンドダウンはローテーションが大きくなる。

藤田寛之
ふじた・ひろゆき
(葛城GC)
1969年6月16日生まれ。168㎝、70㎏。福岡県出身。ツアー18勝。年齢を重ねるごとに勝ち星を増やし、40代で12勝をマーク。2012年には年間4勝を挙げて43歳にして初の賞金王に輝いた。23年連続で賞金シード入り。得意クラブはパター。

取材協力/葛城ゴルフ倶楽部


【藤田寛之が教えるグリーンの読み方&打ち方】


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