今よりもっと飛ばしたいけどスイングの見直しに踏み切れない…それなら“令和型フォロースルー”を試してみて!
ゴルフクラブにトレンドがあるように、スイングにもトレンドがあります。令和のいまはフォロースルーが変化しているらしいのです。そこで、より飛距離アップが期待できると評判のフォロースルーについて、重田栄作プロに話を聞きました。
もっと飛ばしたい!でもどうすればいいかわからない…
それならフォロースルーに着眼しよう!
「あと10ヤード。いや、あと5ヤードでいいから飛ばしたい…」こんな気持ち、ゴルファーなら誰にでもあるはずです。しかし、飛距離アップってそう簡単には手に入らない。飛ぶと評判のドライバーやシャフトに買い換えても思うほど飛距離が伸びていない、なんてことはよくある話です。
道具を変えても結果が出ないとなると、やはりスイングを見直すことが必要。これは自明の理でしょう。とはいえ、根本的にスイングを変えるとなると時間もかかるし、成功するか否かも不明で、いまいち踏み切れない…。
「いったい、どうすればいいんだろう…?」こんなモヤモヤした思いを持っている人は“フォロースルー”に着眼し、この部分の改造に取りかかるのがおすすめです。
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フォロースルーには昭和・平成型と令和型の2タイプがあり、令和型が増えている
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アームローテーションが大きく、ヘッドがしっかり返る昭和・平成型の(A)
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カラダをしっかり回し、ヘッドを押すように動かす令和型の(B)
フォロースルーは基本的に2つのタイプがあります。上の写真、(A)と(B)です。
(A)昭和・平成型
(B)令和型
少し前までは名前の通り、(A)のフォロースルーが主流でした。しかし、今はメジャーチャンピオンのJ.スピースやB.ケプカなどが行っている(B)が増えています。
こう話すのは狭間世代の人気女子プロ・鶴岡果恋のコーチで、関東ゴルフ連盟チームKGAジュニア技術担当ヘッドコーチも務める重田栄作プロ。
重田プロ 「近年、(B)のフォロースルーが増えているのは、このほうがボールに伝わるチカラが強く、また大きいので飛距離がアップするからです。これは弾道計測機器のデータで証明されています。ですので、ボクは(B)のフォロースルーをアマチュアの方にもおすすめします。
実際にボクもこのフォロースルーですし、鶴岡果恋選手、そしてKGAジュニアのみんなにもこのフォロースルーを教えています。ハイハンデのアマチュアからシングルプレーヤーまで、一般的なアマチュアゴルファーは昭和・平成型の(A)でも何も問題ありません。
例えば、フォロースルーのエラー動作の代表といえるチキンウィングの人が、Aのフォロースルーを身につければナイスショットの可能性が広がると思います。ただ、これからゴルフをはじめる人やスイングを変えて良くしたいという人は、(B)を目指してほしいですね」
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