トッププロ絶賛!オデッセイ「Ai-ONEシリーズ」パターは、欠品する前に購入することにした
23年連続プロゴルフの世界で使用率・勝利数ともにNo.1!オデッセイのニューパター「Ai-ONE」
トラックマンでAi-ONEの性能を検証
AIフェースを採用したパターは、どのくらい打点のズレに強くなっているのか?令和の試打職人・石井良介にはトラックマンを使って、打点別の弾道を調べてもらった。
打点が15ミリ外れても、同じスピード感で真っすぐ転がった
(1)マルチストロボ使って、軌道を一発撮りした写真
PGAツアーの選手がテスト段階からミスヒットの強さを絶賛する「Ai-ONEシリーズ」。開発担当のエリックは「従来のパターに比べて、約21%カップに近づくようになった」と語っていたが、実際に打点がズレたときにはどのような結果が出るのか?
今回はトラックマンを使って石井良介に「Ai-ONEパター」の性能を検証してもらった。
距離は10メートルで、形状はミスヒットにシビアなブレード型の「Ai-ONE #1」を使って調べた。まずはセンターヒットについて、「私は『ホワイト ホット OG シリーズ』を使っていますが、『Ai-ONE』の方が転がりが良くて距離が出ます。それと順回転に入るまでの距離がすごく短い。
トラックマンでは【スキッド ディスタンス】という順回転になるまでの距離を計測できるのですが、「Ai-ONE」だと約1.5メートルで順回転になっています。コースで打ったときは、グリーンの芝に吸いつくような感覚でした」
次にわざと打点をヒール側、トゥ側に10~15ミリ外して打ったときのボールスピード、飛距離を計測。
「まず驚いたのが本当にボールスピードが変わらなかったこと。パターで1センチ以上(10ミリ)外すのはかなりのミスヒットですが、それでもボールスピードがほとんど変わらず、飛距離も約50センチ前後しかズレていません。ロングパットからの3パットが格段に減ってくれると思います。」
「トゥ側ヒットで、ここまでボール初速が落ちないのは驚異的な結果です」
特に石井が感動していたのがトゥ側で打ったときのスピードと距離だった。
「従来のパターでもヒール側はネックがあるので、5ミリくらいヒール側に外しても極端にスピードが落ちることもなく、短い距離ならカップインしてくれます。でも、ブレード型のパターでトゥ側に外すとフェースも開いてしまいスピードも落ちます。だからショートして右に外す確率がかなり高い。
でも、『Ai-ONE』はトゥ側に15ミリ外したときでも、ボールスピードは0.2m/s前後しか落ちてません。これは驚異的な性能です」
トラックマンの数字でも証明されたミスヒットの強さだが、現場で打球の転がりを見てもオフセンターヒットしたときにボールが真っすぐに転がっていた。
ちなみに上部の写真(1)は合成ではない。マルチストロボという特殊な照明を使って、打点を約15ミリズラした軌道を一発撮りした写真。ボールのセンター部分にある「CHROMESOFT X」の小さい文字が真っすぐに回転した完璧なストレート軌道だった。
トラックマンについて
トラックマンはショットだけでなく、パターにも対応。【クラブスピード】【ボールスピード】だけでなく、パター特有のデータとして【ロール】【スキッドディスタンス】などの数字が計測できる。
トラックマンの弾道データ
「スピードだけでなく、“転がり”が一定だから、プロからの評価が高い」
センター、トゥ側、ヒール側の弾道データを調べるとボールスピードや距離だけでなく、ボールの回転もほとんど同じだったことがわかった。
石井は「トゥ側、ヒール側に約15ミリくらいズラしてもボールの回転がほとんど変わっていない。トラックマンの項目で言えば【ロールスピード(ボールが回転しはじめたときのスピード)】や【スキッドディスタンス(ボールが順回転するまでの距離)】もほぼ同じ。
言葉で説明すると難しいのですが、感覚としては転がり方が同じ。プロの評価が高かったのは、この転がりの安定性も評価されたからだと思います」
石井良介(いしい・りょうすけ)
1981年生まれ。日本大学出身。
15歳からゴルフをはじめて、2007年にPGAティーチングプロに。ゴルフ雑誌、ゴルフ番組などで活躍し、令和の試打職人と呼ばれる。
自身のYouTube「試打ラボ しだるTV」は総再生回数9000万を超える大人気チャンネルになった。
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