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ドライバーの飛距離アップのために! 上半身を鍛える「金無いのにゴルフやってるオヤジ」

金無いのにゴルフやってるオヤジのはなし 第11話

2022/06/07 ゴルフサプリ編集部 金無いのにゴルフやってるオヤジ

上半身を鍛える

まだ、「金無いのにゴルフやってるオヤジ」になる前の独身時代に、競技ゴルファーに憧れて、生涯通算14ラウンド目にパブリック選手権に参戦したという話を、前回書きました。
その後、14年のブランクを経て、「金無いのにゴルフやってるオヤジ」としてゴルフに復帰したのですが、そのときに、独身時代の最大の弱点であった飛距離不足を克服しようと思い立ちました。

生まれつき非力であるため飛距離不足に悩む

非力

前回書いたパブリック選手権予選に出場した20代のころの飛距離はドライバーで210ヤード、5Wで180ヤードというところでした。390ヤードのミドルホールをドライバーと5Wとナイスショットを続けて2オンしたこともあったので、飛距離の数字はほぼ正しいと思います。

第1話に書いたように生まれつき非力だったので、この飛距離でも仕方ないとは思いつつ、競技ゴルファーを目指すなら、さすがに、もう少し飛距離が無いとカッコ悪いなとも思っていました。

パブリック選手権予選に出場したころの1990年代後半は、単なる筋トレはゴルフに良くないという風潮で、飛距離アップには重いバットを振るのが良いなどと言われていました。
私も、最初に買ったハーフセットに入っていて、一度も使わなかったパターがアイアンと同じグリップだったので、これに素振りトレーニング用のウェイトを付けて、ブンブン振り回したりしていました。

パターなら短いので、家の中でもなんとか振り回せます。そのため、暇なときに振り回していたのです。そんな努力をしても、飛距離はほとんど変わらなかったのです。

時代は変わっていた

筋トレ

ちょうど以前書いた14年ぶりのラウンドである会社のコンペの参加が決まったころです。本格的にゴルフを再開することになった私は、今度こそ、飛距離アップを達成しようと考えました。

私が20代のときには単なる筋トレはゴルフに良くないというのが常識でしたが、それを覆したのが、タイガーウッズでした。タイガーもプロデビュー当時、ツアープロで筋トレをしているのは自分だけだったと、後に語っています。その後、私の14年のブランクの間に、ツアープロも筋トレをするのが、当たり前になっていました。

「普通の筋トレ、ありなんじゃん!」と思った私は、まずは基本的なトレーニングである腕立て伏せを行いました。しかし、腕立て伏せを一回するたびに、ひじから、コキっと変な音がして微妙に痛みます。そして、トレーニング後も肘に鈍痛が残るのです。

すでにひじの関節が劣化しているのでしょう。14年のブランクから復帰したのは40代半ば、すでに体は筋トレを出来る体ではありませんでした。

押すのがダメなら引いてみる

筋トレ

しかし、押す力を鍛えるのはダメでも、引く力を鍛えることはできるかもしれないと、夜、誰もいなくなった近所の公園に向かったのです。子供用の鉄棒で片手斜め懸垂のトレーニングをするためです。鉄棒なら握力も鍛えることができます。

かつて、帝王ジャックニクラスはインパクトの瞬間に、左手の小指の部分のシャフトを握りつぶしたことがあるそうです。スチールシャフトを握りつぶすとは、どんな握力だよとは思いますが、このことからも飛ばしには握力もある程度必要になるのでしょう。単純にトレーニングだけしても、飽きてしまいそうなので、逆上がりの練習も併せて行おうと思いました。

小学校時代にできなかった逆上がりですが、さすがに中学生、高校生の間は出来ました。しかし、子供が幼稚園生の時に、逆上がりを教えてあげようとしたら、自分も出来なくなっていました。その逆上がりが出来るか出来ないかを筋力が付いているかのバロメーターとし、片手斜め懸垂のトレーニングを開始したのです。

毎週土日の夜になると、一人で近所の公園に逆上がりの練習をしにいく40代半ばの夫を見て、妻は自分も逆上がりの練習をしてみたいと言い出し、そして、ある日、私の練習に付いてきたのです。

私は、「子供のころは出来ても、大人になると不思議と出来ないんだよ」と言いながら逆上がりをチャレンジするも見事に失敗。そして、妻に代わりました。
私と違い、小中学校時代、運動会のリレーの選手だったスポーツ万能な妻はあっさり成功。私は少々不機嫌になり、「この後、トレーニングするから。先に帰っていていいよ」と言って妻を一人で家に帰しました。

諦めずにトレーニングを継続していると

諦めない

季節は秋になっていました。その日も、逆上がりは出来ずに、片手斜め懸垂を必死に行っていた時です。鉄棒越しの夜空に、一筋のかなり明るい流れ星が流れるのが見えました。以前、しし座流星群で見たときのような、かなり大きな閃光が流れました。

子供の頃、流れ星に願い事をすると叶うと聞かされていました。飛距離が伸びろと必死にトレーニングしている最中だったので、このまま続けたら、本当に飛距離が伸びるかもしれないと、子供じみた妄想を抱きつつ、トレーニングを継続しました。

そんなトレーニングを半年ほど続けて、季節は冬になりましたが、ようやく逆上がりができるようになったのです。筋力は付いてきているということは分かりましたが、残念ながら、飛距離は伸びたという実感はありませんでした。それでも、継続して片手斜め懸垂のトレーニングは続けていました。

更に半年後の初夏のある日、後方支持回転(空中逆上がり)という大技に成功します。高校生時代にもできなかった技が、40代後半のオヤジになってできるとは、夢にも思いませんでした。かなりトレーニングの成果で出ているとは感じましたが、肝心の飛距離が変わったということはありませんでした。

しかし、筋力が付いていることは明らかなので、片手斜め懸垂のトレーニングは、その後も継続しました。

小学校時代のリベンジを図る

小学校

そして、翌年の正月、トレーニングを開始して約1年半になりますが、家族で私の実家に行くことがありました。実家に行ってもすることがないので、家族で近所に散歩に出かけました。

散歩していたところ、かつて通った小学校から子供たちの声がします。よく見てみると、正月で学校は休みですが、校庭開放をしているようでした。家族に自分が通っていた学校を見せようと校庭に入ったところ、第1話で書いた、かつての忌々しい記憶の鉄棒が目に入りました。この際、軽く小学生時代のリベンジしておくかと、「おっ!鉄棒じゃん!」と独り言を言い、そして、逆上がりをヒョイっと行ったのです。家族は、「おお~」と感嘆の声を上げます。

調子に乗って、そのまま、後方支持回転をしようと、足を後ろに振って勢いを付け、その勢いで逆上がりに入ろうとしたときです。右のポケットに入っている内容物がズルっと出てきた感触がありました。無意識に右手を鉄棒から離して、それを押さえようとしたようで、次の瞬間、ドーンと地面に叩きつけられました。

痛みをこらえながら家族を見ると、呆然と立ち尽くしています。それはそうですよね。初老のオヤジがいきなり逆上がりを始めたかと思うと、反動を付けて地面に叩きつけられているのですから、いったい何がしたかったんですか?という反応です。私は、「いてててて。そのまま回転しようとしたら、ポケットの中身が出てきちゃって」と意味不明な独り言を言いながら起き上がり、散逸しているスマホや後から来る姪にあげるお年玉のポチ袋などを拾い、小学生時代と同じ惨めな思いで、校庭を後にしたのでした。

この時点でも残念ながら飛距離が伸びたという実感はありませんでした。しかし、飛距離を伸ばすための努力はさらに続きます。次回はその話を書きたいと思います。

プロフィール

    金無いのにゴルフやってるオヤジ(ペンネーム)
    東京都在住の50代のおっさんです。25歳からゴルフを始め、現在はスコア100前後のアベレージゴルファーです。金は無いですが、70台でラウンドできる上級者になるべく、ゴルフを頑張っています。「金無いのにゴルフやってるオヤジの日記」というブログもやっています。こちらもご興味があれば覗いてみてください。


【金無いのにゴルフやってるオヤジのはなし】

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