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なんとなくで選んじゃダメ!パターの適正長さは前傾角度とヒジの曲げ方でほぼ決まる

2022/09/08 ゴルフサプリ編集部

なんとなくで選んじゃダメ!パターの適正長さは前傾角度とヒジの曲げ方でほぼ決まる

いま使っているパターの長さを知っているだろうか? ほとんどの人は把握していると思うが、その長さが自分に適しているかどうか、となるとまた話は別。正直、懐疑的な人も多いはずだ。そこで今回はクラブフィッターでもあるプロコーチ・関浩太郎にパターの長さの決め方を指南してもらうことにする。

長さを適正にするだけでカップインの確率は上がる

ショップで市販されているパターの長さは34インチが主流ですが、まずは自分のパターの長さを確認してください。思ったように打てなかったり、ちゃんと打てたのに結果が伴わないのであればパターの長さのせいかもしれません。長さを適正にするだけでカップインする確率は確実に上がります。

パターのライ角は80度以下と決められていて、おおむね70度くらい。ヘッドに対してシャフトが斜めになっていて、ソールをピタッと地面に着けて構えている時には安定しています。

ところがストロークが始まってヘッドが地面から離れた瞬間に、パターは垂直になろうとしてヘッドが自分に近づいてきます。言い換えるとテークバックでパターはインサイドに動こうとするわけです。

パターが発する力と、そうならないようプレーヤーがパターを支える力がプラスマイナス0、つまり均衡が取れた状態ならば斜めのパターでもヘッドを真っすぐ引けます。こう説明すると、斜めのパターを真っすぐ動かすのは結構難しいことがわかると思います。

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パターの適正な長さは構え方によって変わる

そこで長さですが、長すぎると構えた時にトゥ側が上がります。こうなるとヒール側でインパクトしやすくなります。また、ストローク中にパターが垂直になろうとする力が強くなります。

逆に短かすぎるとヒール側が浮いてフェースのトゥ寄りでヒットしやすくなります。

パターの長さを決める時には身長を基準にする人も多いと思います。身長が高いから長いパター、低いから短いパターというわけですが、これは間違い。適正な長さは構え方によって変わります。

すなわち、前傾角度が深ければ短い方がいい。前傾角度が浅めでパターを吊るようにして構えるなら長いほうがフィットします。ここにヒジの曲げ方も影響します。前傾が深くてもヒジを曲げて構えるのなら長くてもいい。つまり、前傾角度とヒジをどれくらい曲げて構えるかが適正な長さの判断基準になります。

目安としては、違和感なくしっくりくるように構えた時に、目の真下にボールがくる長さが適正です。

ボールと自分との距離を一定になれば長さで迷わない

長さを決める時にはボールとの距離も大事です。ボールの位置が毎回変わってしまうとヘッドの落ちる位置が変わるので、パターを支える強さもその都度変えなければなりません。

ですから、必ずボールと自分との距離は一定にすることです。傾向的にはボール位置が遠すぎるよりも近い方、言い換えるとアップライトに構えた方が、シャフトが垂直になってヘッドが落ちようとする力が弱いので支えやすくなります。

ちなみに左右のボール位置に関しては利き目の下と言われますが、こちらは打ち方で決めた方がいいと思います。

パットでは、フェースが地面に対して垂直に当たるとボールが一番良く転がります。ロフトは4度ほどありますが、インパクトの瞬間はほとんど0度と考えていいでしょう。

インパクトロフトは寝ても立ちすぎても打球がスキップします。これだと同じ強さで打っても距離がバラけます。インパクトロフトを適正にするにはボールの位置を変える。ストロークがアッパー気味なら右寄り、ダウンブロー気味なら左寄りにするといいと思います。ロングパットを打った時にスキップしないボール位置がその目安になります。右目が利き目で、やや右にボールを置いている人がダウンブローに打ったら絶対にスキップします。ですから利き目よりは打ち方で決めるべきなのです。

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試打解説/関浩太郎
(せき こうたろう)1974年生まれ、茨城県出身。アメリカで最新のゴルフ理論を学びながら、ミニツアーを転戦。帰国後、クラフト技術を学んだ後、「SEKI GOLF CLUB目黒」を主宰。多くのアマチュアゴルファーのサポートを行い、さまざまなゴルフメディアでも活躍している。
関浩太郎 GOLFTV

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