Q.ロブショットを打ちたいです A.十分高さが出て、止まるハーフ・ロブがオススメです|ゴルフ新理論「グラビティメソッド」
カラダが喜ぶ、グラビティメソッド Season3 vol.17
スイング中の重心を整え、再現性を高める「グラビティメソッド」。
シーズン3では、ゴルファーの具体的な悩みを解決していきます。
GOLF TODAY本誌 No.593 96〜97ページより
Q.ロブショットを打ちたいです
A.十分高さが出て、止まるハーフ・ロブがオススメです
コントロール出来るハーフ・ロブを打つ
どうしても高い球で止める必要があるなら、ハーフ・ロブがいい。フォローに向かって緩やかに閉じていくフェースにボールが乗って、コントロールされた弾道になる。
高い球を打つときも基本は変えない
砲台グリーンでピンが手前のときなど、ロブショットを打ちたい局面はあります。しかし、ロブショットは距離感が難しく、ヘッドが芝の下をくぐるなどの大きなミスが出やすいので、多くのゴルファーにとって最終手段ととらえたほうが良いでしょう。
私がオススメするのは、適度に高く上がってくれてコントロールしやすいハーフ・ロブです。打ち方は、ほぼ基本のピッチエンドランですが、ボールの位置を左足寄りにし、カラダの回転軸を右側に保ったまま、フォローで左ヒジを抜くように打つことで、ボールを高く上げられます。
通常の打ち方よりもフェースを閉じる動きは控えめですが、やはり開閉は行われます。それによってフェースにボールが乗り、コントロールされた高い球にすることができるのです。基本の打ち方に近いメカニズムで打つため、ロブショットよりも成功する確率が高くなります。
応用(ハーフ・ロブ)の前に基本(ピッチエンドラン)を確認!
ハーフ・ロブの打ち方
大本研太郎
(おおもと・けんたろう)
レッシュプロジェクト・マスター級トレーナー資格を所持し、データと理論に基づくレッスンに定評がある。新理論「グラビティメソッド」で、2018年PGAティーチングアワード最優秀賞。「GPC恵比寿」主宰。1974年生まれ。