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お得なゴルフの「サブスク」を編集部が調査! オススメはゴルフのハードルをググッと下げるヤマハのサブスク

お得なゴルフの「サブスク」を編集部が調査! オススメはゴルフのハードルをググッと下げるヤマハのサブスク

2022/06/03　ゴルフサプリ編集部

巷では色々なサブスク（サブスクリプション＝意味は継続購入・定期購読など）が存在するが、ゴルフ業界にももちろん多種多様なサブスクが登場している。その中でも、今回はゴルフサプリ編集部の目に止まったサブスクをご紹介。周囲に「ゴルフを始めたい」という友達がいる人は、ぜひチェックを！

ヤマハが初心者用のサブスクレンタルを開始

「あれっ、マジか!」と言うのが、第一印象だった。編集部ギア担当・のみ助（私）が、ヤマハのHPで「サブスクレンタル開始」と言うバナーを発見した時のことだ。

最近は、さまざまな分野でサブスクが当たり前になっている中、ゴルフクラブは価格がじわじわと上がっていることと、モデルチェンジの速さから「ゴルフクラブこそ、サブスクで、常に最新モデルを使いたい」と思っていただけに、「ついに、ヤマハがやってくれたか」という思いも強かった。

今回ヤマハがスタートしたサブスクのクラブは、いわゆるパッケージセットと呼ばれるカテゴリーのクラブで、クラブとヘッドカバーキャディバックがセット組みされた、初心者向けのセットになっている。メンズとレディスそれぞれ1種類ずつ、メンズはRフレックスのみ、レディスはLフレックスのみだ。

メンズ、レディスともにドライバー、FW、UT、アイアン、ウェッジ、パターの計11本。ルール上限の14本には満たないが、初心者用としては必要充分以上の内容だ。

ヤマハのこだわりが光るセット内容。レディスモデルは小物にも注目

セット内容をもう少し詳しく見ると、

メンズは1W、3W、U4、アイアン5～9、PW、SW、パターの11本、
レディスは1W、4W、U5、アイアン6～9、PW、AW、SW、パターの11本、

メンズ、レディスで番手構成を変えて、レディスはよりやさしいセッティングにしている。初心者向けに特化すれば、メンズのセットの番手構成はレディスと同じほうが良かったのではとも思えるが、初心者だけではなく、このクラブを必要な時に借りて使おうという需要もあるので、それを踏まえれば、この構成でよいということだろう。

ついつい、クラブにばかり目が行きがちなのだが、特にレディスセットのバッグ類に注目してほしい。ヤマハのこだわりが込められている。ベビーブルーを基調とした可愛さと清潔感のあるカラーリングに加え、カバー類とバッグは統一されたデザイン。さらに、アイアンカバーとラウンドバッグまでセットされている。さらにさらに、キャディバッグはキャスターと収納式の引手で、移動時に引いて運べるようになっているのだ。

ゴルフメディアのギア担当が安いと断言「月額たったの4500円（税込）」

メンズセット、レディスセット共に、サブスクのレンタル料は月額4500円（税込）という破格の値段となっている。多くのクラブメーカーが行っている試打クラブの貸し出しサービスの料金は、メーカーによって異なるが、貸出期間3泊4日で、1～数本だと3500円くらい、アイアンセットだと5000円くらいなので、驚くほど安い設定になっている。

各社が発売している初心者向けのパッケージクラブの価格は、現状9万円前後だから、20ケ月以上借りると割高になってしまう。しかし、ゴルフを始めたいけれど、実際にやってみないと、ゴルフを続けるかどうかわからない。という人にとっては、9万円で買ってしまうより、月4500円で借りるほうが無駄がないはずだ。また、まだゴルフをやっていない友人や彼女に「ゴルフを始めてみない?」と誘う時には、うってつけのサービスと言えるだろう。

ちなみに、このサブスクはレンティオ(株)が運営するお試しサービス「Rentio」で実施している。月額4500円（税込）で、最低貸出期間は3ケ月となっている。

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ヤマハのクラブなので、まさかとは思うけれど「安かろう悪かろう」ということはないだろうか、ということで、メンズセットを使ってコースをラウンド（9ホール）してみた。

クラブヘッドにはD88と刻印が入っていて、これがモデル名だと思うが、これまでにプロパーで販売された記憶は無いモデル名だ。カラーリングと、アイアンのデザインは昔のインプレスDに似ているかな?と言った感じで、インプレスDがそうであったように、外観だけでも“やさしそう”な印象を受ける。

スイートエリアが広いやさしいモデル

こちらはメンズ用のセット。ドライバーはシャロータイプ、アイアンはポケットキャビティのやさしそうな見た目。

まず、ドライバーは最新モデルのような初速の速さこそ感じないものの、スイートエリアの広さが特徴。かなりトゥに外して、自分の感覚では右プッシュで林の中でもおかしくないショットが、右側のフェアウェイバンカーで収まってくれた。普段ナイスショットで超えるかどうかのバンカーなので、曲がりが少ないだけではなく飛距離も出ていたと言える。

かなりトゥに外しているのに、右側のフェアウェイバンカーで済んだ。
アイアンのスイートエリアもかなり広いただしシャフトがちょっと軟らかい。

アイアンは球が上がりやすくてスイートエリアも広い、やさしいヘッド。7番でロフト30度のマイアイアンと比べて、0.5番手飛ばない感じだったので、飛距離よりも、やさしさを重視しているようだ。

ドライバーやFW、UTは一般的な純正シャフトのRフレックスと同じしなり感なのに対し、アイアンシャフトはしなりが大きく、ワッグルでしなりを感じるほど。控えめに振らないとヘッドが出てこない感じが強く、ショートアイアンやウェッジは特に神経を使う必要があった。硬すぎるシャフトより軟らかめのシャフトの方がよいかとは思うけれど、この部分は改善の余地があるだろう。

とは言え、9ホール終わってみたら、自分のクラブでラウンドした時と変わらないスコアだったから、クラブの性能としては充分以上といえるはず。これからゴルフを始めようという人や、クラブを買おうかどうか迷っている人にオススメできます。

初心者用だけじゃなく、最新モデルのサブスクとか、アイアンセットの1ケ月単位の貸し出しなんかも始まればいいのになぁ。ゴルフクラブのサブスク、これをきっかけに拡大してほしいサービスだ。