山下美夢有や小祝さくらも使用！今までと同じフィーリングで使える軽量スチールシャフトが「ダイナミックゴールド85」だ！

軽いシャフトは“軟らかい”“曲がる”というイメージが一般的ですが、それは30年以上昔の話。当時は、ウッドもスチールシャフトが主流でした。スチールシャフトは構造的には鋼（鉄）でできたパイプですから、軽くしようとすると肉厚を薄くしなければならないので、軽くすると軟らかくなってしまいました。この頃のイメージが今も残ってしまっているということです。

材料の進化と加工技術の進歩で軽くても“しっかり”したスチールシャフトの製造が可能となって、今では95gのスチールシャフトが一般化しています。

とは言うものの、さらに軽くしようとすると、スチールではやはり“軟らかさ”や“頼りなさ”が顔を出すので、95gより軽いシャフトはカーボン、それより重いシャフトはスチールというのがこれまでの常識でした。

これが、現在ウッドはカーボンシャフト、アイアンはスチールシャフトが主流となっている理由と言えます。

（1）軽量なので自然とヘッドスピードが上がり、0.5～1番手の飛距離UPがのぞめる。
（2）スチールならではの重厚な打感と、低く抑えた球の打ちやすさも魅力。
（3）上下左右の球筋のコントロール性を持っているので上級者にもオススメ。

アイアン用シャフトに注目すると、95g以上はスチールが得意な重量帯、95g以下はカーボンが得意な重量帯となっていますが、同じ95gのスチールとカーボンを比較すると、スチールはトルクが少なく、しなりのフィーリングも “ねばる“感じになり、カーボンは弾き感が強く、トルクやしなりの量は大きくなっています。

近年、ドライバーシャフトの軽量化が進み、純正シャフトの重量は40g～50g台が主流です。これにマッチするアイアンシャフトの重量は80g台です。

そこで、これまでずっとアイアンにはスチールシャフトを使っていた人が、今までと同じフィーリングで使える80g台スチールとして誕生したのが「ダイナミックゴールド85」です。

スチールならではのトルクの少なさはもちろん、軽量でもしなり量を抑えながらダイナミックゴールドの“ねばり感”も維持しています。その結果、特に中・上級者がアイアンショットに求める、番手毎の飛距離の安定性と上下左右の球筋のコントロール性とソフトな打感を得ることができます。

アイアンショットでは、高い球より低く抑えた球を打ちたい場合の方が多くあります。軽量なのに低く抑えた球も打ちやすく、ブレも少ないことも「ダイナミックゴールド85」の魅力です。

2022年メルセデスランキング1位、パーオン率1位、平均ストローク1位の山下美夢有を筆頭に、小祝さくら、阿部未悠もダイナミックゴールド85を使用。

ドライバーシャフトは50g台、アイアンシャフトは85gのクラブセッティングが、国内女子ツアーでも主流になりつつある。

試打・関浩太郎（せき・こうたろう）
1974年生まれ、茨城県出身。アメリカで最新のゴルフ理論を学びながらミニツアーを転戦。帰国後はゴルフスタジオ「SEKI GOLF CLUB目黒」を主宰。多くのアマチュアゴルファーのサポートを行い、様々なゴルフメディアでも活躍している。