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ミスショットが続くときは飛距離を落としてもいいから方向安定が第一!

PGA初の女性A級ティーチングプロ 中村英美がレクチャーする「100を切るためのお約束!」|第13回

2022/07/09 ゴルフサプリ編集部

なかなか調子が上がらず、ミスショットが連続して出てしまう。100切りを目指すゴルファーたちはそんな体験を何度も繰り返していることだろう。「調子がよくないときは、ミスを挽回しようとしたり、いいショットを打とうと思ったりしないこと。無闇に攻めないで、一歩引く作戦も必要です」と中村英美。実はこの思考こそ100を切るための絶対要素だという。

ミスが続くときは距離を落としてもいいから方向安定が第一!

「距離を下げる」ジャッジでプレーを立て直そう

ゴルフはいいスコアが出ているうちはとても楽しいけれど、スコアがまとまらないときは苦難の連続ですよね。そう、ゴルフは「忍耐のスポーツ」なのです。我慢と聞くと辛いイメージになるかもしれませんが、この我慢はスコアを作るための最善策を考え抜くための我慢です。多くのゴルファーは一度ミスが出ると次で取り返そうと余計な力が入って、さらにミスが続くという負のスパイラルに陥ってしまいがち。これを早く断ち切らないと大叩きへ一直線です。

ドライバーやアイアンが安定しない日はいつもよりクラブを短く持ち、スタンスを狭めにしてコンパクトにスイングしましょう。グッドショットがなかなか出ず、「こんなはずじゃ!」と気負って振り回してばかりいても結果は好転しません。飛距離を落としてでも、とにかく方向安定を第一に考えましょう。ボールがあまり飛ばなくても、曲がり幅を小さく抑えてグリーンにどんどん近づけていければスコアロスを最小限に食い止められます。

いい当たりが出ないときは普段よりクラブを短く持とう。
力感を7〜8割くらいにセーブしてコンパクトにスイングすればミスを軽減できる。
距離を欲張って振り回すとフィニッシュのバランスが崩れてミスを助長してしまう。

クラブ選択もひと工夫しましょう。たとえば400ヤードのパー4ホールでティショットが当たり損ねて150ヤードくらいしか飛ばなかったとします。第2打は残り250ヤード。ここで3番ウッドを持ち、距離を欲張ってスイングしてはOBや大ダフリ、チョロなどの結果が目に見えています。でも8番アイアンなどで130ヤードを2回打てば確実にグリーンに届きますし、無理に飛ばす必要がないことも分かるでしょう。150ヤード+100ヤードでも構いません。このようにミスが続くときは「距離を下げる」というジャッジも必要です。

長い距離が残っても、短めのクラブで安全確実に攻める作戦を立てると効果的。

バンカーなどのハザードやグリーン奥を避けてプレーする

次にバンカーや池などのハザード対策のマネジメントを考えてみましょう。ハザードに対しては、攻めるか守るかをはっきり決めて打つことが大切です。バンカーが苦手な人でしたら、バンカーを徹底的に避けて通る作戦もいいと思います。ところが池越えの場面で池越えは難しいから、池のギリギリ手前に運ぼうとした結果、思ったより距離が出て池ポチャしてしまうケースをよく見ます。刻むなら刻む、避けるならどこに避けるかをしっかり決めて打つようにしましょう。迷いはショットに少なからず影響が出ますし、明確に決めてダメだったら経験値として次のラウンドに活かせます。何となく中途半端に打っているだけでは経験値が増えませんし、後悔ばかり残ってしまうことになります。

多くのゴルファーはいいプレーをしないと100が切れないと思い込んでいますが、100切りを達成するにはパーを取る必要なんてありません。一番いいのは「ボギー狙い」です。18ホールすべてボギーならスコアは90となりますが、ゴルフは山あり谷ありでときには大叩きしてしまうホールもあるでしょう。逆にいえばティショットが最高の当たりでも強引にパー狙いに行かないこと。結果はどうであれ、常にボギー狙いの気持ちでプレーしてみてください。パー4ホールなら「5」を自分のパーと考えて無理のない作戦を立てれば、スコアをまとめるコツがつかめてきます。

ボギーを自分のパーと考えてプレーすることが100切りの近道だ。

そのためにはグリーンの奥には絶対に打たないようにしましょう。ほとんどのゴルフコースはグリーンの奥からは攻略が難しくなるように設計されています。奥はOBや林だったり、OBではなくてもグリーンが下り傾斜になっていて難度の高いアプローチやパットが残ることが多く、トラブルを迎える可能性大です。セオリーとしてはグリーンの手前から攻めるのが上手な攻略法です。乗用カートでのセルフプレーが増えましたが、大抵はカートでホールごとのレイアウトを案内してくれますから十分に確認してリスクの少ないプレーに徹してくださいね。

グリーンの奥は危険がいっぱい。リスクを避けて手前から攻めよう。
乗用カートでホールの状況を確認し、自分なりの攻略プランを立てよう。

・ミスしても挽回しようと思わないこと
・調子が悪いと思ったらクラブを短く持とう
・飛ばさないためのクラブ選択が奏功する
・池などのハザードを避けるなら徹底的に回避
・ボギーペースで回ることを目標にしよう
・グリーンの奥には絶対に打たない

調子が上がらない日はクラブを短く持ち、方向を優先させよう!

中村英美
なかむら・ひでみ/群馬県出身。163㎝。法政大学ゴルフ部卒。2015年の関東女子ミッドアマ優勝。フィリピンや台湾でトーナメント出場の経験を積んだ後、ティーチングの道に進む。21年にPGAで女性初のA級の資格を取得。22年はPGAアワード賞の最優秀賞に輝いた。アマチュアレッスンのほか、女子ゴルファーのキャスティング、コンペ・イベント企画を運営するV・J・Golfを主宰。

取材・文/三代 崇
写真/渡辺義孝
協力/栃木ヶ丘ゴルフ倶楽部


PGA初の女性A級ティーチングプロ 中村英美がレクチャーする「100を切るためのお約束!」


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