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トッププロ絶賛!オデッセイ「Ai-ONEシリーズ」パターは、欠品する前に購入することにした

23年連続プロゴルフの世界で使用率・勝利数ともにNo.1!オデッセイのニューパター「Ai-ONE」

2023/11/04 ゴルフサプリ編集部

ODYSSEY Ai-ONE

オデッセイがパターに革命を起こしたのは2000年。ウレタン素材を使用した「ホワイト・ホット」が世界中で大ヒット。この発想は創業者イリー・リーブス・キャロウェイのアイデアだった。あれから20年以上が経過した現在でも、オデッセイは世界No.1パターとして君臨。そして今、オデッセイはAIを使ったパターで新しい革命を起こそうとしている。

GOLF TODAY本誌 No.618 特別付録より
取材・構成・文/野中真一 撮影/相田克己 PMT 西本政明
Masters Tournament USGA Getty Images

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ODYSSEY Ai-ONE
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創業者イリー・リーブス・キャロウェイの「ボールのカバーと同じ素材をフェースに試してみたらどうだい」というひと言から開発がはじまった「ホワイト・ホット」。当時のイリー氏は70歳を超えていたが、AIフェース開発のキーマンは次世代を担う若き技術者だった。

2015年にインターンとしてキャロウェイゴルフにきたエリック・スチューベン。翌年、正式に入社してR&D(研究開発部門)のパター部門のエンジニアとなり、現在はパター部門のマネージャーをつとめている。

オデッセイのAIパターの開発においては立ち上げの段階から関わってきたキーマンである。インタビュー中に開発で何が一番大変でしたかと質問すると「沢山ありすぎて、一番は難しいね(笑)」と語っていた。

「ドライバーでAIフェースができたプロセスをみていて、他のクラブでもおそらくできるだろうと思いました。ただ、当時はAIでパター用の開発をするセットアップがありませんでした。ドライバーとパターは全く要素が異なります。ドライバーではボールスピードを最速化する条件をAIにインプットしていましたが、パターでは安定性や再現性が重要になります」

具体的にはどのようにAIを使いながらパターフェースの開発を進めたのか?

「最初はフェースを15分割して、ボールが当たる確率が高いエリアに注力して、ボールスピードや転がりを安定させる条件をAIにインプットしました。すると、AIが2週間計算してフェースのデザインを出してくれた。素材は一般的にパターのフェースに使われているステンレススチールを使いました。そこがスタートです」

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この過程でAIから提案があった。

「ステンレススチールの素材からはじめたのですが、AIから“もっと軽くて、たわみ量が大きい素材を選んだ方がいい”というメッセージが出ました。だから、次はアルミニウムでテストしたのですが、アルミニウムは軽くて軟らかすぎたので耐久性に問題があった。

次に試したのがチタン。チタンは軽いだけでなく強度もあったので、これは上手くいった。ただ、アルミニウムも諦めていませんでした。試行錯誤した結果、アルミニウムとウレタン樹脂を組み合わせるとたわみを出しつつ耐久性の問題もクリアできました

オデッセイは4年前からAIフェースを開発していた

ODYSSEY Ai-ONE

その結果、AIフェースを使ったパターは、アルミニウムとウレタン樹脂を使った「Ai-ONE」とチタン素材のインサート「Ai-ONE MILLED」2つになった。

両モデルともフェースの裏面が斬新な形状になっているが、それにはどのような効果があるのか?

「共通しているのは中央部分が縦方向に盛り上がっていて周辺を薄くしていること。実はパターはセンターを肉厚にした方がボールスピードが出て安定します。

そして周辺を薄くするとたわみ量が大きくなるので、オフセンターヒットのスピードが落ちない。AIとスーパーコンピューターが出した答えがこの独特な形状です」

はじめてAIフェースのサンプルが完成してテストをしたときは、興奮するほどの手応えを感じたそうだ。

「最初のサンプルが上がってきて、ロボットテストやヒューマンテストですごいパフォーマンスが出ました。私もエキサイティングな気分になって、急いで社内の上層部や関係各社に出す資料を夜通し作りました」

プロゴルファーのテストがはじまると、その手応えが確信に変わった

「昨年の11月に最初のプロトタイプを、PGAツアーの選手にテストしてもらいました。その段階ではフィーリングと音の感想を聞ければいいと思っていたのですが、AIフェースに興味を持ったプロは自分がよくミスする打点で打ち始めた。そして、明らかにミスヒットしたときの転がりが良くなっていると感心していました」

選手からの評価が高かった要因はどこにあるのか?

打感、そしてタテ距離のコントロールが優れていたことです。芯を外してもほとんどスピードが落ちずに狙った距離まで転がった。これはAIがなかったら成し遂げられなかったと思います。もしかすると10年後、20年後にはできたかもしれませんが、かなり先の話です。その領域のパターを2023年に完成させたことが革命的だと思います」

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Ai-ONE

Ai-ONE

「Ai-ONE」のインサートはアルミニウムとウレタン樹脂を組み合わせたもの。
中央部分にある台形型の盛り上がりはAIデザイン。

Ai-ONE MILLED

Ai-ONE MILLED

6-4チタンのミルドインサートを採用した「Ai-ONE MILLED」。AI設計により、フェースの裏面には幾何学的な隆起がある。

Eric Stubben

Eric Stubben(エリック・スチューベン)
Callaway Golf
R&D Putters Manager
(キャロウェイゴルフ R&D パター部門 マネージャー)

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