ツアープロがシーズン中に替えちゃうのも納得!ヤマハ「RMX VD」ドライバーを試打したら、どのモデルも完成度が高くて迷っちゃう
野村タケオのゴルフ実験室
みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。
僕はプロが使うクラブってめちゃくちゃ気になっちゃうタイプなんです。特に新製品とかで、プロがすぐに実戦投入したクラブは特に気になる。だって、それって間違いなく良いクラブに仕上がってるってことですから。実はヤマハから新しい「RMX VD」シリーズが発表されたのですが、すぐにプロが使って優勝したりしているんですよ。これは気になって仕方がないですよね。ってことで「RMX VD」の新しいドライバー3種をお借りして、コースで試打してきました!
<取材・文・写真提供 ゴルフバカイラストレーター 野村タケオ>
ヤマハ「RMX VD」シリーズ!ツアーでプロが使用して続々と優勝を飾っている
今回発売された「RMX VD」のドライバーは「R」、「M」、「X」の3種類。「RMX 」の3文字を取っているんですね。で、いわゆる上級者向けと言われる操作性の高いアスリートモデルの「R」から徐々に優しく使える順に「M」→「X」となるわけです。
ヤマハの新モデル「RMX VD」のドライバー、FW、UT、アイアンが誕生!全てのアスリートゴルファーを高パフォーマンスへ
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新しい「RMX VD」のドライバー、すでにプロが使用してツアーで優勝を飾っています。
藤田寛之プロが「RMX VD/M」ドライバーを使用して日本シニアオープンゴルフ選手権で優勝。そして神谷そらプロも「RMX VD/M」ドライバーを使い、日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯に優勝しています。今平周吾プロは「RMX VD/R」ドライバーにチェンジしています。
この3選手はドライバーだけでなく、シーズン中にもかかわらずアイアンも新しい「RMX VD」シリーズにチェンジしているんですよ。実はアイアンもとてもいい出来なのですが、残念ながら今回はドライバーの試打だけです。
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「RMX VD」シリーズのドライバー性能
新しい「RMX VD」シリーズのドライバーは、フェース下部を肉厚にすることでたわみをコントロールし、最も初速の出るたわみエリアの中心をフェースセンターの少し上に移動しました。そのことでスピン量と打ち出し角が最適化されるフェースセンターの少し上に、最も初速の出るポイントも揃うことになります。
”飛びの三要素”と言われる初速・スピン量・打ち出し角が最適化されたことで、さらなる飛距離アップを実現しているんです。また、ゴルファーがそのフェースセンターの少し上で無意識に打てるように、クラウン形状が設計されています。
新しい「RMX VD」シリーズは、スリーブも新しくなっています。前作までのスリーブよりも軽量化することで余剰重量を生み出し、各モデルに必要な重心配分が可能になり、さらなる低重心化に成功しています。またロフト可変幅も±2度に拡大し、プレーヤーの打ち出し角を最適化することで最大飛距離を生み出せるようにしています。
「RMX VD/R」を試打してみた!
まずはヘッドが小さめのアスリートモデルである「R」を打ってみました。
ソールを見ると、かなりフェース寄りにトゥ・ヒール方向にウェイトを動かせる溝があります。このウェイトを動かすことで重心距離をコントロールすることができ、ヘッドの操作性がかわるんですね。
構えてみると、ネック側が少しシェイプされていて洋梨っぽいとてもいい形です。445ccと少し小さめで、個人的には操作性が良さそうで好きです。カーボン素材が少し透けているようなクラウンは少し丸く盛り上がっているような感じです。この盛り上がりのおかげで、フェースセンターの少し上でインパクトしやすくなっているということです。
● 打感:打ってみるといかにも重心が前にある感じで、ゴツっと詰まったような打感。しっかりパワーが伝わる感じがする。
● 打音:低めで金属音が少なく、上級者好みの音。
● 弾道:少し低めで前に行く感じ。
● スピン量:少ない。
ヘッドの操作性は高く、上級者であれば弾道を打ち分けることはできると思います。
捕まえようと思えばつかまりますが、勝手につかまるヘッドではないのでスライサーには厳しそう。やはりオートマチックに打てるヘッドではないので、ある程度の技術は必要でしょうね。僕は打感や打音、スピン量の少なさなどかなり好きなタイプのヘッドですが、1ラウンド使うとなるともう少し優しさが欲しくなっちゃいますね。
次ページ:次に「RMX VD/M」と「RMX VD/X」を打ってみた感想
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