TOP メニュー
ゴルフギアにお悩み
クラブ選び
ツアープロがシーズン中に替えちゃうのも納得！ヤマハ「RMX VD」ドライバーを試打したら、どのモデルも完成度が高くて迷っちゃう

ツアープロがシーズン中に替えちゃうのも納得！ヤマハ「RMX VD」ドライバーを試打したら、どのモデルも完成度が高くて迷っちゃう

野村タケオのゴルフ実験室

2023/10/25　ゴルフサプリ編集部　野村タケオ

「RMX VD/M」を試打してみた！

次に真ん中の「M」です。

ソールのウェイト調整は「R」とは違い、縦方向に動かせるようになっており、重心の深さが調整できるわけです。これにより弾道の高さやスピン量を調整できるんですね。構えるとこれまたいい形をしています。ネック側のシェイプは「R」よりも少なく、僕はこっちのほうが落ち着く形です。つかまりそうなイメージはあまり湧かないですね。

● 打感：少し柔らかめながらフェースの弾きを感じます。
● 打音：少し金属音のする音ですが、反響は少なめ。もう少し落ち着いた音のほうがいいかなと思った。
● 弾道：中高弾道という感じで、特に上がりやすいわけではなく、ロフトなりに上がってくれる感じ。
● スピン量：少なくなりすぎる感じもなく、安定して飛ぶ弾道。

つかまりのいいヘッドではないと思いますが、ドローヒッターもフェードヒッターも自分なりの球が打ちやすそうに感じます。中級者から上級者まで、ロフトやシャフトを選べば色んなタイプのゴルファーが使えそう。

途中でスライドウェイトをフェース側に動かしてみました。重心深度を浅くしたということですね。神谷そらプロもウェイトを前にしているそうです。

これね、僕は気に入りました。打ち出しが少し低くなって、スピン量が減ります。打感も少ししっかりして、打音も低くなります。僕が使うなら間違いなくこの位置ですね。「M」はとても扱いやすく、どんなゴルファーも使えるタイプのドライバーたと思いました。中級者から上級者まで使えるし、ある程度オートマチックにも打てて、操作もできる。かなり完成度の高いモデルだと思います。

ヤマハ「RMX VD Mドライバー」は100切りから70台までイケる１本！細かなアジャストが可能で幅広いゴルファーにおすすめ

クラブフィッターでクラフトマンのゴルフライターの小倉勇人（通称：おぐさん）が、巷で話題の最新モデルや人気クラブを試打...

あわせて読みたい

「RMX VD/X」を試打してみた！

最後に「X」を打ちました。

これは一番大きく見えるヘッドですが、形状的には綺麗です。当然ながら慣性モーメントは3つのヘッドの中では一番大きくなっています。ヘッド後方に付いているウェイトは4つのポジションに動かすことができ、つかまり具合を調整できます。ウェイトを動かせる範囲が広いので、けっこう効果が出そうです。

打ってみると、かなりボールが楽に上がります。そして曲がり幅も少なく、初めてコースで打った球は、真っすぐに高弾道でフェアウェイど真ん中に飛びました。予想以上に高弾道だったので、飛距離はどうかな？と思いましたが、けっこう飛んでいました。

● 打感：少しだけ柔らかめで、弾き感も少しある。
● 打音：そこまで高くなく、いい感じの音。
● スピン量：少なくなりすぎず、つかまりは3つのヘッドの中でこれが1番。

ただ、ウェイトをドローポジションにしなければ、つかまり過ぎるってことはなさそうです。やはりこれが1番やさしくて打ちやすいですね。

シャフトも純正でしたが、これが丁度いいしなり具合で打ちやすかったです。なるべくオートマチックに真っすぐ高弾道が打ちたい人にはこのモデルがいいでしょうね。ヘッドスピードが少し遅めの人にもおすすめ。

僕は「M」がいいかな～と思っていましたが、打ってみるとこれでもいいのかな～と迷っちゃいました。

最後に

ヤマハゴルフの新しい「RMX VD」シリーズのドライバー3種をコースで打ちましたが、それぞれに特徴があってとてもいいと思いました。これなら自分の好みのものを選びやすいんじゃないでしょうかね。

ただやっぱり「R」は一般ゴルファーにはちょっと厳しいと思いますが。どのモデルもとても良くできているし、プロがシーズン中に替えちゃうのも納得できます。みなさんもぜひ試打してみてください。