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Q.ロブショットを打ちたいです A.十分高さが出て、止まるハーフ・ロブがオススメです|ゴルフ新理論「グラビティメソッド」

カラダが喜ぶ、グラビティメソッド Season3 vol.17

2021/12/23 ゴルフサプリ編集部

スイング中の重心を整え、再現性を高める「グラビティメソッド」。
シーズン3では、ゴルファーの具体的な悩みを解決していきます。

GOLF TODAY本誌 No.593 96〜97ページより

Q.ロブショットを打ちたいです

A.十分高さが出て、止まるハーフ・ロブがオススメです

コントロール出来るハーフ・ロブを打つ
どうしても高い球で止める必要があるなら、ハーフ・ロブがいい。フォローに向かって緩やかに閉じていくフェースにボールが乗って、コントロールされた弾道になる。

高い球を打つときも基本は変えない

砲台グリーンでピンが手前のときなど、ロブショットを打ちたい局面はあります。しかし、ロブショットは距離感が難しく、ヘッドが芝の下をくぐるなどの大きなミスが出やすいので、多くのゴルファーにとって最終手段ととらえたほうが良いでしょう。

私がオススメするのは、適度に高く上がってくれてコントロールしやすいハーフ・ロブです。打ち方は、ほぼ基本のピッチエンドランですが、ボールの位置を左足寄りにし、カラダの回転軸を右側に保ったまま、フォローで左ヒジを抜くように打つことで、ボールを高く上げられます。

通常の打ち方よりもフェースを閉じる動きは控えめですが、やはり開閉は行われます。それによってフェースにボールが乗り、コントロールされた高い球にすることができるのです。基本の打ち方に近いメカニズムで打つため、ロブショットよりも成功する確率が高くなります。

応用(ハーフ・ロブ)の前に基本(ピッチエンドラン)を確認!

ボールを高く上げるショットvol.17の前に、基本となるピッチエンドランの習得が不可欠だ。テークバックで開いたフェースは、フォローで閉じる。このクラブの自然な特性を生かして、ボールをとらえることが基本になる。

ハーフ・ロブの打ち方

ボール位置は左足寄り。カラダの中心軸よりも左側になるようにセットする。フェースは少し開く方が高い球が打ちやすい。
高い球を打つからといって、特別な動きをしないのがポイント。カラダの軸をボールの右にキープして、そのまま振り抜けばいい。
インパクト直後までは、いつものピッチエンドランと同じイメージでOK。フォローからフィニッシュに向かう際に、左ヒジを抜くように動かす。
左ヒジを抜くように動かせると、フェースが閉じる度合いが抑えられて、高い打ち出しにすることが出来る。

大本研太郎

(おおもと・けんたろう)
レッシュプロジェクト・マスター級トレーナー資格を所持し、データと理論に基づくレッスンに定評がある。新理論「グラビティメソッド」で、2018年PGAティーチングアワード最優秀賞。「GPC恵比寿」主宰。1974年生まれ。


カラダが喜ぶ、グラビティメソッド ―Season3―

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