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突発シャンクは『手をカラダの近くに通す』で一発解消!丁寧に当てようとし過ぎると手はカラダからどんどん離れますよ!

兼濱開人が解決してきた『生徒さんからの相談が多いゴルフの悩み』Case:02

2023/12/24 ゴルフサプリ編集部

兼濱開人

アイアンでグリーンを狙ったショットが突然シャンク。ボールは急角度で右に飛んであわやOB。こんなミスが二度三度続くと癖になってシャンク病が重症化。経験が浅いゴルファーだけでなく、いつもは80前後で回れる人でもそんな悩みを訴えるケースが少なくないという。シャンクの一発解消法とは?

構成/三代 崇 写真/相田克己 協力/学芸大ゴルフスタジオ

アイアンの突然のシャンク、手をカラダの近くに通すだけですぐに止まった!

きっちり当てようとして手元がカラダから離れるのが一番の原因

シャンクはダフリやトップなどとはちょっと違って突発的に出るから怖いですよね。精神的なショックが尾を引いて「また出るんじゃないかな」と怖がって打つと恐る恐る打つとまたシャンクに。

シャンクはクラブヘッドのネックの近くに当たって目標よりも大きく右に低い角度で飛び出していくミスですが、どうしてシャンクが出てしまうかというとボールに対してフェース面をキッチリと当てようとするから。

つまり、フェース面への意識が強すぎるのです。フェアウェイの絶好のポジションだし、最高のショットを打ってピンの近くに乗せたい。そんな具合に欲を出すと丁寧に打とうとして、いつものスイングで振れなくなります。

フェース面ばかりに意識がいってボールに合わせるような打ち方になってはインパクトで手元が減速してしまいます。そのために手元が浮いてカラダから少し遠くなり、インパクトの打点がズレてネックに当たりやすくなるのです。

シャンクが突然出ることが多いゴルファーはフェース面への意識が強すぎる傾向がある。
シャンクが突然出ることが多いゴルファーはフェース面への意識が強すぎる傾向がある。
フェース面を丁寧に当てようとすると手元が減速し、カラダから遠くなりやすい。
フェース面を丁寧に当てようとすると手元が減速し、カラダから遠くなりやすい。
フェース面もカラダから遠くなるためネックに当たってシャンクが出る。
フェース面もカラダから遠くなるためネックに当たってシャンクが出る。

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打つ前に手元をカラダの近くに通す素振りを繰り返せばシャンクは出ない

突然のシャンクを徹底防止するにはショット前の素振りが重要です。フェース面はあまり考えないで、手元の通り道を意識して素振りを数回繰り返しましょう。

シャンクが出るのはインパクトで手元がアドレス時よりも遠くなり、そのためにフェース面の位置もカラダから離れてしまうわけですから手元がカラダから離れないようにスイングするのがコツです。

手元とカラダの間隔は、アドレスもインパクトも一緒なのが理想的なスイング。手元をなるべくカラダの近くに通すイメージでスイングすればインパクトで手元がアドレスの位置に戻りやすくなり、フェースも自然とスクエアに戻ってナイスショットが打てます。

ショット前の素振りは腰くらいの高さでもOK。右腰から左腰の高さまで振ったら、もう一度右腰の高さに戻してクラブを数回往復させる連続素振りが効果的です。インパクトエリアで手元を減速させないでテークバックとフォロースルーが左右対称形となるようなスイングをイメージしてください。

手元を減速させないといっても、手元をクラブヘッドよりもどんどん先行させるわけではありません。

厳密にいえばインパクト時の手の位置はアドレスよりも少し目標側のハンドファーストのカタチとなりますが、手はカラダからなるべく遠ざけないで近くにキープするイメージが大切です。クラブヘッドのスムーズな動きを妨げないためにも、手元がスイングのブレーキになってはいけないということです。

手元をアドレスの位置に戻すつもりでインパクトすることが大切なポイントだ。
手元をアドレスの位置に戻すつもりでインパクトすることが大切なポイントだ。
打つ前に腰くらいの高さの素振りで、手元をカラダの近くに通す感じをつかんでおこう。
打つ前に腰くらいの高さの素振りで、手元をカラダの近くに通す感じをつかんでおこう。
手元がカラダから離れなければフェースが自然にスクエアに戻り、シャンクが出ない。
手元がカラダから離れなければフェースが自然にスクエアに戻り、シャンクが出ない。
きちんと当てるより気持ちよく振り抜くことを考えればフェースの芯に当てやすい。
きちんと当てるより気持ちよく振り抜くことを考えればフェースの芯に当てやすい。


兼濱開人
かねはま・かいと
1990年9月11日生まれ、沖縄県出身。ジュニア時代から各大会で活躍。現在は学芸大ゴルフスタジオ(目黒区)のヘッドコーチとして多くのアマチュアレッスンを行う。整体師としての知識を駆使したカラダにやさしい生涯スイングの指導が定評。飛ばしを追求し、19年のドラコン大会で平均329ヤードを記録して優勝した経験を持つ。

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