ダイワ「G-3チタンキャビティアイアン」ってどんなアイアン?
1990年代からステンレスボディ+チタンフェース、チタンボディなど軽くて強い素材を組み合わせた大型ヘッドアイアンが台頭してきました。
記憶に鮮明に残っているのは、1995年発売のダイワ「 G-3チタンキャビティアイアン」。
比重の軽いチタンボディにタングステンを埋めたヘッドで、現在のモデルと比べても遜色ない大型ヘッドです。4番からSWの8本セットで、定価¥360,000と価格も高くビックリ。当時の英知と素材が詰め込まれたモデルでした。
4番アイアンでロフト22°の設定と、ストロングロフトのアイアンとしても話題になりました。
シャフト重量は55g、5番アイアンの総重量は331gと軽く、大型、軽量、ストロングロフトと3拍子揃ったモデルとして大ヒットしたのです。
2000年にダンロップからツアースペシャル ゼクシオ(初代)が発売!
(写真/ゴルフトゥデイ編集部)
3番からSWの10本(定価¥220,000)が発売され、話題となりました。
ロフトは3番アイアンで20°、4番アイアンで23°、5番アイアンで26°。シャフト重量は63g、5番アイアンの総重量は360g。ダイワのG-3チタンキャビティアイアンと大きさや軽さ、ストロングロフトで並ぶことはありませんでした。
この差は使用素材にあります。価なチタン素材を豊富に使い、贅を尽くす仕様のモデルは、現在の価値観とは異なる時代背景もありました。
時代の変化に伴い移りゆく中古市場の昨今
バブル期時代は、「アイアンセットを40万も出して買ったんだよ!」と、高額であることを自慢する時代でした。しかし、バブル経済が崩壊してデフレになると、「こんなにいいモデルなのに5万で買えたんた!」と、安くていい物を自慢する時代へと変化してきました。
インフレとデフレの関係は需要と供給のバランスでできていますが、2023年現在は物価は上がっている(インフレ)ものの、景気はよくならない状態にあります。
本物志向になりつつあるゴルフ市場は、インフレ状態
●インフレ=「物」の価値が上がり、貨幣の価値が下がる
●デフレ=「物」の価格が下がり、貨幣の価値が上がる
現在のゴルフ市場は高くてもいい物が売れ、希少性の高い物が値上がりするインフレ状態!ホンモノの価値を求めるゴルファーが増えています。
これは、非常にいい傾向であると私は感じております。物を大切にして受け継いでいく、このような考え方がゴルファーに浸透しつつあるのですから。
不要な物は正当な価値で売る(売却)
自分に必要な物だけを買う(購入)
このような傾向が、中古市場で好循環を生むと考えられます。
話は戻りますが、現行モデルのゼクシオ12の5番アイアンは、ロフト22°。現在は、3番アイアンから揃える概念がないので、つまり2番手違うことになります。一昔前と比べると4°~6°、ストロングロフトになっているのです。
こんなにロフトが立っているとうまく打てないのでは?という不安を払拭するように、メーカーは大型化やデザインを工夫することで、ゴルファーの視覚的な印象をうまく調整しています。
以前にもお話しましたが、視覚=見た目でうまく打てる気がしないな…というゴルファーの不安を、クラブデザインによって慣れさせているのです。
トゥが高いモデルからトゥが低くフェースが面長なデザインのモデルなど、自分のスイングイメージに合ったモデルを選ぶことが重要です。
●打ち込むようなイメージ=トゥが高いモデル
●横から払うようなイメージ=面長なフェースでトゥの低いモデル
このようなデザインを選ぶことで、テークバックの軌道のイメージもしやすくなります。
大型!ぶっ飛びアイアンのおすすめは!
大型・軽量アイアンの優等生は「ゼクシオ」
(写真/ゴルフトゥデイ編集部)
素材:SUS630ボディ+高比重タングテンニッケルウェイト+チタンフェース
ロフト7番:28°
中古販売相場:¥87,800~¥57,800 5本(税抜)
とにかく飛びを求めるならヤマハ「インプレス UD+2」
(写真/ゴルフトゥデイ編集部)
素材:AM355、SUS630
ロフト7番:25°
中古販売相場:¥57,800~¥36,800 4本(税抜)
初心者にはテーラーメイド「SIM2 MAX OS」
(写真/ゴルフトゥデイ編集部)
素材:17-4ステンレス、431ステンレス
ロフト7番:25.5°
中古販売相場:¥49,800~¥31,800 5本(税抜)
\それでは、あなたのゴルフライフに!Good luck!/
文・中山功一(ナカヤマ コウイチ)
かつてはフェスティバルゴルフでゼネラルマネジャーを務めるなど、中古クラブ業界に携わって約30年。ゴルフ雑誌での連載、中古ゴルフクラブ関連の著書も多数。テレビ東京系列「なんでも鑑定団」にも鑑定士として出演。




