バンカーレーキの正しい扱い方、知ってる?バンカーへの入り方、砂のならし方、レーキの置き方
知らないと恥をかくゴルフのルール&マナー
バンカーから無事脱出。ホッとひと息ついて次のショット(パット)に向かうわけですが、その前に大事な仕事が…。そう、バンカー整備です。ご存じのようにバンカー周辺にはそのための道具“レーキ”が置いてありますが、その正しい扱い方、ご存じですか?
バンカーに入ったら入口を探し、そこにレーキを置いてバンカーへ
バンカーに入れてしまうと、ほとんどの人がガッカリするはず。さらにボールのところに行き、シューズ跡の中にボールがあったりするとめちゃくちゃショックですよね。
後続プレーヤーにはそんな悲しい思いをさせないためにも、バンカーから脱出したらきれいに砂をならしておくというのが、最低限守らなければいけないマナーです。
しかし、アマチュアゴルファーの中にはその気持ちはあっても、砂をならすレーキを使い方がよくわかっていない人もいるようです。そこで今回は、正しいレーキの扱い方を紹介しましょう。
まず、バンカーに入ったら入口を確認します。
●バンカーの入口とは…アゴが低いところで、ボールのあるところから近いところ
高いところから入ると砂が崩れるので、多少ボールから離れていても、必ず低いところから入るようにしましょう。そして入口を見つけたらそこが出口にもなるので、その付近にレーキを置いてバンカーに入ります。
打ったボールがレーキの横に!レーキを動かしたらボールが動いたのでリプレース。でも斜面でボールが止まらず…って時はどうすりゃいい?
“ルール”というと「やってはいけないこと」というイメージがありますが、実は知っていると得することもたくさんあります。今...
ギザギザで荒ならしをして、平らな面で表面を整える
次に、砂のならし方について。レーキにもいろいろ種類があるのですが、ゴルフ場でよく見かけるのは片側がギザギザになっていて、もう片側が平らになっているタイプ。
(1)最初にギザギザのほうで、全体的に表面を掻くようにならしていきましょう。深く掘りすぎると砂の量が変わってしまうので気をつけて。
(2)そのあと平らなほうを使って、表面をやさしくなでるように整えたら砂ならし終了。ギザギザで砂をならし、平らなほうで表面をツルツル(とまではいきませんが)にするというのが正しいならし方です。
正しいならし方の詳細
なお、ならす時は押してから引くというのが正しい使い方。凹凸を一度崩したあと、奥にたまった砂を引き戻して平らにするというのがきれいにならすコツです。
また、スタンスやボールを打ったあとの凹みをならしたら、出口のほうに後ずさりしながら“押し引き”を繰り返しましょう。
そうすれば、入口からボールまでの足跡も消すことができます。
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