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パットの曲がるラインはどうやって打てばいい?プロ目線のヒントや心得的なことがあれば教えてください!

2023/04/12 ゴルフサプリ編集部 宮川岳也

ゴルフ場,グリーン

真っ直ぐならまだしも、曲がるラインになると途端にはずしまくる人は多いものです。そこで、プロがやっている曲がるラインの対処法を教えましょう。

ラインによって打ち方を変えるプレーヤーもいる

「ボクは若いころ、金子柱憲プロのキャディをしていたから、ジャンボ軍団の人たちと話す機会が割と多かったんです。そのころジェットさん(尾崎健夫プロ)は、フックラインはヒールめにあててフォローをちょっと押し込んで傾斜に負けないようにする、みたいなことを言ってましたね。それで、スライスはトゥにあてるとかも言ってました」

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「ジェットさんのようにラインによってあてる場所を変えたり、打ち方を変えたりする人もいるけど、ボクは変えないで打ってます。ボクが指導してる鶴岡果恋にも、そう言ってますね」

そう話すのは若手女子プロの鶴岡果恋、澁澤莉絵留のコーチで、関東ゴルフ連盟チームKGAジュニア技術担当コーチもつとめる重田栄作プロ

重田プロ 「変えても変えなくても、その人にとってカップインできる確率が高いなら、どっちでもいいと思います。でも変えなきゃいけないっていうときもあって、そのケースではボクもふだんとは変えて打っています」

フックラインよりスライスラインのほうが誰にとっても難しい

重田プロ 「そのケースというのが『速い横のスライスライン』。基本的にスライスラインは、フックラインより難しいんです。なぜかというとスライスラインは、ボールがだんだんカラダから離れていきますよね。このカラダから離れていくラインに打っていくのは、寄ってくるフックラインと違い。人間の本質として難しいものなんです。

カラダから離れていくスライスラインは、カップの左に打ち出さないとならない。真っ直ぐ飛び出したら一生入らない。終わりってことです。左に打ち出すのは、カップの左を見て打つということ。でも、これがまずできない。左じゃなくて、どうしてもカップを見ちゃう。そうなるとボールは右にはずれていくんです。

パッティングのストロークは、わずかですが楕円軌道。つまりショットと同じ。だから基本的にボールは、パットでもスライスしやすいんです。これが分かっていないと、右に曲がるお膳立てがすでにあるスライスラインを入れることはできないし、絶対にカップの左に打たないといけない理由が理解できるはずです」

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