「ドライバーの飛距離が落ちてきた...」その体力の衰えを補ってくれるのは、重めで長めのクラブだった！

「最近、ドライバーの飛距離が落ちてきた」。そんなとき、ほとんどのゴルファーは、軽くて短いモデルを手にしようとするもの。しかし実際は、重めで長いドライバーのほうが飛ぶって知っていました？

力が衰えたときほどクラブ選びが大事

クラブを選ぶときに最も大切にしたいのは、自分のポテンシャルに合っているかどうかということです。
足腰が強くてパワーもあるのに、ゴルフは初心者だからといってビギナー用の軽いドライバーを振り回していたり、ミート率がそれほど高くないのに上級者用のマッスルバックアイアンに固執していたりすると、なかなかスコアがまとまらないし、上達が妨げられることもあります。

そんな間違ったクラブ選びの中でも最近目立つのが、体力が衰えてきた人のドライバー選択です。クラブの設計にも携わるなど、ギアへの造詣が深い金谷多一郎プロも、「”力が衰えたとき”のクラブ選択が、その後のゴルフ人生を大きく左右しかねない」といいます。

この問題について、詳しく解説しましょう。

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まずは動画で自分のスイングをチェック

年齢を重ね、体力が衰えてくると、ほとんどの人は前傾姿勢を維持するのが辛くなったり、筋肉や関節が硬くなってきて、体重移動や体の捻転がスムーズにできなくなってきます。その結果、今までのようにボールが上がらなくなったり、飛距離もガクンと落ち始めます。

衰えは一気に来るものではなく、徐々に忍び寄ってきますが、ボールを打っていて「今までと違う」と感じたら、自分のスイングを動画で撮影してチェックしたほうがいいと金谷プロはいいます。

金谷プロ　「そのときのチェックポイントは、自分のイメージと実際のスイングにギャップがあるかどうか。
自分自身では歯を食いしばって必死で振っているつもりなのに、動画を見ると何とも気の抜けたゆっくりすぎるスイングだと思ったら、クラブセッティングを見直したほうがいいかもしれません」