PW、AW、SWの使い分けは?
メーカーによって呼称が違う場合もありますが、アイアンセットにはPW(ピッチングウェッジ)、AW(アプローチウェッジ)、SW(サンドウェッジ)が入っていることが多いです。みなさんはグリーン周りの30ヤード以内のアプローチで、どのように使い分けていますか?
PWはほとんど使わず、グリーン周りのアプローチはAW、バンカーはSWと決めてプレーしている方もいるかもしれません。また、グリーンに近づいたらSWとパターの2本しか持って行かない方もいると思います。でも、せっかくPW、AW、SWの3本があるなら、グリーン周りのアプローチで使わない手はありません。
例えばSW1本だけでグリーン周りのアプローチをしようとすると、いろいろな打ち方を習得する必要があります。しかし、練習量が少ないアマチュアゴルファーが1本のクラブでアプローチを打ち分けるのは、そもそもハードルが高いものです。
PW、AW、SWはロフト角がそれぞれ違うので、これら3本を使い分ければ同じ振り幅で打ってもキャリーとランの距離が勝手に変わり、アプローチが簡単に打ち分けられるようになります。例えば、同じヒザからヒザの振り幅でアプローチした場合、使うクラブによってボールの高さ、着地してからの転がりに差が出ます。
● ボール高さ:SWが最も高く、AW、PWの順で低くなる
● 着地後の転がり:PWが最も転がって、AW、SWの順でランが少なくなる
1本のウェッジでフェースを開いたり振り幅を変えるよりは、クラブを変えたほうがアプローチのバリエーションを簡単に増やすことができます。ゴルフ場のアプローチ練習場でPW、AW、SWを同じ振り幅で打ち比べし、ボールの高さやキャリーとランの距離がどのように変わるか確認してみると、ラウンド中に自信を持って使い分けることができるようになります。
バンカーではSWを使うと決めている方もいるかと思いますが、30ヤード近いバンカーショットではAWを使ったほうが距離を簡単に出すことができるので、一度試してみてはいかがでしょうか。
打ちたいアプローチによってクラブを使い分けることもできる!
グリーン周りの30ヤードのアプローチをイメージした場合、大きく4種類のアプローチがあります。
<難易度の高い順>
(1)ロブショット(ボールが高く上がり、スピンをかけて止めるアプローチ)
(2)ピッチショット(ボールが柔らかく上がって、少し転がるアプローチ)
(3)ピッチ&ラン(キャリーとランが半々ぐらいのアプローチ)
(4)チップショット(少し飛んで、あとは転がすアプローチ)
アプローチの使い分けは、グリーンのエッジからピンまでの距離で決めます。
エッジからピンまでの距離が近い場合、アマチュアゴルファーにはロブショットの難易度が高いので、(2)ピッチショットが主な選択肢です。
(3)ピッチ&ランは、エッジから少し距離がある場合にキャリーでエッジの先に落として、ランでピンまで転がせるような時に使います。
(4)チップショットは、ボールがグリーン周りにあって少しだけキャリーでグリーンオンさせて、あとはランで転がせるような場合です。
難易度順から考えると、アプローチを選択する時はチップショットの確実性が高く、チップショットができなければピッチ&ラン、ピッチ&ランができなければピッチショット、という順番で考えるとアプローチのミスを減らすことができます。アプローチを打ち分けるために使うクラブは下記です。
(1)ロブショット:SW
(2)ピッチショット:SWまたはAW
(3)ピッチ&ラン:PW
(4)チップショット:全てのクラブ
ここに記載しているクラブはあくまで一般論です。
SWまたはAWでピッチ&ランのアプローチを打つと、キャリーとランの割合が変わり、アプローチの距離感を調整することができます。さすがにロブショットをPWで打つことはかなり難しいのですが、ピッチ&ランとチップショットはクラブを変えるだけでいろいろな距離感を打ち分けることができます。
PW、AW、SWという表示ではなく、ロフト角を確認する必要がある!
各メーカーのアイアンのストロングロフト化が進んだことで、同じPW、AW、SWでもロフト角が大きく変わっています。
アマチュアゴルファーに人気のゼクシオシリーズのアイアンでも、ゼクシオ クロスとゼクシオ 12ではPWのロフト角に5度の差があります。ちょうどゼクシオ 12の9番アイアンのロフト角が37度で、ゼクシオ クロスのPWと同じになっています。ゼクシオ クロスには、AWとSWのロフト角の差が大きいのでDW(デュアルウェッジ)が用意されています。
| PW | AW | DW | SW | |
|---|---|---|---|---|
| ゼクシオ クロス アイアン | 37度 | 43度 | 49度 | 56度 |
| ゼクシオ 12 アイアン | 42度 | 48度 | ー | 56度 |
飛び系アイアンの進化により、アマチュアゴルファーはアイアンの飛距離を簡単に伸ばすことができるようになりました。ただ、これまでのクラブセットより同じPWでも1番手はロフト角が立っていますので、PW以降のウェッジの本数を増やす必要にも迫られています。
私はPINGのi500のアイアンを使っています。PWはのロフト角は44度ですが、それ以降に単品ウェッジの50度、54度、60度をキャディバックに入れてラウンドしています。グリーン周りのアプローチの時は、単品ウェッジ3本とパターの中からクラブ選択をほとんど行っています。
みなさんもPW、AW、SWの表示だけではなく、クラブのロフト角を確認したうえで、クラブセッティングを考えるようにしたほうがいいと思いますよ。
それでは、これからも引き続きアマチュアゴルファー目線で役立つ記事を投稿できればと思っていますので、次回の投稿を楽しみにお待ちください。
もう少しでシングル(ペンネーム)
東京都内在住の40代のサラリーマンゴルファー。2011年にゴルフを始め、現在のJGAハンディキャップは5.4。2020年にはヘッドスピードアップにチャレンジし、42.4m/sからスタートし、61.0m/sまでアップ。2020年からシングルプレーヤーになる過程を記録するために、ブログ「シングルプレーヤーへの道は遠い?」を運営(https://low-handicapper.com/)




