憧れの藤田寛之プロにインタビュー!「スイングの基本は小さい動きから」プロも重視するアプローチの30ヤード
逆上がりできないティーチングプロのゴルフが上手くなる話|第39話
こんにちは。逆上がりのできないティーチングプロ 名取確(なとり・たしか)です。
なんと、藤田寛之プロに単独インタビューする機会をいただきました。嬉しい。嬉しすぎる。あまりに突然で準備不足だったもかかわらず、もの凄く丁寧にお答えいただきました。藤田プロのお人柄に触れて、謙虚に前向きに行こうと改めて誓いました。とても参考になるお話です!
「アラフォーの星」藤田寛之プロについて
藤田寛之プロ。
この方がいらっしゃらなければ、私はティーチングプロになっていません。
藤田プロは1997年の「サントリーオープン」で、ジャンボ尾崎プロとの優勝争いを制してツアー初優勝。20代はその1勝ながら、30代で5勝、40代ではなんと12勝と年齢を重ねるごとに勝ち星を増やしました。
当時、ご自身でも「中年の星」になるとおっしゃっていました。
2012年最終戦の「ゴルフ日本シリーズJTカップ」で大会史上初の3連覇を飾られ、年間4勝を挙げて賞金王。43歳での賞金王初戴冠は、ツアー史上最年長記録でした。
今、私も43歳。当時の藤田さんの年齢になりました。2年前、41歳でティーチングプロの資格を取ったのも、40代でも藤田プロのようにまだまだ上手くなれるという気持ちがあったからです。
藤田プロの身長は168cm。私も169cmでほぼ同じ。体型が近い選手の真似をした方がいいと思い、藤田プロのアプローチやパターの打ち方、間の取り方等をモノマネして少しずつ上達してきました。
そんな憧れの方にお話を聞くチャンスをいただけたことに、とにかく感謝。皆さんに参考になることを少しでもお聞きしたいと思い、インタビューしてきました。
藤田プロ オススメの練習方法
私がずっと参考にしている藤田プロの練習方法は、アプローチの30ヤードです。
扇形に手を広げた枠の中でのスイングが軸で、何か迷った時にはそこに戻って練習をすると雑誌やTV番組等でおっしゃっていたので、それを私も取り入れて練習してきました。
名取 一般の人が早く上手くなるのには、アプローチのような小さな動きを中心に練習をした方がいいですか?
藤田プロ 絶対にそれはあります。
ショートゲームでスイングを作るという考えもあるし、ボールに慣れる、振り方に慣れる、当てる感覚に慣れるということもあります。ショットでスイング作りよりも、アプローチから入った方がいいのは絶対あります。スイング的には癖がつきやすいデメリットがあるかもしれないけれど、“習うより慣れろ”でショートゲームからやると良いと思います。
「絶対」を2回繰り返していたので、それだけ重要ってことですね。
私のインドアスクールでも、すぐドライバーを打ちたがったり、フルショットを中心に練習したりする方がやはり多いと伝えたところ、「ドライバーやフルショットではスイング作りができない」ので、藤田プロはドライバーには重きを置いていないそうです。
でも、「上達しようと思ったら。恐らくそういうことも変わっていくでしょうね」とおっしゃっていました。
飛ばしの楽しさはありますが、上手くなりたい!と思ったらやっぱりショートゲームがゴルフの肝なんですね。
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