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あなたが日々の生活で行っているエコな行動は何？カシオワールドオープンで行われたSDGsの取り組み

あなたが日々の生活で行っているエコな行動は何？カシオワールドオープンで行われたSDGsの取り組み

SDGsとゴルフ｜第20回

2023/03/02　ゴルフサプリ編集部

最近では、多くのゴルフトーナメントでSDGs関連の様々な試みを実施している。今回取り上げるのは、昨年11月に高知で開催された男子ツアーのカシオワールドオープン。日々行っているエコな行動をシェアするという試みには、数百人のギャラリーが参加していた。

GOLF TODAY本誌 No.609／109ページより

カシオワールドオープンで行われたSDGsの取り組み

多くのギャラリーがSDGsに興味

CASIOサステナビリティ紹介ブース。

ギャラリープラザの中に設置された『CASIOサステナビリティ紹介ブース』。カシオワールドオープンと大会主催者であるカシオ計算機株式会社（以下「カシオ」）が行っているSDGsの取り組みが紹介されていた。

「閑古鳥が鳴くのではないか？という不安をよそに、多くの方に来場いただけたことに正直驚きました」と話してくれたのはカシオのサステナビリティ推進室室長五十嵐氏。

大会期間中の4日間で、「私たちの説明にも耳を傾けていただき、カシオの取り組みにお褒めの言葉をいただいたり、企業が取り組まねばならない役割について様々なご意見をいただき、大変勉強になりました」と振り返った。

ギャラリーが日々行っているエコな行動をシェア

わたしのSDGs行動宣言。

ブースではギャラリー参加型のイベントも開催。

「わたしのSDGs行動宣言」として、日々の生活で実際に実施しているエコな行動を、葉っぱや花の「ふせん」に記入してもらい、木に貼ってもらった。

果たしてどれだけの人が参加してくれるのか、取材のため会場にいた筆者も疑問だったが、期間中の4日間で立派なSDGsの木が育っていた。葉っぱや花に書かれた内容を見てみると…

・マイバック、マイボトルを持ち歩く。
・ゴミを少なくする。
・食べ物を残さない様にする。
・節電。
・できるだけリサイクルする。
・再利用できるものを使う。
・ゴミ拾いをする。
・プリントアウトを減らす。

などなど。SDGsの木に花が咲き乱れ、葉が生い茂った。

スポーツイベントだからこそ広がったエコ活動への共感

SDGsが身近になり、共感の輪が広がった。

『大阪府の私のSDGs宣言プロジェクト』、『ユニセフのみんなの行動宣言』など、一人ひとりのエコな行動宣言や行動のシェアというのは、様々なところで実施されている。ほとんどがネットなどを使用してシェアをする方法だ。

一方でカシオワールドオープンでは、リアルの現場でしかもシェアする内容は手書き。アナログな分、リアルに一人ひとりの思いが伝わってくると感じたのは筆者だけだろうか？

前出の五十嵐氏は「場違いな感じに取られるかもしれませんが、スポーツを楽しみながらSDGsにも気軽に触れる機会を設けることは、SDGsは身近なものであること、企業も個人もみんなで取り組んでいく必要があることを共感する良い場になったのではないかと思っています」と、このイベントを総括した。

一見、唐突感があるように思われるかもしれないゴルフトーナメントでのSDGs関連のイベント。むしろスポーツイベントで行うことで、堅苦しい話題が身近になり、一人ひとりの共感の輪が広がっていた。

北村収
1968年東京都生まれ。ゴルフ雑誌（ALBA）編集部、ゴルフダイジェスト・オンラインメディア部門に所属後、2011年に株式会社ナインバリューズを設立。ゴルフ分野を中心に、取材・執筆・編集からソーシャルメディア、web、Eコマースの企画運営まで総合プロデュースを手掛ける。

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