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「飛ぶシャフト」というのは本当にあるのか?

ゴルフライターT島が切り込む!フィッティングショップだから分かるゴルフギア最新事情/第13回

2021/09/03 ゴルフサプリ 編集部

シャフトを変えれば飛ぶようになるのか?もちろん、自分のスイングに合っているシャフトを選べば、合っていないシャフトを使用するよりも飛距離は伸びる。では、誰が使っても“飛ぶシャフト”というのはあるのか?このとっても気になるテーマに、ゴルフライターのT島氏が切り込みます。

誤解を恐れず言うと「飛ぶシャフト」はない

先日、電車の中でゴルフが好きそうなサラリーマン風の方が「リシャフトしたら飛ぶようになるの?」という話をしていて気になっているT島です。これって、フィッティングも同じで「フィッティングしたら飛ぶようになるの?」という素朴な疑問にもつながると思います。大蔵ゴルフスタジオ(東京都世田谷区)の金子フィッターに聞いてみました。

(T島)リシャフトしたら飛ぶようになる?とか、飛ぶシャフトってある?とか、ぶっちゃけ聞かれたことありますか?

(金子)大蔵ゴルフスタジオでは無いですが、僕は前職が大手量販店だったんです。そこでは「飛ぶシャフト入れて!」というお客様は結構いらっしゃいましたよ。

(T島)常連さんですか?

(金子)いきなり来られる方が多くて、説明にお時間をいただくことが多かったです。そこからフィッティングについてお話するんですけど、ゴルフ仲間が「アレが飛ぶ」とかSNSで「この組み合わせが神セッティング」とか、「〇〇プロが20ヤード伸びた」といった話を耳にして、それが「飛ぶシャフト入れて!」のきっかけになっていることが多かったです。

(T島)なんだかよくわかります。T島もブログを書いておりますが、シャフトの記事はアクセスが非常に増えます。「新しいのは飛びますか」という質問をされることも一度や二度じゃありません。リシャフトを考えている人が多いことはわかるのですが「飛ぶシャフト」って皆さんおっしゃいますが、ぶっちゃけそんなのあるの??って思うんです(汗)

(金子)誤解を恐れず言うと「飛ぶシャフト」というのはありません。クルマに例えるとスイングするゴルファー自身がエンジンです。シャフトはその力をうまく伝える変速機。変速機はエンジン以上の出力をヘッドに伝えることはありません。シャフトには動力はありませんから、エンジン出力以上の力はヘッドに伝わらないんです。先日、クラブアナリストのマーク金井さんのYouTube動画を拝見したら、飛ぶシャフトについて非常にわかりやすく仰っていましたので、興味ある方はご覧になってください。

(T島)そうですね、その動画は大蔵ゴルフスタジオの特派員ブログで私も取り上げさせていただきました。エンジンの出力をロス無く伝えること、シャフトには加点がないといわれてましたね。

大蔵ゴルフスタジオの金子フィッター

自分で作った出力をロスを少なく伝えることができるシャフトを選ぼう

(金子)シャフトはエンジンじゃない。ここを誤解せずに理解して欲しいんです。でも、できる限り、皆さんがスイングして出した出力を減らすことなくヘッドに伝える事ができるシャフトはあります。それは、ひとりひとり違うのでフィッティングの必要性があるのです。

(T島)自分の出力以上をヘッドに伝えることはできない。つまりシャフトにエンジンもモーターも付いていないということですよね。シャフトがしなって戻る。でもしならせた分しか戻らない。

(金子)以前、最新シャフトは「必ずしもあなたにとって最善ではないかもしれない」という話をしましたが、最新のテクノロジーを使っても、高価な素材を使っても、自分のパワーを上回る力を生み出すことは出来ないんです。でも自分に合ったシャフトは、自分で作った出力をロスを少なく伝えることができます。

ロスが少ない=飛ぶ!そして曲がりにくい!

これは言えると思います。

(T島)それは、シャフトを長尺にしても同じですよね。

(金子)そうですね、変速器付きの自転車をイメージして下さい。軽く漕げるけど、回転数を上げないと前に進まない。これは短尺シャフトのイメージです。重いけど、少し回転させるだけですごく進むのが、長尺シャフトのイメージです。長尺ドライバーでボールを飛ばすには、技術とパワーが必要となります。ブライソン・デシャンボーみたいに、パワーがあって長尺にすると最強に飛びますが、曲がるリスクも伴います。ゴルファーに最適な長さって技術やパワー、あとホームコースが狭いとか広いとか、要素を考慮してお客様と決めていくんです。

(T島)「長尺で飛ばす」とか「飛ぶシャフト」というのは、幻想なんですよね。自分のスイングでロス無く力を伝えられるシャフトを見つけて、地道にエンジンの出力を上げる努力をすること。これが最短最速の飛距離の伸ばし方ということで良いですか?

(金子)そうです!でも自分に合っているシャフトにすると、ロスがすごく減って安定される方が非常に多いです。まずはフィッティングにお越しください。

なんだかうまくまとめられた気がします。飛ぶシャフトという幻想は捨てて、地道な努力とフィッティングで飛距離アップを目指しましょう!

▼T島氏のプロフィール
ゴルフ関連のライター、動画撮影編集、ブロガー、フォトグラファー、YouTuber的な(笑)、いろいろやってます。ゴルフ、クルマ、カメラ、音楽、映画、ガジェット、が好きです。以前は、店舗の運営、出店、立て直しを25年やってましたが、何故かこんな仕事をしています。

上記動画はT島氏が特派員ブログを勤めている東京都世田谷にあります大蔵ゴルフスタジオの説明。大蔵ゴルフスタジオ世田谷のクラブフィッティングの流れを説明しています。

取材協力/大蔵ゴルフスタジオ世田谷
住所:〒156-0053 東京都世田谷区桜3-24-1 オークラランドゴルフ練習場内
営業時間:11:00〜19:00
定休日:毎週月曜日
TEL:03-6413-9272
https://www.ogs-p.jp/


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