1. TOP メニュー
  2. ゴルフギアにお悩み
  3. 小物
  4. スピン系ボールは、アベレージゴルファーにデメリットが多いってホント!?オススメは、今使っているクラブメーカーのボールだった

スピン系ボールは、アベレージゴルファーにデメリットが多いってホント!?オススメは、今使っているクラブメーカーのボールだった

アベレージゴルファーに合うとボールの選び方を教えます

2023/03/23 ゴルフサプリ編集部 真鍋雅彦

ディスタンス系はアプローチでの安定度も高い

ゴルフボール

しかし、ゴルフは飛ばすだけのスポーツではありません。グリーンにボールを運んでピンのそばにボールを止めることを考えるとスピンを操る必要が出てきます。

その点、スピン系のボールは、軟らかいショット(ヘッドスピードが遅めのショット)をしたときにスピンが掛かりやすいという特徴があります。だからスピンで止めたいのなら、スピン系のほうが優利ということになります。

ツアープロのほとんどがスピン系を使っているのも、グリーンでイメージ通りに止めることが重要だから。それにプロの場合は、ドライバーでミスショットをする危険性も低いからです。

アベレージゴルファーもスピン重視のゴルフをしたいのなら、スピン系のボールを使えばいいのですが、ここで大きな問題が出てきます。それは、スピン量が多いということは、アプローチのような小さな振り幅でも、芯を外れた場合の飛距離やスピン量がバラつきやすいからです。

ちょっとした打点のミスで、ボールが飛びすぎたり、イメージしたとおりのキャリーやランにならなかったり。スピン系ボールは非常にデリケートなのです。

一方ディスタンス系は、アプローチショットを打つとポーンと高く上がり、スピンもあまりかかりません。しかしその分、多少ミスヒットをしても、飛びやスピン量に大きな誤差が出ることもありません。

クラブとボールを同じメーカーで揃えるのもあり

これらのことを考えても、ドライバーのミート率があまり高くなく、アプローチでも時々ミスが出るというアベレージゴルファーは、ゴルフ中継で見られるようなバックスピンの夢は捨てて、ディスタンス系を使うほうがいいということになります。

また、アベレージゴルファーは、今使っているクラブのメーカーで、ディスタンス系ボールを出しているのであれば、そのボールを使うことをオススメします。

クラブメーカーでは、アベレージ向けのクラブを開発する際、当然自社のボールを使っているはず。逆に、ボールを開発する際も、それがディスタンス系であれば、自社のアベレージ向けモデルを使ってテストを繰り返しているはず。ということは、両者の相性が悪いわけはありません。

両者の相性の良さが、アナタに期待以上の結果をもたらしてくれるかもしれませんよ。

文・真鍋雅彦(まなべ・まさひこ)

真鍋雅彦

1957年、大阪生まれ。日本大学芸術学部卒業後、ベースボール・マガジン社に入社。
1986年に退社し、フリーライターとしてナンバー、週刊ベースボール、ラグビーマガジン、近代柔道などで執筆。

ゴルフは、1986年からALBAのライターとして制作に関わり、その後、週刊パーゴルフ、週刊ゴルフダイジェストなどでも執筆。現在はゴルフ雑誌、新聞などで記事を執筆するほか、ゴルフ書籍の制作にも携わっている。

せやねん、飛ぶねん!キャロウェイゴルフより、ボール新製品が2月に発売

キャロウェイゴルフ株式会社(東京都港区白金台社長:アレックス・ボーズマン)は、2023年2月10日より2023年度の新製品「E・R...

あわせて読みたい

傷ついたゴルフボール。どのくらいの傷なら使ってOK?傷があると弾道はどうなる?

こんにちは!おぐさんです。ゴルフボールの傷。ちょっとカバーが削れた程度じゃ「大丈夫だろ」と思って、使っちゃいますよね...

あわせて読みたい

「プロV1シリーズ」の2023ニューモデルはどこが性能アップしたの?

みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。 みなさんはどんなゴルフボールを使っていますか?ボー...

あわせて読みたい

ゴルフボールの値段と飛距離って関係あるの?秘密の真相!

ゴルフの虜になってもうすぐ半世紀。年間試打ラウンド数は50回。四六時中ゴルフのことばかりを考えてしまうロマン派ゴルフ作...

あわせて読みたい