憧れの藤田寛之プロにインタビュー!「スイングの基本は小さい動きから」プロも重視するアプローチの30ヤード
逆上がりできないティーチングプロのゴルフが上手くなる話|第39話
藤田プロが参考にしたレジェンド
私は、アプローチ&パターは藤田寛之プロ、アイアンショットは丸山茂樹プロ、バンカーは深堀圭一郎プロを参考にして練習をしていました。そこで、藤田プロには動きを参考にした選手などがいるのかお聞きしました。
藤田プロ 参考にした動きですか…アプローチではいないかもしれないですね。バンカーショットは、プロに入ってからは中嶋常幸さん。パターもやっぱり中嶋さんですね。自分の場合は、練習で自分で作り上げていったという感じが強いですかね。
中嶋常幸プロのバンカーショット、パターを参考にされたというので、私は昔の中嶋プロの動画などを観てみましたが、確かにバンカーはちょっとフェードっぽい打ち方でインパクト重視。パターも、ダウンスイングのタイミングなど藤田プロと少し共通する感じがあります。
スイングは職人技の世界ですから、自分で作っていくんですね。藤田プロに、「ご自身で自分のスイングを表すと?」と聞いてみると…。
藤田プロ 腰の切れはフェードの動きだけれど、フックグリップ&シャットフェースでそれを相殺して打っているから、独特で真似しずらいでしょうね。
芹澤信雄プロと一緒に作り上げた”藤田フェード”で、日本一にたどり着いたということですね。話をお聞きしながら、その努力を想像して身震いしてしまいました。
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全てのスイングを「真横から」
一般の方のスイングは、私がスクールで見ているといわゆる“大根切り”の人や、右ヒジから先を伸ばして返し過ぎちゃう人が非常に多いんです。
名取 そういう方にワンポイントレッスンをするなら、どんなことをお伝えしますか?
藤田プロ 「トップで作ったヒジ・右手首の形を変えずに下ろしてくるには、どうしたらいいのか?」かな。平手打ちを、真横からバチーンと来るのが理想なんだけど、上からパチンと触りにいっちゃう(笑)。
それを効率よくやるためには、下半身や右ヒジの作った形をまったく動かさずに、その形のままインパクトする。その時、体の形がどうなっているかを感じてもらいたい。自分が思っているスイングの形や流行りの動画の形とかは一旦置いておいて、自分なりにどの場合どうなるかを感じて欲しいですね。
私が思っているインパクトのイメージと一緒だったので、凄く腑に落ちるものがありました。
最後に、パターも同じイメージかどうかお聞きしたところ、「全く一緒」とのこと。下からあおらないために、上からという表現をしているけれど、真横からヒットするのが理想だということでした。
やっぱりシンプルです。ドライバーからパターまで力が一番効率よく伝わる形、脇を締めて右手首の形を変えずに真横からインパクト。ここに持っていくのにどうすればいいか。
いつもレッスンでお伝えしていることと考え方が一緒だったので、とても嬉しくて安心しました!これからも藤田イズムを伝承していくつもりで…は、言いすぎですが(笑)、調子に乗らずに、少しでもゴルフ好きの皆さんに貢献していけるよう頑張ろうと思いました。
藤田寛之プロ、お忙しい中お時間をいただきまして誠にありがとうございました。一生、藤田ファンでいきます!!アテンドいただいたYAMAHAの佐藤さんにも、大変感謝しております。
最後までお読みいただきありがとうございました!!
文・名取 確
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逆上がりできないティーチングプロ(ペンネーム)
世田谷区在住。世田谷区喜多見で<ゴルフのある人生を共に歩もう>をテーマに、インドアゴルフ練習場EndlessGolfを運営しています。ティーチングプロと不動産業のリアル二刀流。一生ゴルフで感動し続けられる仲間をたくさん作りたい想いの溢れる40代です。
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