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金無いのにドライバーを買い替えた金無いゴルフオヤジ。飛距離アップはできた?

金無いのにゴルフやってるオヤジのはなし 第12話

2023/07/03 ゴルフサプリ編集部 金無いのにゴルフやってるオヤジ

ゴルフ,ドライバー

飛距離不足を克服しようと、40代半ばのオヤジが鉄棒によるトレーニングを敢行したが、なんと無駄に鉄棒だけ上達して、飛距離はまったく伸びず……。
ここで頼るのはやはり道具だ!と、金無いのにゴルフやってるオヤジは、ドライバーを買い替えようと考えたのです。

ラウンド復帰時に使用していたドライバーは“銀チタン”

「金無いのにゴルフやってるオヤジ」として14年ぶりにラウンド復帰した際に使用していたクラブは、14年前のまま。その後も、そのクラブを継続使用することにしたのです。
そのときのドライバーは、PRGRが1996年に発売したType-252という通称「銀チタン」と呼ばれたモデルで、私が使用していたクラブのスペックは以下のようなものでした。

ロフト:10.5°
ヘッド材料:チタン
ヘッド体積:250cc
シャフト長さ:44インチ
シャフト固さ:M-43

独身時代、パブリック選手権の予選に参加した際のドライバーは、同じType-252ですがロフト12°、シャフトのフレックスはM-37というスペックでした。M-37というのは、ヘッドスピード37m/sくらいの人向けということで、RとAの間くらいの柔らかさでしょうか。PRGRの公式ページではR相当になっていました。

非力な私と相性は良いと思われるクラブでしたが、ワッグルするとヘッドがぶらぶらと揺れるのが分かるようなシャフトの柔らかさで、その柔らかさにどうしても慣れることが出来ませんでした。※あくまで私個人の感想です。
新品で購入したにもかかわらず、使用数ヶ月でM-37のシャフトの柔らかさに耐えられなくなり、上野の中古ゴルフクラブ店に下取りに出してしまいました。

そして、同じくらいきれいなM-43の中古クラブとの差額を支払い、入れ替えをしたのです。
ヘッドスピードが遅いので、本当はロフト12°でM-43のクラブがあれば良かったのですが、ロフト12°はM-37との組み合わせしか製造されていなかったので、ロフトが10.5°でもやむを得ないとしたのです。
このクラブを結婚してゴルフをやめるまで使い、14年ぶりの復帰戦もこのクラブを使っていました。

「スプーンかと思った」大型ヘッド時代に250ccのドライバーを使って笑われる

ゴルフ,コンペ

「金無いのにゴルフやってるオヤジ」として、14年ぶりにラウンド復帰したころ、ラウンドするのは会社のコンペがメインでしたが、そのときに同僚たちが私のドライバーを奇異なものを見るような目で見ているのです。
すでにドライバーのヘッド体積は460ccが当たり前の時代。それなのに、250ccの異様に小さいヘッドのクラブでティーショットしているのですから、無理もありません。笑いながら「スプーンで打っているのかと思った」などという同僚もいました。

独身時代、200ccのスプーンをドライバーと思わせることに成功していたのに対して、今は正真正銘のドライバーで打っているのにスプーンと勘違いされるのは、正直、悔しい思いでした。

スコアさえよければ、ドライバーに関しては言わせておけばよいという考えもありましたが、460ccのドライバーで打っている同僚たちを見て、あれだけヘッドが大きければ、安心して振り切れそうだし、それでヘッドスピードが上がるのではないか。さらには、シャフトも45インチ以上になるから、その分のヘッドスピードアップも狙えるので、今ドライバーを買い替えれば、悲願の飛距離アップができるかもしれない。
鉄棒トレーニングで思うような成果が出ていなかったこともあり、少々前のめりに、そのように考えたのです。
そして、金無いながらもドライバーの入れ替えにチャレンジすることにしたのです。

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とある日曜日、予算は5千円(税込み)、ヘッド体積は460ccでシャフトのフレックスはSという条件で、今度は会社の近くの店舗ではなく、ゴルフ用品を多く扱っている店舗へ向かったのです。

非力なくせにフレックスをRにしないのは、柔らかいシャフトというのは感覚的に合わないという理由だけです。
新品で購入したType-252ドライバーを数ヶ月で下取りに出した経験から、柔らかいシャフト→気持ち悪くて買い替える⇒金が掛かる、という固定観念みたいなものがありました。
そして、いよいよ店舗に到着して、中古ドライバーコーナーで条件に合うものを探しましたが、予算5千円(税込み)となると、古いクラブだらけで、460ccのヘッドはなかなかありません。
その中に1本だけ、条件に合うクラブがありました。

メーカー:ブリヂストン
クラブ名:ツアーステージ X-DRIVE 460
ロフト:9.5°
ヘッド体積:460cc
シャフト長さ:45インチ
シャフト固さ:S
価格:5千円(税込み)

手に取ってワッグルしてみると、シャフトのフレックスはいいのですが、少々、重いと感じました。
それでも、予算内で460ccのクラブはこれしか無いし、鉄棒で筋力アップも図っているので使いこなせるかもしれないと考え、レジに持って行き、購入したのです。
左の写真は実際に購入したクラブになります。

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さっそく、購入したX-DRIVE 460を練習場に持って行き、実際にボールを打ってみると、とにかく重い。
そのため、一生懸命振らないとボールがつかまらなくて大スライス。無理につかまえようとすると左にヒッカケと、安定しません。鉄棒トレーニングで多少は筋力アップしたと思いますが、このクラブの重さには全く歯が立ちませんでした。

購入後、いろいろとスペックを調べてみると、今回購入したX-DRIVE 460の重量は、それまで使用していたType-252と同じ320グラムでした。1インチ長くて同じ重さでは、そりゃ、ずっしりと重くなります。

実際にラウンドで使用してみると、重いので明らかにヘッドスピードが遅くなるうえ、ロフトが小さいためと思われますがキャリーが出ず、飛距離は伸びるどころか、200ヤードも飛びません。そして、油断するとすぐに大スライス発生!そんな状態でしたので、購入後2ラウンドで使用を断念し、Type-252に戻したのです。

こうして、道具に頼った飛距離アップの試みは、あえなく失敗に終わりました。
「金無いし、もう笑われてもType-252使うわ」と思っていましたが、その後、ドライバーの買い替えをしなければならない事態が発生したのです。




金無いのにゴルフやってるオヤジ

金無いのにゴルフやってるオヤジ(ペンネーム)
東京都在住の50代のおっさんです。25歳からゴルフを始め、現在はスコア100前後のアベレージゴルファーです。金は無いですが、70台でラウンドできる上級者になるべく、ゴルフを頑張っています。「金無いのにゴルフやってるオヤジの日記」というブログもやっています。こちらもご興味があれば覗いてみてください。


【金無いのにゴルフやってるオヤジのはなし】

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